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願いで手に入れた伴侶が最強  作者: うぉすれや
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信頼と発光と・・・

「メグミ〜〜〜!!あれ??どうしたの??」


レイが俺の雰囲気を察して顔を覗きこむ。


「泣いてる?」


「いや、可愛いおチビを見ていたら眠たくなってきただけだよ。」


俺は誤魔化そうと頑張る。そこに真っ赤な目のシャロンとミシュラがやってくる。これは誤魔化しきれないな・・・。


「お母様とシャロン!!目が真っ赤だよ??大丈夫??」


「ええ、今後のことを話していたらシャロンが訓練頑張るって言うから嬉しくて泣きそうになっただけよ。」


ミシュラが嘘とも本当とも取れないことを言う。


「じゃぁ、シャロンは何で泣いてるの??」


「怖いからです〜〜〜!!」


そう言いながら走ってテーブルに向かうシャロン。やけ食いし始めたんだけど・・・。


「なら、訓練頑張るって言わなきゃいいのに・・・。」


レイはそう呟きながら俺の横に立っておチビ達を覗きこむ。


「寝かしてきたら?」


「そうだね・・・。ミシュラ・・・行こうか・・・。」


「はい。」


俺達は会場を抜ける。宴会の主人公はシャロンだ。俺達ではない。抜けても大丈夫だろう。


「あなたの覚悟を聞いて・・・あなたにもっと惹かれてしまいました。愛していますわ。だから・・・少しでも重荷を私にあずけてください。それであなたの地獄の道のりが少しでも楽になるように・・・。」


俺にキスをしておチビを抱きかかえる。


「あなた達のお父さんは最高の男ですよ。」


ミシュラはベッドに子供達を寝かせる。


「恵さん、会場に戻りましょうか・・・。それとも・・・ふふふふふ。」


「時間を止めればやり放題だよ。そうする?」


「いえ、永遠にやってしまいそうなのでそれはダメです。」


俺と腕を組んで会場に戻る。


「クルク〜〜。」


ミシュラが呼ぶとすぐに現れるクルク。


「はい。ミシュラ様。何か?」


「恵さんに確認をとりました。あなたの言う通りです。ただ・・・。その理由が理由だけに今はあなたにも言うことが出来ません。」


「いえ、その辺りはミシュラ様のご判断にお任せいたします。ミシュラ様が話せないと思えば話をしなくてもいいと思います。」


クルクが俺に頭を下げる。


「恵様は皆さんのことを思ってお話していないのだと思いますので。」


「信用あるんだな。俺って。」


「ええ。ミシュラ様が愛する方を信用しないはず無いじゃないですか。」


「それは俺への信頼じゃないな・・・。」


俺が笑っていう。


「そうですか??そういうつもりではなかったのですが・・・。あ!」


ミシュラを見て苦笑いをしてそそくさと消えるクルク。後ろを見るとミシュラがものすごい睨んでいる。


「ミシュラ・・・顔、顔!」


「え??ほほほほほ。冗談ですよ。ふふふふふ。」


いつもの顔に戻るがコメカミの血管を何とかしてください。





そんな感じで皆がそれぞれ食事を楽しみ、談笑して、宴会も終わる。

俺とミシュラとシャロンだけが残る皇帝の間。レイ達には先に部屋に帰るようにミシュラが言ったのでしぶしぶではあるがレイ達はこの場からいなくなっている。



「さて、シャロン。あなたは私を殺し、新たな称号も得て、私達に認められました。そこで・・・」


ミシュラがシャロンと俺の手を取る。そしてゆっくりと俺達の手を重ねる。その瞬間にシャロンと俺の体が光り始める。


「やはり・・・そういうことですか・・・。」


「「え?」」


「心が通って、信頼が大きくなると、レベル無し同士は光るみたいです。以前のあなたと私が手を取った時になったように。」


「シャロン・・・あなた・・・今・・・発情していない?」


「え??なななな何を言っているんですか??」


ものすごい真っ赤な顔でシャロンが震えながら聞き返す。


「正直に答えなさい。あなた今・・・ものすごくしたいでしょう?」


ものすごい笑顔でシャロンを覗きこんでミシュラがそう言っている。傍から見るとどう見てもセクハラだな・・・。


「ええええええ・・・。あああああ・・・。わけのわからないもやもやが襲ってきています・・・。」


「恵さん・・・。抱いてあげてくださいな。そうすれば・・・ね?」


ミシュラがそう言うとゆっくり立ち上がって自分の部屋に行ってしまう。

俺はシャロンを抱きかかえてシャロンのために用意していた部屋に連れて行く。


「あああああ、あの・・・恵さん??え?え??」


俺はシャロンにキスをしてそのまま・・・



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