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願いで手に入れた伴侶が最強  作者: うぉすれや
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自信を持とう

ダンジョンはいることになった俺。嫌がる俺を無理やり連れてくたレイとやっちゃん。文句言ってやる!!

「君たちと一緒は嫌です。」


俺は消え入りそうな小声で言う。

それを聞いた2人がすごい勢いで俺を揺さぶる。


「え??どういうこと??なんで??私のこときらい??」


「え??どうしたの??何があったの??私のこと嫌いになったの??」


2人が俺をブンブン揺さぶる。クラクラするくらい揺さぶられ続ける。

俺は揺さぶられすぎて何も言えない。

レイが座り込んで泣き始める。

やっちゃんも泣き始める。


「あの、泣きたいのは俺なんですけど・・・。」


2人がシクシク言って泣き止まない。


「わかったよ。一緒でいいよ。」


その言葉と同時に2人が俺の脇を抱えてダンジョンに入っていく。

俺はまた涙に騙されたようだ・・・。

綺麗な大理石の道が続くダンジョン。通路の広さは25mほど。結構広いな。


「大型の魔物ばかりだからね。広い通路、広い空間、そして満天の星空!!」


空が綺麗なのだ。俺が見上げていると頬にキスをするレイ。

それを見てキスをするやっちゃん。もう、周りで見ていたら変な集団だね。誰もいないけど!!


「レイ、やっちゃん、綺麗な星空だね。」


「君のほうが綺麗だよは??」


ほえ?それ自分から求めるの??

でも言っておいた。2人とも赤くなっている。もうわけわかりません。これから地獄が待っている俺にとって、この時間だけが幸せなんだけど心に余裕がないからあまり心に響かない。


あ!魔物が出てきた。マジでっかいな!

これ、よく見るやつだとね。なんでこんなにでかいの?そう、最近まで俺のライバルだったスライムだ。デカイってもんじゃない。大きすぎて通路に詰まっているのだ。もう動けない的である。大きな溜息と共に魔法を唱えて燃やすやっちゃん。


「ウザイから出てくるなよ!」


殺しておいて凄い冷たい一言だ。そんな感じですべてがビッグサイズの魔物たち。広い空間にたどり着く。そこでやっとまともな魔物、レイが言っていた漆黒のドラゴンが出てきた。前に見た山サイズよりも小さいが50mほどあるだろう。俺達を見つけるとすぐに突進してきた。全員回避のために横に跳ぶ。俺に向かって尻尾を振ってきた。盾で受けるが吹っ飛ぶ。レイには噛み付き攻撃。レイの回避の後にやっちゃんに向けてブレス攻撃。俺がよろめきながら立ち上がると後ろからブレスが来た。もう1体いるようだ。いや、結構な数いるぞ。


「1体ずつ相手にして!まずは一番近くのやつを斬りつけて!!」


指示通り最初の1体に絞って攻撃。

以前と違い当たれば斬ることができる。

攻撃もあたっても大ダメージにはならない。何度も斬りつけて1体倒す。レイとやっちゃんはドラゴンの気を引くだけで攻撃していない。こいつは俺一人の攻撃で倒したんだ!!ちょっと自信が着いたような気がする。次々かかってくるドラゴン。最終的には28体ものドラゴンを倒していた。しかも全部オレだけの攻撃で。


「ほらね、強くなってるでしょ?自信を持ちなさいよ!!」


「メグミ凄い!!惚れ直しちゃう〜〜!!」


褒めて伸ばす方針みたいだな。レイが抱きついてきて俺もちょっと嬉しい。あんなに強いのにふわふわなんだな。殺したドラゴンから魔石を取り鱗を剥ぎ取るレイ。


「漆黒のドラゴンの鱗や爪、牙はいろいろ使えていい素材になるのよ。お肉も美味しいよ。」


そう言いながら足の部分を切り取って魔法で焼く。そして俺に渡して食えという。

一口、口にするとめちゃくちゃ甘い!!あんなに動き回っているのに硬くない。すごく柔らかいのだ。

いくらでもお腹にはいる!!食べて気づく。力がみなぎるのだ。


「強い魔物は弱いとき食べると食あたりみたいになったり、最悪死んだりするけど強くなると食べても大丈夫だし食べたほうがより強くなるのよ。」


切り分けながら説明してくれるやっちゃん。


「生はダメだからね!!」


レイに釘を刺される。生で食べたら絶対うまいのにな!!馬刺しならぬ竜刺し!!牛ユッケならぬ竜ユッケ!!考えただけでヨダレが出る・・・。


「生はダメなの??」


「危なくない??食中毒とかなったら危ないよ。」


清掃魔法はどうなの??と聞くとやってみる??と聞かれる。それを実践してみた。

これで多分安全なはず。恐る恐る口にしてみると


「これやっば〜〜い!!」


めちゃくちゃ美味しいのだ!!

レイもやっちゃんも試す。これヤバいわ〜〜と言いながらバクバク食べていた。

生肉を貪り食う女の子・・・。そそるわ!とちょっと変態になっている。


そんなこんなで晩になる。と言っても星空だからずっと夜か?


ジッパを出して寝る準備をする。


「おやすみメグミ」


「おやすみ恵くん」


「おやすみ、レイ、おやすみ、やっちゃん!」


2人が口を尖らせて目を瞑ってこっちを向いている。はいはい、キスですね。


「どっちが先ですか??」


「「またそれか!!」」


「じゃぁ、先の人は軽くキス。後の人はディープなヤツ」


俺が言うと


「「後!!」」


ダメだこりゃ。


じゃぁ、両方共ディープで??後ろを向いて俺とジャンケンで俺に勝ったほうが先。

そのルールで順番を決める。

勝ったのはレイ。やっちゃんは少し凹んでいる。


二人共にアツ〜〜いキスをして寝る。

二人共


「「眠れない!!」」


それは知りません!!

そして俺が先に眠るのだった。




面白いとか、ここが気になるとか、疑問とかありましたらコメントしてください。

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