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願いで手に入れた伴侶が最強  作者: うぉすれや
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情報を聞き出す方法に幅がない!

俺が目の前に立つと全員が俺を見る。


「貴様・・・何者??」


おや?俺を知らないの?俺を捕まえて戦争終了とかじゃないの??俺の顔を知らなければそれができないよ??もしかして降伏なしの皆殺しか?


「俺を知らないで戦争してどこで決着?」


俺の言葉に全員意味がわかっていないようだ。


「自己紹介していなかったね。俺は恵。この帝国の皇帝で〜す!」


何の反応もない。ちょっとかなしい。


「お前ら俺の国に攻めてきたんだよね?何で?」


俺の質問に誰も答えない。


「黙りか〜〜〜。痛い思いをして話すのと何も傷つかずに話すのとどっちがいい?」


「フン!ガキが粋がるな。貴様のような子供に何ができる?」


鼻で笑う男。


「ここに取り出したものは私の右手です。私はなんと!!左利き!!さて、この右手はすごいんですよ!!もうマジックです。さぁご覧ください!!ここにある人の頭が・・・ほら!!」


鼻で笑った男の頭の上に右手を置いて握る。骨を砕かないように皮だけを握る。葡萄の皮を指で摘んで中身を出すように。まぁ頭だから指五本だけど・・・。


「ぎゃぁぁ!!」


顔面の皮が上に絞られて頭部中央に集まる。歯茎や鼻の穴が丸見え。目があった穴も血が流れ出ている。

首の皮がビチビチ音を立てて伸びていく。まさに全部の皮が頭部に集まる感じだな。


「あはははは!!これはすごいね。記念に頭の上でロープで結んでいてあげよう。」


俺は30センチほどのロープを出し頭部に集まった革をひとつ括りにしてあげる。

頭頂部に大きな瘤の出来上がり!!


それを見て俺が大爆笑していると全員が青ざめて俺を見ている。まさに無言。男の声に出来ない唸るような悲鳴が響く空間の出来上がりだな。


「うるさい男は放置して、次はどんなマジックを見せようかな?おぁ、そこに美女がいるではないですか?どうです??私のものになりませんか?」


俺が指を指して女に聞く。実際のこの女は美人ではない。中の上くらいの見た目だ。


「貴様・・・こんなことをして・・・私を口説き始めるとはどういうことだ??」


「いやいや、君みたいな普通の顔を美女と言って君の気持ちを盛り上げているんだから素直に乗って欲しかったな〜。裸で転がってるし、俺の開発したアイテムの餌食になってもらおうかな?男じゃ見苦しくて殺したくなるけど女の人ならね・・・。」


通称、くすぐり地獄ロープとかこちょこちょロープとか呼ばれているモノを女の上に落とす。ロープはすぐさま女の魔力に反応して動き始める。


「ななな、なに?ちょ!ちょ!!あははあは!!あははは!やめ!!ははははは・・・」


地獄開始!!のたうち回る女。それを見ている男。股間が大きくなってきている。裸の女性がくすぐられて漏らしながら転がっているんだからそう言う趣味のものにはたまらないね。

この女性は当分放置。うるさいから遠くに移動させておこう。デュランに頼んで5キロほど先に転送してもらう。これで声は聞こえない。


「さて、俺は優しい。俺の喜ぶ情報をくれた人は・・・どうしようかな??この世界のお金をある程度渡すからC国に見つからないところでひっそり暮らしてよ。二度と関わらないというなら生かしておいてあげる。今までにないすごい譲歩だな。今までの人は皆・・・死んでいるし。」


俺の脅迫にも負けずダンマリです。大したもんだな。


「女性を甚振る趣味はないとは言わないけど、男には手加減とか手心とか慈悲とかはないからターゲットになったらどうなっても知らないよ。」


頭にお団子を付けた男を指さす。下唇が口をふさいで話すこともまともな悲鳴をあげることもできなくなってピクピクしている。


「もうひとつ付け加えるなら甚振り始めるとその人の話は聞かないから気をつけてね。ただの見せしめだから、死ぬまでいたぶり続けるけどすぐには死なせないよ。」


俺が白金貨を100枚ほど床に転がす。これでひっそり暮らせという気持ちを込めて。


「黙りですか・・・。さすがです。」


屈強な蛮国の兵士は捕虜になれば殺される覚悟があるみたいです。


「はぁぁ。」


俺はため息を付いて男の前に立つ。


「最期に言い残すことは?俺への罵詈雑言はやめてね。死ねないけど苦しいという時間が無限にやってくるよ。」


そう言って男を見下ろす。


「一対一で戦え!!男なら一対一で戦え!!俺に勝てたらお前の知りたい情報をやる。」


おぉ!わかりやすいし男を感じるね!!


俺は拘束を解き、男と対峙する。


「あぁ、君はどんな戦い方をするの??武器は?防具は??」


俺はアイテム袋から色んな武器を出す。これでもかという量の武器を・・・。


「好きなのを選びなよ。俺は今のままでいいから。」


「舐めたクソガキだ・・・」


青筋を立てながら男は武器、防具を選ぶ。


「準備出来たかな〜??」


「・・・」


「いえ〜〜〜い!!くらい言えよな・・・。」


男が構える。俺は棒立ち。


「貴様、俺を舐めているのか?それとも強いのか?」


「はぁ、あんたもか??サーチャくらいやれよ。じゃないと死ぬよ。」


俺の言葉にサーチャをかけるが・・・


「見えないようにしておいて何がかけろだ・・・なめやがって。」


ジリジリ距離をつめる男。周りの者は固唾を呑んで見守る。

いい間合いになったのだろう男が俺に切りるけてくる。

俺は回避。回避しかしてやらない。

俺の華麗なステップですべての斬撃、スキル、魔法をかわしまくる。


「飽きてくるね。避けるだけだもん。あんたの攻撃・・・当たらないね。殺陣か何かなのかな?」


俺の笑い声に相当ムカついているようだ。震えだしている。


「埒が明かんからもう少し人数増やすか・・・。戦闘に自信のある人〜??」


数人が俺を見る。目を合わせない奴は自信がないんだろう。

俺を見ていたものすべてを解放。装備させ、準備をしてもらう。


「俺を倒せばこの国はC国のものだよ〜。」


煽りまくっている俺。

さて、この中で俺をどうにかできる奴がいるのかな?


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