表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
住所不定無職定収入 ニノ巻  作者: 安瀧時雨
1/1

街にて。

俺のふるさとが見えてきた。


15日目の長旅を終えて

俺は駅を後にする。


実家はもう売られて無い。

両親は大陸の南に住んでいる。


産まれた土地に逢いにきたのだ。

レンタルバイク屋でバイクを借り

小町通りを降りていく。


南城下町の商店街によって

夕飯の材料を買う。


今日の寝床は金がないから、

民泊にする。


ちょっと小遣い稼ぎに

伝言板でも見るか…


「デザイナー募集とアヤカシ退治…小さな子供のお守り…かな。

猫の飼い主か…。」

一つの案件日本円だと、5000円

くらいだ。

一か月暮らせるな。

「全部やってみんか?」


突然女の子が口を出した。17歳くらいだろうか。

「やってみんかって…お嬢ちゃん

働くの俺だよ?」

「あたしも手伝うから!」

「そのかわり5割ちょーだい」

ニンマリと笑う女の子。

「ダメですね」

「じゃあ4割!…3割でいいから!」


「3割くらいならいいよ。」


日雇いの受付に向かい

QRコードを発券してもらい。

精算してもらう。

先払い制なのだ。

「あたしの取り分!」

6割取られた。フッフッフ

よく見てみぃ。

「おもちゃ銀行券?」

「ひどぉーい!」


俺の話しはそんなとこ

ではまた。





評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ