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願いで手に入れた伴侶が最強  作者: うぉすれや
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話し進まね〜。

「あぁ、ワクワクもなくなったし、帰るか?」


レイを横目に俺は言う。


「あの・・・ごめんなさい。」


レイは謝りはするが反省しないんだよね・・・。


「ワクワクするかどうかわかりませんが、先ほど行った食堂に居た従業員が何か話をしたがっていましたよ?」


ハウンが言う。なんかハウンの知り合いが困っていたっけ??でもそれ・・・断ってたじゃない??


「ようやく聞く気になったか??」


「いえ、まったく。何で勝手に現れるの??」


いきなり現れた女に冷たく言い放つハウン。それと同時にメイリーンがその女を抑えこむ。


「この女は恵様を馬鹿にしました。今度見たら殺そうと思っていたところです。いつでも声をかけてください。殺しますから。」


「やっちゃえ!!」


レイが笑顔で言っている。やはり反省していないな・・・。


「うん、やっていいわよ。恵くんを馬鹿にしただけじゃないんだから。人族すべてをよ。」


やっちゃんも賛成のようだ。


「最古の神々も死ぬんだよね?おめでとう。」


俺の言葉に


「悪かった!!謝るから!!話を聞きたいんだろ??」


その言葉に全員が首を横に振っている。


「面白いことがないかな??というだけで君の話を聞きたいわけではないから。」


俺の言葉に顔を青くする。


「そう言って差し上げないで??アッシュが可哀相ですよ。」


ミシュラが現れて死の神々、アッシュの首にあてがっていたメイリーンの剣つまみとってしまう。


「ミシュラ。なぜここに??」


「恵さんが誘拐されたとききまして・・・。この国を滅ぼしに来たところです。」


「すぐに滅ぼさないで。クロエから聞いていないの?俺はこの状況を楽しんでやってるって。」


「はい。聞いていますわ。でも・・・私をのけものにするなんて・・・。」


メイリーンの剣でポンポン肩を叩きながら笑顔で応え続けるミシュラ。真剣で肩をたたいて無傷なのが怖い。


「メイリーン・・・。ハイ。」


ミシュラは笑顔のままメイリーンに剣を投げ渡す。


「ミシュラ??なぜお前がこの人族と仲良く話をしている??お前は・・・。」


何か言おうとしたみたいだがミシュラに顎を掴まれて持ち上げられて黙ってしまう。


「あらあらアッシュ??もしかして私が殺さないといけないのかしら??」


笑顔だが目が全く笑っていない。メリメリと音を立てるアッシュの顎。メイリーンが横でガタガタ震えている。ものすごい殺気だ。


「ミシュラ・・・放してあげて。」


俺の声にすぐさまアッシュを投げ捨てる。


「ふふふ。恵さんが優しくてよかったわね。アッシュ??神の元に帰りたいのかと思ったわ?」


「ヒッ!!」


震え上がるアッシュをよそにミシュラは俺の横に歩いて来て腕を組む。


「ミシュラ・・・。お前・・・鞍替えしたのか??どぶ臭い魔族からゴミの人族に・・・。」


アッシュが結構なことを言う・・・。魔族がどぶ臭い??はぁ??


「ミシュラ・・・。アッシュは今死にたくて仕方ないのよ。だから恵様を馬鹿にしているんだと思うわ。」


ゴミという言葉にハウンがキレている。


「どぶ臭くて悪かったな!!」


レイが座り込んでいるアッシュに何度も蹴りを食らわしている。


「何であんたが私を蹴るのよ??あなた人族でしょ?」


アッシュは腕で蹴りをガードしながら抗議している。人化を解いて久しぶりに魔族の姿になるレイ。


「まさか・・・」


「ええ。そのまさかよ!!魔族全員の怒りと思って蹴りを喰らい続けなさい!!皆も蹴らないの??」


魔族の方々が姿を変えて、この国の重鎮のふりをしてくれている。参加するのかと思ったら全く動かない。


「レイ・・・。話の途中だからその辺にしておいて。レイが混ざるとややこしくなる・・・。」


俺の言葉に涙目で肩を落とし、トボトボ俺の横に歩いてくる。そしてなぜ俺の膝の上に座る・・・??


「あの・・・レイちゃん・・・。これだと話ししにくいんですけど・・・。」


横でお腹を抱えて笑い始めるミシュラ。魔族の方々もフルフルしながら笑いをこらえている。


「ミシュラ・・・お前・・・、変わったな。」


アッシュが驚いている。神々は皆ミシュラやハウンの変わった感じを見て驚く。昔はどれほどだったんだろう・・・。

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