こいつらちょっと自分勝手だな。
此処の管理者皆ワガママです。馬脚現しました。
旅人ではないレイが登場。
気になるのがレイってどうを通って行き来していたんだ?
最初から『目が覚めればそこ(違う世界)でした!!』っていう俺達で言う2日目みたいな感じかな?
「メグミ、此処どこ??私、もしかして今邪魔してる??」
そう言ってキョロキョロしている。いやいや、すごいピリピリした空気だったから俺的にはすごく助かっている。
「いや、一緒に歩いて向こういこうか?」
レイに近づいていくと
「ちょっと、恵さん、そんな他人ごとぽくどこかに行こうとしないでください!!」
リロが泣きながら俺のズボンをつかむ。
そうだね。君はメカで悪戦苦闘して死にそうになってるんだよね。
でも、それ、俺にまったく関係ない。
「メカの準備出来たらまた呼んでよ。じゃぁ明日でいいかな??」
と、もういいでしょ感たっぷりでどこかに行こうとすると
「いえいえ、そうは行きません!!ここから世界を跨ぐときは必ず我々担当者の許可が必要です。ですから勝手に進めません。メカの設定まで待つ以外ないです!!だからどこにも行っちゃダメです!」
いや、許可出せよ。あんたらの不備じゃん。そう思ってリロの顔を冷たい目で見つめていると。
「その目は何ですか??私のせいですか??あなたが先に来なければミラルダさんが準備していたはずなんです!!ちょっとあなたが来るタイミングが早かったせいなんですよ!!後10分、遅かったら私の準備じゃなかったんです!!」
それは俺のせいではない。断じてない。ただの言いがかりだね。
「じゃぁ、話は早い。その話、というか俺達への願い聞かないから今すぐ許可出して。」
冷たく、ズボンを掴んでいた手を振り払う。
「いや〜〜!!初めてあった時、そんな冷たい人じゃなかったです!!何があったんですか??私のボケにも対応してくれたじゃないですか?嬉しそうに突っ込んでくれたじゃないですか?あの、優しく温かい恵さんはどこにいったんですか?恵さんを返してください!!」
わけわからんな!!じゃあどうすればあなたにとって正解なの??
「俺の行動で一番君が正解と思うのは何?」
「私にとってあなたが取るべき行動はメカの設定をしてくれて、説明を聞き、お願いを聞いてくれることです。おねがいします。」
顔が涙と鼻水でグチュグチュなままそういう。
「そのミラルダさんに頼めば?」
俺が冷たく言うと
「ミラルダさんは今、勇者様の相手をしています。だから設定は私がしないといけないんです。勇者様はこのも問題の解決に一番大きな役割を果たす方なんです。だから勇者様の機嫌をとって快く良い返事を頂かなければいけないんです。だからメカにカマッている時間はないんです。」
俺達はついでか。勇者以外は木っ端ってことか?
多分だが、やっちゃんはあの人の話を聞かない。それはもう俺の中では決定事項なのである。
それくらいやっちゃんの意見を曲げることは難しい。
ノーは何があってもノーなのだ。
一番最初に下した決定を変えるほど緩い人物ではない。
「あのさ、そのミラルダさんがどれほど優秀なのか知らないよ。でもね、きっとと言うかほぼ、やっちゃんは意見を曲げない。それは俺が幼なじみだからわかることだけど、君たちじゃ絶対変えることが出来ない。それはもう、何があっても無理だと言ってもいい。なぜなら俺が彼女の決定を曲げているところを見たことがないから。」
俺が断言するとリロはブンブン頭を振りながら
「いえいえ!!必ず聞いてくれるはずです!!そうしないと我々が大変なことになるからです!!今もほぼすべての旅人に声をかけています。その方々は皆快くやってくれると言ってくれました。だからあの人も必ず『やるよ』と言ってくれるんです!」
何その無理矢理な理論。
「じゃぁ、後何分でできる?時計持ってきて。それを超えたら俺達が向こうの世界に行く許可を出して。やっちゃんの回答がどうであれ。約束してね。出来ない場合は俺が勝手にそれを強制するから。」
ちょっと脅しを加えて約束させようとする。
「ミラルダさん!!後どれくらいで説得できそうですか??」
リロは走って聞きに行く。
なにか話し合っている。
「結論を急ぐの??簡単ね!答えはあなたのお願いは聞かない!」
腕を組んで拒否する。
「じゃぁ行きましょう。あんな奴と一緒の空間にいるだけでイライラする。」
あの人と何があったらこうなるんだろ?
すごく気になるな。
「ま、まて!!行かせはしないぞ!此処に来た時点で我々の許可が必ずいるんだ!それを曲げることが絶対に出来ない。だから我々の願いを聞かないものは此処で足止めされる。」
なにそれ、お願いではなく強要かよ。
他のやつの快い返答ってのは嘘かよ。
気分が悪いな。
「ね?恵くん、レイちゃん、こいつはこんなやつなのよ。自分が一番優れていて自分がいないと世界は回らないっていうやつなの。だからもう会うことがないと思いたかったのよ。なのにまたこうやってムカつく面を見せられてムカつく話をされる。ホント不快。デュランに頼んで!あいつらに強制的に許可を出させて!でないと殺してしまいそうだわ!!」
殺しかねないのか・・・それは困る。やはりその手で行くことになるか。
俺達には無敵のデュラン様が付いている。
「デュラン!」
「ん??呼んだ??此処どこ??」
うわ!間抜けな回答だな。レイだと可愛かったのにこいつだとイラッときたわ。
「この2人に俺達が向こうの世界に行く許可を出すのを強制してくれ。」
「その願い叶えてやろう!」
頼もしい、いつもの行だ。今回はね。
「「「許可など絶対に・・・通過を許可します。」」」
あれ?三人の声がする。
よく見るともう一人後ろに立っていた。
あの子はレイ担当なんだろうか?
そして俺達はいつもの街の馴染み?の宿屋のベッドで目が覚める。
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