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願いで手に入れた伴侶が最強  作者: うぉすれや
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まさかこんなことになるなんて・・・。ハウン

ハウンの目線です。

私はハウン。最古の神々で、歳は秘密。呪いで治らなかった目を恵様に治療して頂いてからずっと一緒にいる。あの方は人族ではあるが本当に素晴らしい。たまにすごく子供っぽい時もあるけれど、そんなところもとても愛してしまう。


私はいつもレイという魔族の女性と弥生という人族の女性と行動を共にしている。向こうの世界に行き来してもいつも一緒。気が合うというかなんというか・・・。長く生きて気を許せる友になったのは彼女たちだけだろう。と言っても恋のライバルでもあるんだけどね。


今回のことは神々で処理すべきことだったんだけど、最古の神々は自分勝手な奴が多いので協調なんて求めるだけ無駄。私の相方だった闇の神々は独特な方で、誰よりもこの世界を大事にしている。きっと私達を作った神の影響を強く受けているんだろうと思っている。馬鹿みたいに先走って自分ごと魔物を封印したりするし・・・。真面目すぎてちょっとお付き合いは出来ないタイプ。まぁ、向こうも私みたいなのと付き合いたいなんて思わないと思うけどね。


そんなバカ真面目を救出して、イライラも原因である虫にぶつけられると思った矢先にレイに虫を消滅させられる。さすがにそれはないわね。

そう思って怒りが沸々湧いていると、あの子・・・かかってこいとか言い出したわ。さすがにカチンと来ちゃった。恵様がこの空間では恵様の許可がない限り死ねないと言っていたから本気で叩きのめしてやるって思っちゃった。そして実行。さすが魔族最強ね。私では容易に勝てない。やっちゃんと力を合わせてもダウンがやっと。ダウンして数秒で全快するからエンドレスとは言え、いい運動になってストレス発散ができる。

ちょっと楽しくなってきた所に恵様がお迎えに来てくれたわ。


そう思った瞬間


「ヤバイヤバイヤバイ」


ミシュラがいるじゃない!!これはどう考えてもアレよアレ・・・。地獄襲来だわ。

私はすぐに光の屈折を利用して姿を消す。

そしてすぐさまそこ場から逃げようとすると・・・。


「気配で・・・」


ミシュラがなにか言っているけどパニックになって何を言っているか聞き取れなかったわ。その瞬間に右肩にミシュラの拳が・・・。肩の骨が折れて鎖骨が首の横に出てる・・・。すぐに回復させようとするが追撃が・・・。床に倒れた私の背中に踏みつけ攻撃が。


「ガハッ」


私は吐血と共に床にめり込む。そして数秒・・・。全快して、気付け・・・。目が覚める。


「あらハウン、早いお目覚めね。さぁ時間はまだまだあるわよ?」


「恵様・・・早く来て・・・。」


私は今回あの時ほど怒り狂っていない。だからミシュラがとてつもなく怖い・・・。

なんで私はレイのあんな容易な挑発に乗ってしまったんだろう・・・。

生まれてきてかなりの歳月が断つはずだが今、現在、一番後悔している。

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