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願いで手に入れた伴侶が最強  作者: うぉすれや
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日曜日!!

地球編です。

二重生活をしていると前にどのような状況だったか思い出せない時がある。


こっちの世界の夜の状況、あっちの世界の夜の状況

それが別々にあるのですごく混乱するのだ。


「ええっと、俺は床で寝て、2人は俺のベッドに寝ている。2人ともレイの部屋で寝ればよかったんじゃない??」


そんなことをブツブツ言っているとレイが


「細かいことは気にしちゃダメだよ。一緒に寝てこそお泊り会の醍醐味だってやっちゃん言ってたよ。」


あ、そうなの。そこには女子オンリーという暗黙の了解があると思うんだけど。

俺がいた時点でそれぶっ壊さないと。

床で寝たこと事態、経験ないから腰が痛い。

ふぁ〜〜〜〜と伸びをしながら部屋を出ようとドアノブをひねるとねじり切れた。

あれ??

なんで??

捻じり切るってやばくない?


「あれ?恵くん、抑制の腕輪とか持っていないの?」


なにそれ??と思っているとレイとやっちゃんが腕につけている腕輪を見せる。

いや、そんなもん付けてなかったよね。俺始めて見たよ。いつもしていないよね。

きっと変な顔をしていたのだろう。レイが付け加えて


「コレないと私なんか人を潰しちゃうからね。いきなりミンチがヤバいでしょ?だから戦闘時以外はこれが効いて力が人と変わらないくらいにするの。」


でも俺、レベルアップ後割り振っていないよ。


「恵くん。割り振っていないけどレベルはあるから力強く使えるのよ。よく考えて、レベル12の時点で人の手を握り潰しそうだったでしょ?もっと上がっているから潜在的でも出ちゃうわよ。」


そう言ってゴソゴソアイテム袋をほじくる。

あれ??何でも持ってきているの?

それ、持って出られるの??


「なんでアイテム袋持ってるの??」


え?みたいな顔をするやっちゃん。


「あ、これね、ある程度レベルが上がると持ち込み、持ち出しできるようになるの。ある程度て結構だけどね。」


と笑いながらアイテムを出す。


「抑制の腕輪〜〜〜!!」


アレのパクリだな。青い丸いやつ。でもそれはどうかと思うよ。

と思いつつも突っ込まずいる俺。


「ツッコンでよ・・・」


真っ赤になりながら俺の腕を掴んで腕輪を付けてくれる。そしてなにか念じると付けた腕輪が見えなくなった!!すっごい!!

感心している俺の顔を見て


「そんなことなら私がすればよかった・・・。」


悔しそうにするレイちゃん。めっちゃ握っているよ拳。なんで??なんでそうなるの??

レイをなだめる。

ドアノブのことどう言えばいいんだろ??すごい困った。


「そう言う時はデュラン一択だよ。」


笑いかけてくるレイ。

それだね!!そうだそうだ!!そうしよう!!

というわけで一件落着。




「今日は何する?」


レイは今日もどこかに行きたいようだ。


「遊園地どう?」


やっちゃんが言う。

遊園地??あそこにある小さいやつ??小さい時は行ったけど中学入ったらいかなくなったな。

ジョットコースターのしょぼいのとティーカップくらいしかないよ。

あと、観覧車??あと入口近くの孔雀くらいだよ。誰がいって楽しいの?そんな所。


「行ってみたい!!」


レイが目を輝かせて言う。

じゃぁ大きい所行こうよ!!という俺の提案に皆賛成してくれた。


バスに乗って、電車に乗り、乗り換えて、バスに乗りやっと到着。

片道で疲れるくらい時間がかかる。田舎だからね、俺達の町は。


手持ちの小遣いが少ないんだな。

ゴメン、デュラン出してちょ!ということで3万円ゲト!!

3人で遊ぶには丁度いいかも。金銭感覚もしっかりしている親子だよホント。

入場にまず並ぶ。朝一番に出ても昼前になっていまうから仕方ないか。

三人で並ぶ俺達。周りの目が痛い。そりゃ二人共俺の腕にくっついているんだから周りから見れば『どんな関係やねん!』って感じだよね。特に痛いのが男の目だ。彼女連れのやつですら敵意の眼差しで見てくる。これはまた絡まれる可能性もあるな・・・。

30分ほど並んでやっとチケットを買う。そして入園!!フリーパスを買ったから何でも乗れるよ!!

そうレイに言うといの一番に選んだのが


『絶叫マシーン』


俺のダメなやつ。俺の嫌いなやつ。あの胃袋が浮くみたいな感覚がダメなんだよね。

中からなにか出る感じ。思い出しても嫌な感じ。


「あ!俺思い出した、今日用事があったんだ〜」


と言って後ろを向いて逃げようとすると腕で首を絞められる。

あれ?レイかよ!!それはやっちゃんの技でしょ??


「乗りたいの!!乗りたいの!!!」


グイグイしてくるが力を込めていない。後頭部にやわらかい何かが当たる・・・。

鼻の下が伸びでいたのだろうか?ヤラシイ顔をしていたのか?やっちゃんが細い目でこっちを見ている。


「はい、次は私の番ね〜」


顔面に胸を押し付けてきた。幸せすぎて死んでもいけそう。

美女2人に挟まれる俺。

周りの目がすごく痛い。

そうこうしているうちにいつの間にか絶叫マシーンの列に並ばされていた。


何かの幻惑か??





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