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願いで手に入れた伴侶が最強  作者: うぉすれや
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暴露に向けて

「・・・」


ここに集まったレベルの無いの集団。

ミシュラは自分の存在が生まれてから今までで4例しか無いと言っていたが、今ではかなりの数が・・・。

もしかしたらこの世には無いものがいっぱい居るのかもしれない。

ジュディ老師のように黙って一人で苦しんでいるものも居るかも・・・。

呼び出しても面白いかもしれないけど・・・。変なものが釣れても怖い。

特にラスボスあたりがいきなりこの場にっていうのは・・・。

そんなことより・・・。


「みんなさ・・・何でこんなにギクシャクし始めたの?」


「・・・」


誰も答えてくれない。

下を向いている者、お互いに睨み合っているもの・・・。

その睨み合っている典型的な二人に聞いてみる。


「シャロン・・・ジュディ老師・・・」


「老師はやめて・・・。」


「じゃぁ、ジュディ・・・」


「何でそんな感じになったの?」


俺の問いに答える気もなさそうな二人。


「答える気がないの?俺は皆に仲良く強くなってもらうためにあの場を用意したんだよ?何でこんな風になったの?」


「こいつが悪い・・・」


ジュディ老師はシャロンを指さす。


「なに??何で私なの??あなたも悪いでしょ?」


「君たち2人はジュディが出産するまで仲良かったでしょ?それって最近じゃない?何でこんなに急に??」


「「・・・」」


答えない2人。じゃぁもういいよ。


「他のものはどう?この子が気に入らないとかないの?」


「私はこれと言ってありませんけど?」


ハウンが答えるけど・・・君・・・レベルあるでしょう?


「ハウンはレベルなしじゃないでしょ?」


「はい?さっきの騒動でなくなってますよ?知らせてませんか?」


「うん。聞いてない。こっち来て・・・。」


頭をかしげながら俺のところまで歩いてくるハウン。


「よしよし。よく頑張ったね。後でお話しよう。」


目を細めて嬉しそうにしているハウン。そしてそのまま俺の横で優雅に立っている。


「私もそんなにムカつくってほどの子はいないよ。挑発はあくまで演出だから。」


レイも誰とも争ってる感じ出さないもんね。


「私は・・・最近シャロンに腹が立つわ。なんか言い方が癪に障るというか・・・。ムカつくわ。」


やっちゃんが嫌悪感のある顔でシャロンを見る。


「私はそちらのみなさんに対して思うところはありませんが、弥生様と同じようにシャロン様の態度が最近おかしいと感じています。なんか最近、トゲがあります。言葉の端々にと申しましょうか?」


メイリーンもシャロンに対して思っていた部分があるという。


「シャロンは最近トゲあるよな。それは私も思ってた。人を下に見るというかなんというか・・・。ミシュラ倒して調子に載ってるのか?それなら私は嫌われるくらい恐れられてるぞ?そこをどうにかして欲しいくらいだ。」


「ウッ」


シャロンがダメージを受けている。


「ほらな。こいつはなんかと誰に対しても突っかかってるんだよ。ホント最近だよ、そうなったの・・・。恵様がいなくなってからかな?」


ジュディ老師がやっと口を開く。ジュディ老師もシャロンの変化に気づいていたみたい。


「シャロン・・・君の言い分は?」


「言いたいですけど・・・言えません。」


シャロンが泣きそうな顔で俺を見る。もしかして・・・。


「シャロン・・・。もしかして俺との話で?」


黙って頷く。


「う〜〜〜〜ん、難しいな・・・。それでさっき変な話のぶった斬り方をしたのか・・・。」


「ねぇ、メグミ・・・何で新参者のシャロンと話をして私ややっちゃんに話をしていないの?」


レイが悲しそうな顔をして聞くけど・・・難しいな〜そこの部分は。


「厳密には俺が話をしたわけじゃないんだよ。俺のところに現れた理由が今言っていることへの注意だっただけで。注意??抗議か??」


俺が頭を傾げていると


「なんなの??それ。私達が知らないことでシャロンが知っているっていうのはさすがに気に入らないんだけど・・・。」


「じゃぁ、する??自分の秘密暴露大会・・・。」


「「「「「「「え?」」」」」」」


「する?」


全員が困惑しているのを気にせっず間髪入れずもう一度聞く。その強気な態度に全員がヒイている。


「俺の秘密はもう・・・爆弾中の爆弾だよ。聞けば誰かに話さずに入られないほど。それでも絶対バラしてはならない内容なんだけど・・・。それに見合う秘密をここに居る全員に話してもらうよ。」


「「「「「「「・・・」」」」」」」


「はい、黙らない。ここまで来て話さないですとか。聞かないですっていうのはもう無いよ。そうしたいなら俺に記憶を消してもらう以外ない。そして静かにどこかで暮らしてほしい。」


俺の言葉を聞いて全員が震えている。


「戦線離脱の上、メグミとの生活もなくなる?」


涙目で俺に聞き返すレイ。


「レベルが違うけどね。付け加えるならその上、俺や皆とのことも記憶から綺麗に消してしまう。むろん、レイとかやっちゃん、ハウン、マッキーの旅人組は行き来も出来なくする。レイとハウンはこっちだけ、マッキーとやっちゃんは向こうだけの生活に戻る。やっちゃんは俺とただの幼なじみという状態に戻る。」


4人は絶望の顔をしている。顔色が真っ青だ。


「そんなに??」


「そんなに。」


やっちゃんが動かなくなってしまう。


「じゃぁ俺レベルの暴露じゃないと記憶消すから、まず俺からだね。」


「「「「「まって!!」」」」」


「何??」


「聞きません。」


「ダメです。こうなったら話します。そのうえでシャロンの話を聞きます。それで仲良く出来ないなら仕方ないです。」


『デュラン!!』


俺と、目の前にいた女性陣は全く今までと違う空間に移動する。

白く何もないただ広いだけの空間ではなく、歪ななんとも言えない模様がぐにゃぐにゃ動く。見ているだけで気持ち悪くなるような世界。


「ここは特別製の空間。わかるよね?シャロン・・・。」


「何でこんな空間を??」


シャロンが震えている。空間を支配しているシャロンですらどうすることも出来ない空間がここに出来上がる。


「どんな空間なの??」


レイがシャロンに問いただすがシャロンは何も言わない。

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