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願いで手に入れた伴侶が最強  作者: うぉすれや
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戦争開始

「兄さん?今幸せなところだと思うんだけど・・・シュフラ帝国が侵攻を開始した。俺達の領土と兄さんの帝国の2つを同時にだ。バカだと思っていたけどここまでとはね。こっちはこっちで遊んでおくけど兄さんの方は大丈夫?今はお母様も動けないでしょ?姉さん1人でもイケると思うけど・・・。」


伝えることを簡単に伝えて連絡が切れる。


「馬鹿な国が併呑される可能性も考えず俺の帝国と魔族領の両方に攻撃を仕掛けてくるそうだ。皆を呼んでくれ。あと、マッキーとジルがシュフラ帝国で遊んでいるはずだから呼び戻して。」


レイに説明するとレイが走ってどこかに行った。

俺はクロエとマギーを呼んで魔物っ娘たちに謁見室に来るように伝えてもらう。



10分ほどで俺の前にこの帝国最高戦力が集う。


レイ

やっちゃん

ハウン

メイリーン


カミーラ

ラウル

ダリア

シレン

イーライ


最近仲間になった4体の魔物。だが、この魔物たちとリユは今回お留守番だ。なんせ今は弱いから・・・。


「C国のバカが俺達の国に攻めてくるらしい。レイリー情報だから確定と言っていいだろう。そこで・・・俺達で迎え撃つ。海の上でドンパチやれば国の被害はかなり少なくなると思う。だから陸につく前にすべて沈めると思ってほしい。捕虜はいらない。皆殺しで。ただ、あの国は国民をすべて殺したという情報もある。もしかしたら殺したと思われる国民を奴隷として戦闘に参加させているかもしれない。その可能性がある以上、俺の能力でその人たちを解放する。」


皆戦闘準備に入る。

そうして2日・・・。そろそろ着く頃だよね。どこにいる??


『デュラン・・・C国の馬鹿共は今どの辺りにいる??』


『C国?シュフラ帝国の軍艦か??どう説明すればいいんだろうな??海の藻屑?』


「へ?」


俺の変な声に皆がこっちを見る。レイだけ笑っている。レイは俺とデュランのやりとりを聞いているから何でそんな声なのかわかっているからね。


「恵くんどうしたの??アホみたいな声をあげて」


「恵様はアホではありません。少し変わっているだけです。」


「恵様は阿呆なのか?」


やっちゃんとハウンは減点だな。


「いや、C国の・・・シュフラ帝国の軍艦が海の藻屑になったらしい。」


「レイリーの攻撃??」


「いや、違うと思う。俺、ちょっと海に行ってくるわ。ラウルちょっと来てよ。」


俺はラウルを連れて港にいく。


「ラウル・・・海の魔物を呼んでくれる??ちょっと話をしたい。」


ラウルはすごい笑顔で俺にうなずき、海に向かってなにか言っている。俺には全く聞こえない。

そうして数分待つと大きな海の魔物が数体現れる。


「我が王よ、そして王の主よ、何用か?」


海の魔物は声が男前だな。


「この国に向かう軍艦が沈んだみたいだ。何故か知ってる?」


「沈めてはダメだったか??我が王の血印書を持たずにこの国に侵攻しているようだったので沈めた。」


「ダメじゃないよ。助かった、ありがとう。怪我人は出なかった?」


「向こうの乗組員は皆死んだから怪我人は居ないはずだが・・・。」


魔物はすごい真面目に答えている。


「あ、いや、君たち魔物に怪我をしたものは出なかったかと聞いたつもりなんだ。ゴメン、紛らわしかったね。」


「海の戦闘では我らは無敵。かなりのレベル差もモノともせず勝てる。怪我した者は居ない。喰い付いて歯が折れたとか、船を締め潰した時に銛が刺さったとかはあるだろうが攻撃による怪我は皆無だ。」


「そうか、ありがとう。」


俺がお礼を言うと一礼して海に戻っていった。


「この国に攻めるのに海は厳禁だな・・・。」


俺の言葉に笑顔で頷くラウル。腕を組んで俺と街を歩く。屋敷に着き報告をした。


「あのさ・・・。シュフラ帝国の戦艦・・・ラウルの仲間が全部始末したらしい。」


レイが爆笑している。やっちゃんとハウンは小さく舌打ちした。暴れたかったんだね・・・。


面倒事が起きると思って構えたけど肩透かしを食らったな。まぁ、いいことだけどね。


「レイ、レイリーの方はどうなの??」


「昨日片付いたらしいよ。飛翔隊のみで始末したって。」


さすが世界最強の軍団・・・。ミシュラ居なくても最強だな。

のんきに思っているとレイの通信装置に通信が入る音がする。


「姉さん、兄さんに伝えて・・・。また侵攻してきている。今回の規模は前回のものの3倍くらいかな?こっちはこっちで対処するけど兄さんのところはどう?」


「え?また??メグミ、また攻めてくるって??しかも3倍位に数だって。」


懲りない奴らだな。この数の死者と損害を出してまた攻めてくるとは・・・。バカは筋金が入っているらしい。


ラウルが頭を押さえだす。


「ラウルどうしたの??頭痛い??」


「違います。仲間がやられています。10体ほど大怪我をおって海に潜って逃げたそうです。」


ラウルの仲間が返り討ちにあった??海では無敵と言っていたのに??なぜ?


「海に入って戦う戦士が複数いたそうです。ですがこの短期間で・・・どうやって??」


たしかに気になる。この短期間でどうやって対策を立てたんだ?


「兄さん、こっちは面倒なことになっている。人単体で飛んで戦う部隊を編成してきた。数人だが負傷して撤退してきた。新人じゃダメだな〜。」


実戦を新人の研修に使うのはおかしいよ。そこをまず見なおそう。


「向こうも短期間で対策を立ててきたようだな。どうやって??」


「旅人の能力じゃない?」


「なるほど・・・不明なのスキルいっぱいあるもんね。」


俺が感心しているがのんきなことを言っている場合じゃない。どうにかして海の上で叩かないと・・・。

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