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願いで手に入れた伴侶が最強  作者: うぉすれや
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まさかこんなことになるなんて・・・。メイリーン

メイリーン目線です。

私はメイリーン。

ゲッコ族という獣人で、この世界の数少ない真の勇者。

世界最強にもなれると言われて日々修行に明け暮れている。

以前出会った同じ種族の月光という男にゲッコ族は希少で崇高な種族であると言われたが、そんなの私には関係ない。何が希少で何が崇高なのか・・・。私の中で今一番大事なのは主である恵様の横で旅をし続ける強さを持つこと。ただそれだけ。

そのためには何があっても離れずについていく。


今回の魔物退治は少しレベルが足りないと言われてしまったけど無理やり付いて行った。それが私のためになると思っていたから。でも・・・現実は少し違っていた。

レイ様がまさかのお願いでの解決をするなんて・・・。それをするんだったら全ての冒険が台無しになる。もしかしてあの人は阿呆なのか??と最近感じ始めている。美しく、強く、そして恵様に一番愛されている女性。だからずっと勝手に・・・パーフェクトな人なんだと思っていたんだけど。


その後はもう・・・グダグダ。

レイ様は逆ギレして皆にかかってこいとか言い出す始末。それに応じる2人もどうかと思うけど、私もどれくらい強くなったか知りたくて参加させてもらうことになった。

はっきり言って他の3人は私がどうにかできるような強さではなかった。さすがです。真の勇者の先輩である弥生様。魔族最強といわれているレイ様。そして最古の神々であるハウン様。最近冒険者になった私ではどうにもならない。自信を喪失するとはこのことなんだろう。

それでも稽古と思って思いっきりぶつかることどれくらいだろう。

空間に扉が出てきて恵様が入ってきた。

たしか、少ししたら迎えに来るって言ってたから、それだろう。と安易に思っていたら・・・。



地獄が始まった。



まさか・・・最強の神々を連れてくるなんて・・・。私はかなり前から気づいていた。ハウン様がミシュ・・・と言いかけること数回。その後ミシュラ様が必ず口止めをしている。だから・・・。気づいていないふりをし続けているけれど。自分の身の安全のために。


3人にも歯が立たない私。その3人でも全くどうにもならないミシュラ様。そのまさに化け物を相手に瞬時に倒される私。気を失うってこんなに幸せなのね。そう思って気を失っていると・・・体力全快。気付け完了。私は目を覚ます。そして目を覚ました私に気づいたミシュラ様はすぐに攻撃をしてくる。気を抜けば瞬殺・・・。それほどの攻撃を繰り出してくる。

死ねない。気を失えない。すぐに全快する。この空間はきっと地獄なんだろう。楽になる時がずっと来ない。

はやく・・・恵様・・・迎えに来てください。そればかり思う私だった。

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