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願いで手に入れた伴侶が最強  作者: うぉすれや
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決着そして・・・

ガチバトルを展開。死んだらどうするの??

ものすごい音を響かせながら戦うレイと田村さん。

人々がいれば確実に人だかりになるだろう。

そして十数分打ちあう。何度の衝突があっただろう田村さんが大剣を杖のようについて肩で息をしている。

決着間近だな。


「どうしたその程度か?勇者よ。人族最強の職種ならもう少し骨があると思ったんだが・・・。」


レイが煽っている。しかもすごい楽しそう。


「ハァハァ。ふ、ふざけるな!!あなた全く動いてないじゃない!その触手なんなのよ目ン玉いっぱいついて気持ち悪い。」


悪態をついて息を整える時間を稼いでいる。


「き、気持ち悪い???」


あれ??精神的ダメージでふらつくレイ。よろよろ前に倒れそうになって片膝ついちゃった。

そうこうしている様子を近くでオロオロ見ていた俺は、背中に衝撃を受けて二人の間に頭から滑り込んだ。

まるで一塁に滑りこむ球児のように・・・。


「ガハッ」


この衝撃は・・・ふらふらしながら起き上がるとそこには青い丸い生き物、俺の天敵スライムが居やがった。いつの間に後ろにいたんだ??前に夢中で気が付かなかった。


「ゴミの分際でメグミに何している・・・」


顔が怖いよ、レイさん・・・。

そう思っていたら触手でスライムを叩き潰す。

一瞬でバラバラになった。

違うな、一瞬でグチャグチャになった。

スライムとレイの距離は結構離れている。それなのに太い触手が何度も打ち付ける。

もう死んでいるのに何度も何度も。

二本の触手を出した状態で一本ここに有る。油断し過ぎでは?

田村さんは好機と判断してレイの首めがけて斬りつける。ヤル気満々は本当の様だ。


パシッ


という音とともに大剣が首の元に当たる。

レイが斬られた!

そう思ったがよく見るとレイは二本の指で大剣を摘んで止めていた。


何それ凄い!


感心する俺。

声に出してしまった田村さん。


「あぁシンド。」


おばちゃんを彷彿させるセリフのレイ。

デコピンのように大剣を指で弾く。

座り込む田村さんを見ながらこう言う。


「あなた、やるわね。あと、どう?私強かった?」


田村さんに手を差し出すレイ。かっこよ過ぎだろ。


「えぇ、負けたわ。しかも手を抜かれて。」


気づいてたんだな。8本じゃなかったし。

後ろから聞こえる拍手。

お前ら出てきちゃダメだろ。


「この人たちは?」


そりゃ聞かれるよね。デュランとミドラがアホみたいな顔で俺を見る。


「おっとう、何故か見えてるみたいだよ。」


こいつら姿消してるつもりだったんだ。

状態異常無効にするの忘れてやがるな。


「うむ、幻影も見破るんだな。我の力半減だな。」


肩を落としてランプに帰る。後でお説教だな。


「あれは通りすがりの変な親子です。ダメですか?」


「ダメ」


とだけ返ってきた。そりゃそうだよね。説明面倒臭い。


「かくかくしかじか」


これに限る。


「かくかくしかじかを言われてもわかりません!ちゃんと説明して!」


そりゃそうだ。だから合流したくなかったんだよ。阿呆2人のせいで面倒臭いことのなった。

あいつらどうしてくれよう・・・。

本当に面倒なので『俺のスキルの産んだもの』とだけ説明しておいた。


手をとって立ち上がった田村さんはオシリをポンポン叩きながらレイを眺める。


「で、あなたナニモノなの?」


レイは返答に困っている。

そうしていると後ろから聞き覚えのない声が聞こえてきた。


「何者かは説明しにくいよね。」






おもしろい、その後が気になるなどありましたら評価お願いします。

私のモチベーションにつながってきますからコメントもあればうれしいです。

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