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願いで手に入れた伴侶が最強  作者: うぉすれや
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初めての街中。大いにはしゃぐ。

レイ様ファンクラブの気持ち悪い行動にレイはいつも困っています。


だからここでは変身中。

新しい街!!新しい風景!!そして新しいレイの姿!!

俺、めっちゃテンション上がっています!!特に最後のやつは最高です!!

レイ、かっこいい!!

レイ、可愛い!!

レイ、素敵!!

あ!俺が一番の熱狂ファンじゃん。

なんか落ち込んだわ。


周りがまだレイ探しに躍起になっているのを気にせずレイは闊歩する。

もう、かっこ良すぎるんですけど。

ファンの一部はレイの歩く姿を見て振り返っている。

それほどかっこ良くて美しい。


「ジル、フィナは飯食べたい!案内して!!」


ジルは頭をヘコヘコさせながら大きなレストランへ連れて行ってくれた。


「姐さん、お詫びというのも何なんですがここは俺が持ちますんで心置きなく食べてください。」


ジルは太っ腹だな。ムキムキのシックスパックのくせに太っ腹だ。


レイとやっちゃんは目を輝かせて色々頼む。


「あ〜しは何にしようかな?」


ミドラいつからいたの??びっくりしたわ。ジルはもっとびっくりしている。

普通に頼み始めるミドラに何も言わない。あれ?あったことあるっけ?


「ジル、何も言わないけどいいの?知らないでしょこの子。」


「はい、知りませんがどう見てもレイ様のお連れのようですよ。和気藹々とお話していますし。それにこれはお詫びですので子供が一人増えた程度気にもしません。私が気になるのは周りの視線です。なんであんなにこちらを見ているんですか?」


そりゃぁ、こんだけ頼めば見られるよ。テーブル1つじゃ足りないからって両隣の2つとくっつけてるし・・・。

鬼のように置かれている料理達。これ、全部食えるの??残すともったいないよ・・・。

そんな心配をしていたが全くの無駄だった。

レイも

やっちゃんも

ミドラも

そしてジルも

皆滅茶苦茶食うのだ。俺、見ているだけでお腹いっぱい。

ステーキ定食しか食べれなかった。


お勘定は本当にジル持ちだった。これだけ食べたのに1G届かず。すごい良心的だな。

あんなに食べたのに体型が全く変わらないレイ。そしてミドラ、おかしいよその体。

やっちゃんはお腹出っ張ってるね。良かった、化け物ばかりかと・・・。

俺がやっちゃんのお腹を見ていると突き飛ばしてきた。なんで??

すごい頬を膨らましてもう一回突き飛ばしてきた。もう見ないから許してください。


「あ〜しお腹いっぱいだからうちに帰るね〜」


すっと消えるミドラ。食いに来ただけ?


「ねぇ、恵くんの装備見に行かない?剣が新しいのに他が見劣りしてると思うんだよね〜。」


皆ウンウン言っている。俺の服、そんなにダメ??

ピーターが選んでくれた俺向けの装備なんだけど・・・。


「レベル上がって力もあるんだからもうその装備である必要でいないでしょ?それは低レベルで力がないっていう条件で買ったんだから」


上から下まで何度も見てやっちゃんが言う。

やっちゃんが言うには森で拾えるのがベストだったんだけど剣以外はそれほどだったから拾ってはいるけどお薦めではないらしい。


「レベル上がって転職してからにする?それともサブで職入れて職のスキルレベルあげる?テイマーのまま。」


「え?ご主人様はテイマーだったんですか??ま、まさか、従魔がレイ様とか言うんじゃないですよね?」


「あ!!」


レイがびっくりして声を上げる。


「そのせいでテイマーなのかも・・・。」


小さい声でレイが言う。あぁなるほど。レイを手懐けたってことになっているのか?

意味わからないまま職についていたからなんでかな?とは思っていたんだけど。

そういうことならありえるな。でも魔族って従魔的扱いでいいの?失礼じゃない??それ。


「ご主人様ーご命令を何なりと〜」


くっついてくるレイ。それを見て指を加えているジル。


「いいな〜」


声が小さいわ!!


「サブの職って何?」


聞いてみるとこうだ。

やっちゃん曰く、転職できるようなレベルになると本職とは別にサブの職が付けられるらしい。それを用いてサブを鍛えて次に本職にしてまたサブを決めてと言う段階を経て育てるそうだ。その先に勇者があるらしい。


「やっちゃんっていつ勇者になったの?」


「最初からよ。最初から勇者はあまりいないの。真の勇者とも呼ばれるの。サブ枠は最大3つ成長速度も異常に早いのよ。」


ウィンクしながら俺に言ってくる。道理で強いわけだ。


「れ、レベルは??」


唾を飲み込みながら聞く。


「乙女にそれを聞かない!!もう!メグミったら〜。」


なんでお前が突っ込んでくる。レイは後ろから抱きつきつづけながら俺に注意した。


「聞いても絶対答えないよ!!私達乙女なんだもん〜」


モジモジしながら俺に寄って来るやっちゃん。ほんと、よくわからない。

レベル聞かれてなぜ聞くなというのか?強いことっていいことなのに。


そんなこんなでギルドに来る。

来た理由は地図を買う、あのたっかい地図を!!


「地図ください。便利なやつ。」


といって1Gだす。理解したようですぐ買えた。


「防具屋を教えて」


俺の問に答えてくれる。近いところから回ろうかな??

そう思っていると


「そこはやめたほうがいいです。店主が変わりモンで偏屈すぎるんです。値段も高くてダメダメです。いいところがない。ヤバいくらい。」


全力で首を振るジル。首取れるよ。


「じゃぁお薦めは?」


「ワシの店がダメダメじゃと??それはお前がダメダメだからじゃよ。」


うぉ!!びっくりした!!後ろにキッタナイ爺さんが立っていた。ぱっと見た感じゾンビみたい。

もうすっごいびっくりした。その姿を見てレイがお腹おさえて笑いをこらえている。

やっちゃんは俺の顔を指さして笑っている。


「変顔マスター?」


その声でレイも大笑いし始める。そんなに面白い顔だったの?

ジルを見るとプクククク堪えながら後ろを向いている。

なんだよ皆して笑いやがって。


「おじいちゃん、武器屋さんなの??私色々見たいんだけど。」


笑いをこらえて爺さんに話しかけるレイ。


「なんじゃ、おなご、お主、そんなに力を抑えて爆発したりせんのか?」


「!!」


となるレイ。何かにびっくりしたようだ。


「お主ら化物か?何をしたらそんなことになる。よくこの世界を壊さずに居られるな。ここで話しても何じゃからワシの見せに来い。汚いが立ち話するよりいいじゃろ。」


爺さんに誘われるままに爺さんの店に言った。


「鍛冶屋 火鬼(フレイムオーガ)


かっこいい名前だな。



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