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願いで手に入れた伴侶が最強  作者: うぉすれや
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割り振り割り振り、俺強くなる。

生き物殺すのってすごい嫌な気分ですね。

そういうのもいつか慣れてしまうのかな?

「おぉ!!綺麗な魔石だな!!呼んだ奴にもちゃんとあるんだな〜。」


ハイオークを解体して魔石取りに精を出す田村さん。

その横でお肉を失敬しているミドラ。

あの肉なんに使うんだ?

デュランは解体されて転がっているハイオークの亡骸を穴を掘って埋めている。


「こうせんと、これを食ったモンスターが力を付けて環境が変わるんだよ。」


俺の『何やってるの?』な顔を見て俺に教えてくれる。

俺の願いに対して結構怠慢なくせにこういうこの世界の常識については真面目なんだな。

そう感心してしまった。きっとこの世界が好きなんだろう。


「でも、ドロップしなかったわね。」


ドロップってあれだろ?アイテムが出てくるやつだろ?

あれって不思議だったんだよね。なんでモンスターからモノが出てくるの?

装備品ならまだしも違うものも出てくる。その最たるものがコインの類なんだよね。

まぁいいや、知ったところでドロップ率が変わるわけじゃなし。


さて、気を取り直してノート広げますか!!

ドーピング中につきポイント大放出中ですからね。


ノート見ると


レベルは12

割り振りポイントの残りが550P

学習スキル 文字理解 レベル3

職業スキル 調教 レベル3

      捕獲 レベル3

スキル割り振りポイント残り180P


変わったところはこんな感じだった。

レベルアップでスキルのレベルも上がるんだな。

そう思っていると


「スキルのレベルが上がってるね。なんでだろ?文字理解はテスト受けたから?でも他はなんでだろ??」


そんなことを言うレイ。


「上がらないの??普通は。」


「勝手に上がったらスキル割り振りポイント残りの意味なくなるでしょ?」


あ、それスキルのレベル上げるためにあるんだ。

それと気になっていたのが俺は今、レベル12でなぜ割り振りポイントが550Pもあるのか?

普通ならレベル2から12まで上がったのだから段階は10個上がってポイントは513Pのはず。

おかしい。


「レベル2に上がった分も50にしておいたぞ。」


この人忖度すごいな。


「何にポイント振る??満遍なく?それとも極振り?」


レイの言っていることの意味がわからず、俺は頭をかしげる。



察してかレイは付け加えてくれた。


「ポイント割り振るときに満遍なく振れば平均的に強くなっていく。極振りっていうのは例えば腕力ほしいとか思ったらかなりの数、もしくは全部それに振っちゃうの。そしたら攻撃力が極端に上がって戦いやすくなるっていうやつ。ただ、遅いと当たらないから意味ないんだけどね。まぁ、物理型か魔法型かなんてのも考えないと。ちなみに私は物理型よ。」


「レイリーは?」


「あの子は魔法型。あぁ見えて魔法の能力ヤバイのよ。私は対単騎型だけど、弟は全体魔法で戦う対多騎型。多分戦うところ見たら驚くよ。」


まぁ曲がりなりにも魔王だから強いんだろう予想はつく。

ただ、驚くっていうのはどういうものなんだ?

まぁ見ることもないからいいけどね。


じゃぁ俺は満遍なく振りつつ力と素早さに少し多めでいこうかな?

というわけで


力   126

体力   87

知力  100

素早さ 126

運   110


物攻  141(+15)

物防  117(+30)

魔攻   59(+ 5)

魔防   56(+10)


こんな感じになったようだ。魔法はいつ使えるんだろ?

ロマンいっぱいだな!!


そういや、レイと田村さんってレベルどうなってるの?ステータスは??

そう思って二人を見ると


「乙女にそんなこと聞いちゃダメです。」


まだ聞いていないのにレイが頬を膨らましてそっぽを向く。

なぜ聞こうとしたのがバレたんだろ??


「レイはこのステータス診てどう思う?その辺の人に負けないくらいだと思う??」


気になる部分はここである。人と戦って簡単に殺られないか?これからのことを考えるとかなり大事な部分。


「大丈夫でしょ?今ならあのギルドのデッカイおっさんにも負けないと思うわ。あの元凶の・・・」


なにか思い出したみたい。すごい形相になってる。怖い・・・。

まぁそれなら安心だな!!じゃぁ、話聞きにギルドに行きますか!!

そう意気揚々と移動を開始すると


「壺忘れてるぞ。」


デュランが悲しそうに言う。

危ない危ない!!こんな究極兵器その辺の置いておくことはできないな。

でもどうしよう。こんなでかい壺、持ってウロウロできないんだけど。


「あなた達、アイテム入れる袋は?」


なにそれ??と思っていると


「そういや持ってなかったね。買いましょうか?」


偉い簡単なことのようにレイが言う。それを聞いたのか腕を組んで胸を張ってデュランが


「そんなもん、我に頼めばチョチョイのチョイだぞ!!さぁ願うのだ!!」


出た!!願い叶えます。何でも何度でも。大バーゲンだな、ホント。


「なに、このすごいヤバイ能力。これ、恵くんのなの?」


まぁそろそろ気づかれるよね。阿呆な子じゃないんだし。

隠しても仕方ないのでコクコクとだけ頷いておいた。


「アイテム袋おねがいします。できるだけいいやつ。」


ちょっと難易度を上げておいた。どんなものが出るのかな??


「その願い叶えてやろう。」


そろそろ飽きてきたな、その件。

そう思っていると空からふわふわなにか落ちてくる。

リュックサックじゃん!!

そう思っていると


「すっごーい!!こんなの出せるの??これヤバイでしょ??激レアだよ!!超超超〜〜激レア!!前オークションで見たやつじゃない??普通のその辺のカバンみたいに見た目だけど特殊機能がついていて見た目も変えられるし大きさも変えられる。オーナー登録すれば本人以外使えないし中身を出し入れできないんだよ!!うわ〜〜!!まさか現物を手に取れるなんて!!すご〜〜い!すご〜〜〜〜い!!」


田村さんがえらい興奮気味にアイテム袋をいじり倒している。

目がキラキラしてちょっと口からヨダレ出ている。

さっきの壺のことと言い、もしかしてアイテムマニアなのか??


そんなこんなでアイテム袋のオーナー登録を俺とレイにして壺をしまう。

これで安心、兵器は見事守られました。


さぁ、ギルドいこうぜ!!元締めが俺達を待っている





はず。




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40話も超えることが出来ました。読んで下さるみなさんのおかげです。

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