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願いで手に入れた伴侶が最強  作者: うぉすれや
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無茶苦茶な神々に

「そんなに警戒しないで。そんなに怖いの??その二人が・・・。」


「はははは。まさか・・・怖いわけ・・・はい。怖いです。あんな無茶苦茶な存在が近くに来ているかもと思うと・・・。いやいや、私の許可無くここには来れないから・・・。」


ものすごい顔色が悪い。キョロキョロしまくっている。


「そんなに怖がらないで。大丈夫だから。万が一、この場にいても俺が言えばわかってくれるからさ。」


「そんなはずない・・・。あなたは人族ですよ??あのミシュラ様に、ハウン様ですよ??出会っただけで塵にされると思います。」


「ははははは。まさか!!二人共ものすごく可愛いよ。」


「あ!!それは偽物なのでは??最古の神々の名を語る不届き者です。」


顔が美しい割に結構おちゃめな思考を持っている。


「2人に会わえるから、向こうに居るときに俺の屋敷に来てよ。居場所はわかる?」


「わかりますよ!メグミ帝国ですよね。まさかこっちの人がそこまでやるとは思いませんでした。」


「最古の神々なら、今なら俺の屋敷にアッシュもいるし、違う大陸にルナリスも居るよ。クルクは最古の神々じゃないけどいつもミシュラの所に遊びに来るし、神々はけっこう俺の回りにいるな〜。会いに来たら皆喜ぶと思うよ。」


「嘘・・・あの・・・死の神々まで居るんですか?ルナリス様は最近封印から出ることが出来て楽しそうに国造りをしていましたが・・・。」


「ルナリスの近況は知ってるんだ・・・。」


「ええ。何度も封印の地に遊びに行きましたから。」


最古の神々が遊びに来ると言っていたのはどうやらこのシャロンのことらしい。


「新しいコネクションができたんだから向こうで盛大にお祝いしよう!!絶対楽しいからさ!!」


「・・・ええ。わかりました。そこまで言うなら行ってみます。ただ・・・絶対制止してくださいよね!!3人も無茶苦茶な存在が居る場に行くんですよ??絶対ですからね!!」


初め会った時とはキャラが変わっている。物静かな美女から少し気の弱いちょっと抜けた美女になっている。


「まぁ、ミシュラは最古の神々だったってことを皆の前で言わなければ笑ってる人だからな。そこだけは気をつけてね。」


俺の言葉に頭をかしげるシャロン。


「あの・・・。誰に最古の神々であることを黙っているんですか?あの存在を見て神々とわからないバカが存在しているんですか?」


「バカね・・・。確かにお馬鹿なのもいるけど・・・。頑なに隠しているから少しでも話を出すと殺されかけるよ・・・。他の神々みたいに・・・。というより・・・特にハウンかな??」


「ハウン様ですら殺されかける・・・。怖すぎです・・・。」


口に両手をやり、涙目のシャロン。そんなに怖がらなくてもいいのに・・・。


「シャロンは戦闘力は??あ!!これ聞いちゃダメなやつだっけ??」


「そうですね・・・。何故か私達の世界ではダメな風潮があります。私の戦闘力はそこそこです。最古の神々の中では最弱だと思いますけど・・・。それでもそこそこです。」


「その辺は強くなればいいわけだから気にしてないけどね。ハウンなんかいつもミシュラにひどい目に遭ってるから・・・。一撃で死んだりされても困るからさ・・・。」


「もしかしてミシュラ様の一撃に耐えろと??それはさすがに無理ですよ?あの方のパンチ・・・。空間を破壊するんですから・・・。」


「ははは・・・しってる。」


以前の大バトルでデュランに作ってもらった空間にヒビが入りそれを修復するのにデュランが右往左往していたのを思い出す。


「あの時もやばかったらしいからな〜。」


「何の回想ですか??」


「え??あぁ。以前ミシュラと戦った時のことを思い出してね・・・。その時も・・・」


「はい??何いっているんですか??あなた人族でしょ??あんな化物と戦った??そんなわけ無いでしょ?何で生きてるんですか??」


本音が出ちゃってるよ・・・。ミシュラに向かって化物って言っちゃってる。驚くとどう思っているかよくわかる。


「そりゃ死にかけたよ。相当やばかったって聞いているけど。」


「やっぱり、あなたの言っているのはミシュラ様ではないですね!!ありえません!!」


そっぽ向いて腕を組んでいる。なぜ怒っているのかわからない。


「まぁそれなら俺の屋敷に来て。話が早いから。ハウンならすぐに会わせるよ?どうする?」


「それもどうせ偽物でしょう?会いますとも!!この目で確かめてやります!!」


「じゃぁ行こうか??俺の部屋!!」


「行きますとも!!」


何故かものすごい強気に戻ったシャロン。ハウンに会ってどうなるか見ものだな・・・。


俺は家の風呂に戻され、脱衣所で服を着る。横でシャロンが体を吹いて服を着ようとしている。


「狭いですね・・・。広げます?」


「広げないで。それは困るから・・・。」


そんなやりとりをしながら服を着て俺の部屋に行く。

少しだけ扉を開いて俺は顔だけを出し、


「ねぁ、ハウン・・・。急なお客さんなんだけど・・・いいかな??」


「私にですか??なんでここに??」


「じゃぁ入って・・・。」


俺は扉を全開にしてシャロンの手を引っ張って中に入れる。入った瞬間にものすごい握力を感じる。

それと同時にものすごい汗を滝のように流すシャロン。なんで?

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