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願いで手に入れた伴侶が最強  作者: うぉすれや
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違う街へゴー!!

アホは放置して俺達は新天地へ行くのだった!!

俺は夢を見ている。


戦争のようだ。

ここは地球のようだ。戦車に戦闘機、大きなミサイルを積んだ車両、空母に潜水艦。

そして銃を持った多くの兵隊たち。

それらと戦う魔物、魔族たち。

魔族が??魔物が??俺達の世界に??なんで??

たくさんの死傷者を出しながら戦う兵士たち。

魔法と銃火器、剣で戦う戦士たち。

大きな光や炎、電撃、それらに臆せず立ち向かっていく軍服の兵士。


なんで??

どうして??

地球人と魔族が戦っている?

レイとやっちゃんが別のところで何か叫んでいる。

住民たちは血を流した人々を抱いて泣いている。

倒れている人の中には知った顔もある。

だがそれは地球にいる知人の顔ぶれではなく異世界の人々。

意識が混同しているのか??ここは地球だろ??

だって、こんなにたくさんの兵器があるはずない。異世界は剣と魔法の世界だぞ?


レイやレイリー、そしてお義父様やお義母様も服をボロボロにしながら戦っている。

俺は何をしているんだ??俺は死なないし、どんな願いも叶えられるはずだろ??

こんなことになっているのに何もしないなんて・・・。

ありえない!!!



変な怒りと同時に、俺は目を覚ます。

乗っていた馬車の上で。

レイが俺の顔を覗きこんでいる。


「珍しいね。お昼寝??」


「え??」


「ん??どうしたの?私の顔に何かついてる?」


「いや、さっき怖い夢を見たんだけど、全く思い出せない。」


「夢ってそんなもんでしょ??」


笑ってそう言うレイ。


「思い出せない夢ってあるよね〜。アレなんなんだろうね〜??」


やっちゃんも笑っている。

そうだね。俺の夢だもん。たかが夢だ。気にしなくていいんだな。


寝ているとあっという間だね。もう街に着いた。

俺達これからどうする??どこかいく??

皆に聞いてみるとレイが


「違う国にいかない?馬車だし色々行きたいことない?街が変われば品物替わるよ。買い物行こうよ。」


そうだな!!俺達の世界でもショッピングモールに行ってみて楽しかったもんな!!

皆でいけばどこでも楽しいはず!!


「ジルは平気??」


「俺は姐さんが行くところに付いて行けるならどこでもうれしいですよ!!荷物持ちでも何でもしますんでご一緒させてください!!」


アツく涙を流しながら胸を叩く。誰よりも嬉しそうで何よりです。

ジルにここからすぐにでも行ける大きめの街を教えてもらう。


ソーリシャスミール王国というのが近くにあるらしい。

馬車ですぐだとか。森に行く距離の4倍ほど・・・近いか??

拠点であるジルバームの北へ行った所にあるんだって。

海が見えるそうだよ!!泳ぐにはちょっと気温がね・・・。水着見たい気持ちはあるけどね。

馬車で見たことない風景を楽しむ。と言いたいんだけど、平原じゃん。一緒じゃん。

でも、魔物がちょっと違うみたい。強そうなものもたまにいる。ジルバームの周りじゃ見ないな。

ジルはたまに行くらしく、いろいろ案内してもらおう。


「ノート拝見」


どこの街でも一緒だね。門番にジルがノートを見せて


「こんにちは!!まさかナンバー1に会えるとは!!」


門番がジルに敬礼する。この人もファンクラブの人?


「驚くなよ。この馬車にはレイ様が乗ってらっしゃるのだ!!」


目を丸める門番。口が金魚みたいにパクパクしている。

門番が急に走りだし


「レイ様がこの街に来てくださたぞ〜〜!!」


走りながら街中に連呼して回っている。

これ、アカンやつじゃない??レイ顔を隠して倒れてるよ。


「レイ、それ大嫌い・・・。」


自分の呼び方レイって初めて聞いたぞ!!やっちゃんが笑い転げている。


「すんませんでした!!」


頭を掻きながら謝るジル。もう済んだことだし逃げようよ。

宿屋につく。拠点の宿屋にはお金払い済みだけどここでも払っておくか・・・。

宿屋の周りでは大騒ぎになっている。


「レイ様が来られたらしい」

「レイ様がこの街にいる」

「レイ様の鼓動が聞こえる」

「レイ様の息遣いが聞こえる」

「きっとこのへんにいらっしゃる」


この人たち怖い。何その臭覚?もう変態の域だな。

お義父様は憧れる程度と言っていたけどあまり変わっていないぞ?

レイの顔色が悪い。『くるんじゃなかった』って小さい声で連呼している。

全部ジルのせいです。


「デュラン、この街にいる間、レイの姿を変えてもらえる?」


デュランが出てきて


「そうだな、こんな感じはどうだ?」


ロングの髪を少し短くしてウェーブがかかっている。色はブルー。いつものレイとは対照的だね。

そして肌を少し焼けた感じになっている。印象がガラッと変わった。

これならばれないと思うよ。さすがデュラン、センス抜群。

服装も黒を基調にしたボア付きの体のラインを出した服、とってもワイルドな感じ。

かっこいいな!!


「これならいける!!フィナと呼べ!!」


メッチャクチャガッツポーズで元気になるレイ。

可愛いから何でもいいや。


では、街の探索をしよう。

面白いとか、ここが気になるとか、疑問とかありましたらコメントしてください。

楽しめそうだと感じたらブックマークおねがいします。

とても励みになります。

ポイント増えていると元気でるので評価もお願いしたいです。

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