恐ろしい事実
やっちゃんの計算では
30万人の旅人が生活する異世界
そのうち日本人の人口率は60億分の1億、要するに60人に1人は日本人のはず。
30万人中5000人は日本人である可能性が高い。
あの世界に5000人もいるんだ!!
6つの大陸があってそれぞれに大きな帝国がある。と言っても大陸1つは魔族領だから5つの帝国だな。
その中の1つの帝国の人々が殺害されたとして30万のうちの5分の1は殺害されている可能性がある。
まぁそうだね。均等にバラけていると考えればだけど。
30万のうち6万が今欠員中。ならば、当たる可能性もあるんじゃないかな?と。
「6万もなくなっているのに全然ニュースにならないけどなんで?」
たしかにそうだ。6万もの人がいなくなればさすがに周りが騒ぐだろ。
「最近話題のニュース知っています?変死体が世界各地に出ているっていうやつ。」
あぁ、何かの特番でやってたな。凄い遠くの国で発見されたり、殺され方が不明だったりするっていうやつだろ?(注:最初のお話です)
「あれ、実は死んだ旅人なんです。異世界の各地に散らばっている旅人がその離れた土地で死ぬとその土地に応じた地球の場所で発見されるんです。だからシュフラ帝国で死ぬとC国で発見されます。C国は情報を隠すことが多々ある国なのでそんな隠蔽はお家芸と言ってもいいと思います。死人を出ても隠せば出なかったとこにできる。そんな国がC国なんです。」
なるほど、C国で出た死体だから隠蔽してしまえるってことだな。6万も死んでも隠してしまうなんて恐ろしい国だ。
「じゃぁ、C国では銃で撃たれた他殺死体がいっぱい出たってこと?」
「多分そうなっていたでしょうね。」
シュフラ帝国にどれだけの人がいたのかはわからない。旅人以外にもたくさんいたはずである。それを平気で皆殺しにする国。そんな国がこの地球上にあると思うと嫌悪感しかわかない。
「凄い怖い顔しているけどさ、A国だって同じようなもんだぞ。民主主義を謳っているが自国第一主義という点はC国と変わりない。まぁ虐殺なんてことまではしないが兵士を送り込んで鍛えているっていう話は聞いている。我が国の上層部はわかってはいるが指摘しないだけだからな。」
A国もか・・・。友好国というだけでいいイメージがあったけどそうでもないのかな?
「A国、C国ばかり言ってしまったがどこの国も同じようなことをしようとしている。我が国も一応トンネルは繋がっているからな。そこに行くことを許可しないだけであって。今ではG国やE国も、K国やR国もこぞってトンネル開けようとしている。それを必死で邪魔しているのが管理者たちなんだけどな。」
管理者頑張っているんだな。
「あいつら冒険者にしたのまずかったかしら?」
やっちゃんが言う。今更だね。
「はい??管理者ってあの世界のトップたちでしょ?エリート中のエリートでしょ?あなた達何させてるのよ!!?そんなことしたらトンネル開きやすくなるじゃない!!」
なんか怒られた。次行ったとき戻すよ。
「ゴメン、態度悪かったから無理やりさせてみた。」
俺が笑うと
「どうやって??」
それはまだ言えませ〜〜〜〜〜ん!
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