地球では
俺は今、朝飯を口に入れながらリビングでテレビを見ている。
時事ネタは大事だ。英語で出題されるからね。
今の関心はやはりあの国とA国の話し合いだろう。
俺はそれに乗じてあの国の者にA国の大統領を拉致させるつもりなのだ。
あちらの世界には似非旅人がうじゃうじゃ居る。
それは管理者の許可を得ずに勝手に旅人やっている連中なのだが、じゃぁ反対の方法を取った場合はどうなるだろう。
俺のそばには管理者よりもはるかに強い権限を持つ時空の神々シャロンが居る。
シャロンに頼めば逆旅人が完成するのだ。
今現在、あの国には俺の部下が大量に変身して上層部の一部を支配している。
ヴァンパイアの能力である魅了よりもはるかに強い眷属というものだ。
噛んでウィルスを注入。それに侵されたものは主に絶対忠実な狗になるのだ。死ねといえば躊躇なく自分の首を自ら刎ねる。それが眷属の主の支配力なのだ。
しかもこの世界で信じられるような日光に弱いなんてことも一切ない。
だからあの国には俺の支配下にいるものがうじゃうじゃと居る。
そいつらが死にながらも特攻してA国の大統領を拉致するのだ。
と言ってもその中にはサミュエルが変身した『あの国の軍曹』が指揮を取る。
完璧な言葉に完璧な変身。そんなもので大統領を会談中に拉致すればどうなるかはわかりきっているだろう。
いつものことだから
「はめられた!!我々は悪くない!!」
と言いはって捜査も何もかも拒み続けるだろう。
そうなればきっと戦争だ。
あの国は大国C国の庇護にある。その国も参戦しての戦争になる可能性もある。
だが、周りから怒りを買っている国だ。周りも何かしらの文句をつけて参戦してくるだろう。
そうなればきっと大きな戦争になる。
ではこの国は??
どう動くのだろうか?浅田さんは俺の仕業と知っている。大きなことになると言ってみたが、
「ああ、何とかするよ。」
と笑いながら言っていた。なぜ戦争に巻き込まれかねないのに笑っているのか??俺には大人の事情だからわからない。きっと何か考えがあるのだろう。
だから俺は遠慮せずにやり遂げるつもりだ。
戦争になってもいざとなれば、俺の持っている戦力をこの国に持ち込めばいい。
サミュエルだけでA国軍をすべて相手にできると豪語していた。
なら、デュオーンで世界を相手にできるだろう。
だから俺はデュオーンを呼んで、沖縄に住まわせている。
戦争になった瞬間に防衛に回すのだ。そして旗色が悪ければすぐに攻撃に移らせるのだ。
それが俺の配備した戦力。
まぁ足りなければ他のものも呼べばいいわけだし・・・。例えばミシュラとか・・・。
彼女が暴れたらC国のある大陸がなくなるだろうけど・・・。
どうなっても俺達の負けは見えない。まぁ最悪負けても願えばいいわけだし・・・。
そんな軽い気持ちで俺はニュースを見ている。
日程まで言ってくれるところがありがたい。決行日が着実に近づいてきているのがわかってちょっとワクワクしてくる。
「メグミ〜。今日は何する??」
レイがサンドウィッチを皿に乗せて俺の横に座る。
「これと言って何もないんだけどね。何したい??」
「寒い季節は温室行きたいな〜。」
俺の趣味にどっぷりハマりつつあるレイ。お出かけ先にその名前が出てきたら相当な末期だな。
更新遅れて申し訳ございません。
よろしければ感想、評価などもよろしくお願いします。
最近新しい物語も書き始めています。
こっちのお話は600話までに何とか終わりたいですからね・・・。
今年も残す所あと僅かです。
仕事が休みで暇を持て余している方は新しく描いているものでも呼んで暇を少しでも潰していただければと思っています。
この物語を書き始めてそろそろ1年です。今までいろんな方が呼んでくださっているみたいで嬉しく思います。最後まで書き終えるように頑張りますのでみなさんも飽きずに読んでいただければなと思っています。
https://ncode.syosetu.com/n4610fx/
無職になった俺のハンター生活記
よろしくお願いします。