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願いで手に入れた伴侶が最強  作者: うぉすれや
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ショッピングモールへ行きたいな。

ちょっと理解し合えた2人の強者。

昼飯食ったしどこかに出かけますか?

そんな計画を話していると


「はい!!」


やっちゃんが元気よく手をあげる。


「はい、やっちゃん!!」


俺が指差して指名すると


「ショッピングモールなんぞどうでしょうか?レイちゃんもこの世界に来て間がないのですごく楽しめると思います。」


おぉ!!やっちゃんがレイのために企画してくれているようだ。


「それ採用します!!今から行きましょう!!」


皆ワイワイ準備をし始める。


「デュラン、俺達に似合う服をチョイスしてくれ!」


「我はレイが怖いので外に出たくない。掴まれたら今度こそ死んでしまう。」


あぁあ、デュランいじけちゃってるじゃないか。

レイに目をやると泣いている。なんで泣くんだよ。

『括り殺す』とか言うからいけないんじゃん。デュランは大事な仲間だよ?

仲間に殺すなんて言うのがおかしい。


「そもそも、メグミがあんな願いするからじゃない。あれ通ってたら私今頃、田村レイなのよ。

弥生姉ちゃんて言わなくちゃいけなかったんだよ?それひどくない?エッチなことさせないっていうだけならメグミを女の子にする方法とか、私達を男にする方法とかいろいろあるじゃない?なんでよりによってやっちゃんの妹なの?」


その方法、どれも最悪だろ?なんで俺が女にならなくちゃいけないんだよ?

あれ?ちょっと気になるかも・・・。


「なんで鼻の下伸びてるの??変な想像してたでしょ??絶対変態だ!!メグミは変態さんなんだ。」


「君達2人を男にするよりマシです。」


俺が目を逸らしながらそう言うと


「女になってた?恵くん、想像の中で女になってたね?もしかして交わってたの?私達と??やっばいそれ!!変態じゃん。」


2人に変態変態と責められる俺。

男の絡みよりは数億倍いいと思うのは俺が男脳だからだろうか?

綺麗だろ??美しいどころがね、そういうの。まぁ俺は綺麗どころではないけど・・・。

別に同性愛を否定しているわけじゃないんだし。

俺がヘラヘラしていると


「「メグミ50点減点!」」


こいつら減点合わせてきやがった。気の合う友達になってるじゃないか?

それだけ仲良くなってよかったよかった。


「デュラン、殺させないから出てきてくれ。小さいお前を握ったレイは怒っておいたから。」


渋々出てきたデュラン。レイが手を合わせてゴメンのジェスチャーをしている。

雑誌で選んでポンと出す。

さすがデュラン、チョイスも素晴らしい。

二人共今の流行に乗った格好になっている。

少しの化粧をしていざ!!モールへ!!


バスに乗って、電車に乗り換えて地下鉄に乗ってやっと着いた!!

3時過ぎだから小腹がすいていい感じ。

フードコートでなにか食べよう。


「レイってさ、スイーツとか食べたことある?」


「ない!!私のところにはそういうのないんだよね〜。ニュースで見てすごく気になってたんだー。」


田舎モンか?というセリフだが言えない事情がある以上仕方ない。

レイとやっちゃんは2人でクレープ屋に走っていった。

うん、仲良きことはいいことだ。やっぱり女の子だからね。仲良くお話とかして欲しかったんだ。

そう思って並ぶ2人を見ていると


やっぱりか・・・


変な奴に絡まれている。

これはお約束なのか?野郎5人に絡まれてレイがヤバいオーラを放ち始めている。

殺さないうちになんとかせねば・・・。


「あの、俺の連れが何か?」


男いるから諦めてくれと言わんばかりに声をかける。

これが失敗。俺が殴られる。

それを見た周りの人はドン引きである。ただ、殴られたのに痛くないのだ。レベル上がってポイント割り振ったせいか?そういや、レイがギルドのデッカイおっさん改めジルぐらいなら負けないと言っていたのは本当のようだ。


「その脆弱なパンチはなんですか?」


俺がそう言うと青筋を立てて胸ぐらをつかんできた。

掴んでいた相手の手を握ると、あらぁ不思議、あまりの痛さに膝から力なくくだけて潰れた。


「ぐぁぁぁ!!」


いきなりヘタレ込む変なやつ。おいおい、そんなに力入れていないんだけど??

後の4人が一斉にかかってくると思った瞬間、レイとやっちゃんは3人をねじ伏せ後の一人は俺がねじ伏せる。レイなんか片手で2人抑えこんでいる。それどうやってるの?


「ぐ、」とか「げ」とか「ぎ」とかしか言わなくなった変な連中。


かわいそうなので殴ったことへの償いとしてフードコートのテーブルを拭かせて回らせた。

その後はレイ達を恐れて頭を下げて帰っていった。

歓声が上がるが恥ずかしくてここにとどまれない。

やっと出来たクレープを持ったまま退散!!

お外でひなたぼっこしつつクレープを3人で食べる。

台無しにしてごめんね。そう反省していると


「メグミカッコ良かったよ!!」


目を輝かせて言ってくるレイ。


「やっぱり男の子に助けられるとときめくよね!!」


腕を組んでくっついてくるやっちゃん。

それを見てレイもくっついてくる。

これがおれのモテ期なんだな!!やっと俺の時代が来た!!

すごい幸せ。


強くなってよかった。


そう感じることができる今日このごろ。

と言ってもレイや、やっちゃんに比べるとアリンコみたいなもんだけどね・・・。

いろんなお店を見て回った。

服屋さん、来ている服と同じものがあって吹いた。

靴屋さん、時期が外れてきているのか?いい感じのブーツを発見!20%オフどうしよう。

雑貨屋さん、かわいいフォトスタンドがあったので購入した。

変わったところで石屋さん?

水晶とかまだらな石とかをいっぱい売っていたから石屋さんでいいよね?

お花屋さん、そこには帝玉と呼ばれる石のような植物が売られていた。可愛かったので購入。

そして、シュークリーム屋さん。クリームを入れる姿が面白かった。


経験したことないショッピングモール。すごく楽しんでいたようだ。

そして電車やバスを乗り継ぎ家に帰ってくる。



レイが気に入った帝玉はいま家の窓際にいる。

レイはフンフン鼻歌を歌いながら眺めている。

その横でやっちゃんが座って本を読んでいる。

やっちゃんは今日泊まるつもりだ。

もう追い返したりしない。

なんでかって?すごくレイと仲良くなったから。ふたりで腕組んだりして歩いているのを見た時はすごく心地がいい空気だった。仲がいいなら一緒がいいよ。そうおもったから。

うちの家族もやっちゃんならずっといていいと言っていた。

さすがにずっとはいけないから行ったり来たりでいいんじゃないかって?

もう一人兄妹が増えたような感じだ。

このままずっといられるといいんだけどね。心からそう願っている。


レイとやっちゃんは2人で同じベッドで寝ることになった。

俺は??床だよ!!

何か文句ある?




そう言って眠りに落ちていくのだった。





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