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願いで手に入れた伴侶が最強  作者: うぉすれや
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ブラコンの詩

サイドストーリー


これは俺の妹の美久の視点です。

美久は俺の知らないところでちょっと痛いブラコンやっているみたいです。

俺は全く気づいていないし知りません。

これからも知らないままです。

そこんトコロ!よろしく!

こんにちは!美久です。

覚えていますか?吉永恵の妹です。

学校では私のことをお兄ちゃん大好きっ子という名誉を頂いてます。


それと私には血の継らない姉がいます。

名前は(レイ)です

世間的に見て絶世の美女。こんな美女がこの世にいるのか?というくらい美しい姉です。

テレビで出る芸能人の女性の方々なんか比じゃないですよ!!

お父さんの恩人の娘さんらしく、多くの財産を残して他界したそうです。

まぁそのへんは私にはよくわかならいので割愛。

とっても優しく、私のことをすごく可愛がってくれます。

もう、最高の姉です。

ですが最近はそれで困っています。


吉永恵ことお兄ちゃんのことが大好きな私。

毎日起こしたり起こされたり。くすぐって起こされるのが今のお気に入り。

困っていることというのが姉とお兄ちゃんの関係。

同い年で同じ学校に行ってて羨ましい。お兄ちゃんはいつも姉といっしょに学校に行っています。とっても羨ましい!

私はいつも二人よりちょっと前に学校に向かって出るのですがそうしている理由は簡単、2人を観察するため。家を出てすぐに左に曲がって少し先の角で隠れて観察。2人が出てくるとその少し後ろから様子を伺っています。この前は弥生姉ちゃんが後ろから走ってきてびっくりしましたが。知らない人の家の壁の影に隠れて事なきを得ました。最近姉であるレイ姉ちゃんとお兄ちゃんがすごく仲良し。腕を組んで歩いたり後ろから抱きついたり。耳元でヒソヒソ話したり。羨ましすぎてハンカチを噛みちぎってしまいました。


学校の中での生活は覗くことが出来ません。だから勝手な妄想で一人悶絶しています。


学校から帰ってくるのも一緒。ただいまの声がハモっているのを聞くと私も混ざりたくなります。

お兄ちゃんと一緒のご飯を食べて一緒にお風呂に入って・・・、してくれませんけどね。

レイ姉ちゃんは一緒にお風呂入ってくれます。この前一緒に入った時にお兄ちゃんのことを色々聞いたんですが、頭を掻いたり顔を赤くしたりであまり話してくれませんでした。

聞いた内容は

『お兄ちゃんのこと好きなの?』『お兄ちゃんとイチャイチャしているけどなんで?』『お兄ちゃんの部屋で何してるの?』などなど。聞くと普通はそんなことないとか何もないって言ってくれると思ったのに・・・。赤い顔をするだけ。これはもうレイ姉ちゃんは姉ではなく・・・恋敵(ライバル)だ。こいつもお兄ちゃんが大好きだ!


お兄ちゃんとこいつは部屋で何をしているのか?この前は部屋の扉のところで聞き耳をたてていたけど声も音も全く聞こえない!なんで?ひそひそ話をしている形跡も感じない。絶対おかしい!お友達に借りた盗聴器も聞こえない。絶対おかしい!!そこまでするあなたが一番おかしいなんて言うツッコミは聞きません!



この前、レイ姉ちゃんが前にいるのに弥生姉ちゃんとキスをしていた!!なんで??

ベランダからじゃ声が聞こえないから経緯が全くわからないけどなんで弥生姉ちゃんとキスするの?

しかもレイ姉ちゃんの前で!!それなら私ともしようよ!!


慌てて家に入って下から呼んだの。ご飯という餌を使って。そしたらレイ姉ちゃんが泣いてた。私も泣きそうになった。だからお兄ちゃんのせいにして私はそこから逃げたの。


お兄ちゃんたちがショッピングモールへ行った時も後をつけてみたの。

3人で仲良くやってた。変な感じよね。二股を公然と行っているお兄ちゃん。私の立場は何?

お姉ちゃんたちが絡まれた時はワクワクしたけどお兄ちゃんが殴られてあたふたした。

馬鹿な5人組はみんなお兄ちゃんたちに退治されていた。お兄ちゃん、あんなに強いんだ。あの時の私は目がハートになっていたはず。かっこいい!!かっこよすぎ!!

レイ姉ちゃんも弥生姉ちゃんも男の人をねじ伏せるなんて・・・何がどうなっているのかわかりません。

皆で美味しそうにプレープ食べてた。私は交通費でお金をほぼ使い切りそうなので我慢。おなか空いた。

3人でいろんな店を回ってすごく楽しそう!!私も混ぜて欲しい。そんな感じで追跡をしていたら弥生姉ちゃんがクレープ持ってきた。バレてたのか・・・。


日曜日にも出掛けるみたい・・・。私は前の追跡でお小遣いを使いきって今回は追跡できない。彼らはなぜそんなにお金を持っている?バイドは禁止だし・・・。ホント不思議。帰ってくると弥生姉ちゃんが変な生き物を連れて帰ってきていた。お兄ちゃんも変な生き物とか変な植物好きだから感化されたのかな?

その晩、決定的なものを見てしまいました。

ベランダからお兄ちゃんの部屋を覗くと・・・おやすみのキスをしていた。

その晩私は泣きました。毎日毎日「レイ姉ちゃんの変なことしちゃダメ」と釘を差し続けていたのに・・・。あんな美人と同じ屋根の下にいればこうなる可能性があったから・・・。


ここまではまだ許せた。いいえ許せません!!レイ姉ちゃんは・・・あいつは私のライバル。

もっとすごいことになっていた。次の夜、お兄ちゃんとレイ姉ちゃんはキスをし、キスをされる。お互いに顔を真っ赤にしながらキスし合ってた。

あれほど、近所の目があるからねって釘を差したのに!!

胸が苦しい。そして・・・同じベッドに入った。私はその瞬間ベランダで泣き崩れた。

そして早朝、私は意を決してお兄ちゃんの部屋に突入する。裸で抱き合っていたらどうしよう・・・。そんな考えもよぎった。でももう限界!!


「おはよ〜〜〜!」


布団をめくると二人共パジャマだった。胸を撫で下ろす。


「あ!!お兄ちゃん、レイ姉ちゃんと一緒に寝てる!!お母さ〜〜〜〜ん、聞いて〜〜〜!」


コレ以上進展しないようにお母さんとお父さんに言ってやる!!

二人共お母さんにすごい怒られていた。お父さんも腕を組んでそれを聞いている。


「あんた達!!血が継らないんだからしちゃダメとは言わないけど、ちゃんとココココンコンッコンドウ・・・避妊はしなさいよ!!」


顔を赤くしながらお母さんが階段を逃げるように降りてきた。

そこじゃないだろ!!ちゃんとコレ以上進展しないように釘をさしてよ!!!


「レイちゃん、こいつでいいの??私としては嬉しいけど・・・こいつでいいの??」


それしか聞かないお父さん。お父さんも使えない!!2人とも使えない!

これから私はどうすれば・・・。

どうするのかわかりません。

誰かこんな私を助けてください。



究極のブラコン美久の回想でした。


面白いとか、ここが気になるとか、疑問とかありましたらコメントしてください。

楽しめそうだと感じたらブックマークおねがいします。

とても励みになります。

ポイント増えていると元気でるので下のところから評価もお願いしたいです



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