ふざけた4人と俺達。
聞かないといってるのに言おうとするおバカさん達。
それやるといい事ないよ。
こいつら、何があっても俺達に自分が困っている話をしたいらしい。
そんな触れ方したら話聞きたくなるもんね。
馬鹿ではないんだろうな。
なんだ!!??侵食って!!
ってなりそうだもん。
「そんな話し方しても絶対聞いてやらないからね。ふざけた言い方したから1年にしよう。」
その言葉を聞いてその場にへたり込む3人。
リロは??というと俺の横で目を輝かせている。なんで??
「おまえ、あそこに混ざらなくてもいいの??」
「必要ありません。私は恵さんの相手をするのが一番の仕事ですからね!」
敬礼をしながら言ってくる。
あっそ。で、俺に何か用なのか?
「で、なんで俺の横にいるの??」
「そりゃぁ、この苦行を終わらせるためです。私はあの人たちに巻き込まれていると言っても過言ではありません!!恵さんもそう思いませんか?」
確かに、あのわけわからん女性がやっちゃんを怒らせなければ俺は多分、この子の話くらいは聞いただろう。ほんとだ!!この子巻き込まれてるだけだわ!!でもあの通路で喚いてたしな〜。
それでも俺の猜疑心マックスの目を見て
「あ〜!!なんですかその目は!!私だって面倒な話をしたいわけじゃないですよ!!あんなことにならなかったら恵さんの頑張る姿を見て、お茶を飲みながら微笑んでいるはずなんです!!全部地球にいるバカどもが悪いんです!!」
「あぁ、言い始めた。聞かないよ。もし言ったら問答無用で拒否するからね。」
腕を組んで睨んでみた。俺もそういうの嫌い。
リロはヤバいことに気づいたのか足がガクブルしている。
「君も、なんか勘違いしているみたいだからさ、あの人たちに付き合ってもらおうかな?」
冷たく突き放す。膝を付いて泣く。レイが笑顔でポンポンとリロの肩を叩く。もうよくわからない。
「じゃぁ、マンドラゴラ頼むわ。俺らもう二度とこの辺来ないから。あと、死なないからって無茶しないでね。バラバラに食われると多分回収不可能になるから。」
手を振って馬車へ向かう俺。全員が俺にタックルして来た。痛くないけどムカつく。
ぎゃぁぎゃぁ言いながら俺の上に馬乗りになり、俺を押さえつける。
「もう勘弁できません!!言います!!今言ってしまいます。お願いはですね・・・」
全てをいいそうになった瞬間、やっちゃんが大剣の腹で4人を殴り飛ばした。
「ふざけんな!!ここ森にも入っていないのに死にかけてそれで助けてもらってその態度か!!そのまま苦しんどけ!!」
俺を両手で引き上げて馬車に載せる。恥ずかしいなコレ。
そしてお馬鹿たちを放置して俺達は街へ帰っていった。
馬車の中でうつらうつらする俺。この世界に来てから気になっていたことがあった。どちらも昼間に眠たくならないのだ。それなのに急に眠たくなった。これはおかしい。
そして俺は鮮明な夢を見る・・・普通に向こうの世界に帰ると思っていたのに・・・。
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