メグミ帝国テイマー大会
テイマーの戦いがドンドン消化されていく。
賭けも結構な盛り上がりで毎日裏の社会の人が税金を収めに俺の家に来る。
もう、ガラの悪い黒い服を着た大男が金貨の入った袋を担いで俺の家にどかどか入っては置いていくという作業を繰り返す。
そのせいで今、俺の家には大量の金貨がある。賭け金からの5%がここに来るはずだから・・・5%でこれ??どれだけの金が動いているんだ??
「これ・・・凄いわね。」
「うん・・・」
皆絶句している。前の闘技大会の時はどうなっていたんだ??
俺達が全て吸いだしていたから何もなかったんだよね・・・。
今回は誰も操作していないから純粋にこんな感じで金が動いている。
裏社会の面々に3%
開催主催者(お父様)に3%
俺に5%
運営費用に9%
それ以外は賭けの返金分としてストック。
純粋に人気があればオッズも低くなるし大穴もありうる。
でも手持ちの中で済むから絶対に赤が出ない。
もう俺に関わった人は皆美味しいな!!
「恵様、銀行に移動させたほうがいいのでは??邪魔で仕方ありません。」
そう言って俺の名義を作り魔法で入金。綺麗さっぱりなくなったが借金部分に充填されてマイナスが少なくなった。
この調子なら無限銀行の方への借金はすぐなくなるだろう。そうすれば後は国の強化に金を回せる・・・はず?
「レイ、お疲れ様。」
クタクタのレイが俺の部屋で伸びている。
俺が横に座って腰を揉むと
「ウヒャ!!ひゃひゃひゃ!!」
と声を上げて笑う。くすぐったいようだ。
「メグミ・・・あれはヤバイね。私が審判していると凄い頑張るんだよ。頑張りすぎてギブアップしないんだよね・・・。」
「この次の大会からは審判はやめて一緒に観戦する権利が当たるのほうがいんじゃない?」
レイが提案してくれる。
「それでいいの??レイは。」
「それくらいはするよ。でないと人が来ないでしょ?」
そんなことを気にしているのか・・・。
「レイは気にし過ぎだよ。知ってた?レイが武具をくれるっていうだけで皆頑張ってるって。」
「それだけで?じゃぁ今回はサービスしすぎ??」
「たぶんね。今回は特別ということでいいんじゃない??次はから少しずつランクを落としていけばいいと思うよ。」
「うん、そうする。あれは魔物がかわいそうだった・・・。」
「次からは審判のストップも入るようにしなくちゃいけないね。」
「うん。」
レイは頷くとそのまま寝てしまった。
相当疲れていたようだ。
俺はレイをそのままベッドに寝かせて横で寝ることにする。
「レイだけずるい!私も〜〜」
そう言ってやっちゃんがベッドに入ってくる。
「じゃぁ私も〜〜」
ハウンまで・・・
「メイリーンはいりま〜す!!」
そんな感じで皆ベッドに入ってくる。広いからいいけどね・・・。
「あの・・・私は・・・」
リユが困っている。皆が手でコイコイして布団に入ってきた。
ちょっと狭いな・・・流石に。
そんな感じで皆眠りにつく。はぁ〜寝返り打ちにくい・・・。