お父様、そして魔族領へ
自分の利益のために命を奪い続ける地球の愚かな国家。
それとの衝突に向けて連携をしよう。魔族と手を組めば少しは楽になるかな?
俺の装備を見てやっちゃんが言う。
「剣変えましょうか。そんな軽いだけの装備もういりません。強者には強者の装備を!!」
ダンジョンで拾った防具、武器を出してくる。マンドラゴラの森で拾った激レア剣を軽いだけのって・・・。
装備を選んでくれる二人。
ドラゴンがくれた篭手は絶対だね!!
レイがイチャモンつけてもらったシールド。
人型の訳のわからない凄い強かった魔物が持っていた剣。
ブーツ、鎧もその魔物が落としたというより強奪したもの。
レイが捕まえて助けてやるから脱げって言ってたからね。
非常に大きなマグマのゴーレムみたいな奴が落とした兜を頭につけている。
あそこのダンジョンの最強武具。
「私の故郷にもダンジョンあるから時間が会ったら潜ろうね!」
ウィンクしながら言うレイちゃん・・・。あの特訓再来ですか?
「そんな悲しい顔しない!!そんなに深くないから!!200階だったかな?低層にはドラゴンとかしかいないから大丈夫!今のメグミなら殺られないって!」
ちょっと待て!!低層でドラゴンはおかしいだろ?50階で出たやつだろ?
そんな感じで驚くと、
「いやいや、黒い奴の小さい奴が出るよ。」
特訓ではなく拷問だった。
絶望の顔のままギルドへ言ってジルに声をかける。
ジルは馬車の用意をしてくれる。馬車に乗って移動している間に特訓の話と出る魔物について伝えると
「俺はギルドの中で事務処理をしておきますから参加できません。」
目が泳いでるんだけど。嘘言ってまで逃げるんだなこのおっさんは。何が親衛隊長だ!!
そんな文句をグチグチ陳べながら走っているとすぐ着いた。
ファンクラブ会員証を見せて街の中にはいる。そこも変わりないんだね。
そしてレイのお父様事、ギルフォード公邸に到着。
お父様はレイに会うと飛んできたがレイに躱されてハグは出来なかった。
事情を話してレイリーを呼んでもらう。
「今、ママのところにいるって。扉出てきたら通るようにってさ。」
そんな話をしていると扉が出てきた。
「俺はギルドに戻りますんで、お気をつけて!!」
なぜか笑顔で俺を見て帽子を取って挨拶する。さっさと帰れハゲ!!
扉の中は亜空間になっていてあそこと同じ雰囲気、そう、あの管理者たちがいた空間。ドライアイスのような煙はないがすごく似ている。
まっすぐ行った先に違う創りの扉がある。開けてみると・・・
すごく豪勢な作りの建物、大きな窓の外には美しい湖畔が広がる。周りは美しい緑。野生の動物たちがいっぱいいるのだ。もちろん魔物も。
「あら!レイ!!元気してた??まぁ、恵さんも雰囲気がガラッと変わって!とても頑張ったのね!!偉いわ〜。弥生さんもお元気??」
全員にハグしていく。いつ抱きしめられても顔の筋肉が緩んでしまう。だって、あれは魔性の魅力があるから・・・。
「メグミ、だらしない顔」
俺はレイにアイアン・クローされる。マジで天に召されるところだった。きっとジルはこんな感じだったんだろう。
「で、なんか用?」
レイリーがお茶を持ってきた。あんた魔王でしょ?その辺りは付き人にさせるべきだよ。
「ちょっと!!魔王様、そういうことをされますと私の立場が悪くなるんですよ!!下の者への気配りくらいしてください!」
慌てて駆けつけるフェブ?じゃないな、この子。
「あぁ!!ゼロ様!!なんでここに?」
フェブそっくりな子がそう言って驚く。
「フェブラルそっくりでしょ?この子はね〜ユクって皆呼んでいるよ〜。本名はユクリーナだよ〜。」
緩い話し方で紹介してくれた。フェブと双子の妹らしい。フェブってフェブラルって名前なんだ。
「ユク、やっほー!!」
その挨拶気に入ってるのか?
前にメルダに会ったことを皆に伝えていた。ここにいるお母様も、レイリーも
そしてユクも心配していたそうだ。元気にしていると知って喜んでいた。皆仲がいいんだな。
さて、挨拶も済んだし・・・本題に入りますか。
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