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願いで手に入れた伴侶が最強  作者: うぉすれや
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メイリーン覚醒

「行きたい、行きたい、行きた〜〜〜〜い!!」


マッキーがわがまま言い出す。


「誰かマッキー見れる人〜?」


誰も手をあげない。泣き始めるマッキー。


「レイちんお願いだよ〜。私を守ってよ〜。」


レイはそっぽ向いてマッキーと目を合わせない。


「あぁぁ!!!レイちんが私を無視する〜〜!!こうなったら乳揉んでやるからな!!」


レイの後ろに回って揉みまくるマッキー。顔を赤くしながら無視し続けるレイ。

周りの男共はレイの揉まれる姿を見て少し前かがみになっている。

わかるよ。美女2人がイチャイチャしてたら変な想像してします。


「レイちん・・・ココ・・・立ってるよ。そろそろ観念して私の面倒見ようよ?」


ヘラヘラしながらマッキーがレイの耳元でささやきながら先っちょを弄びながら耳に息を吹きかけている。


「ちょ!!それ反則!!もうわかった!!わかったから!!マッキーは私から離れない!!それが約束できるなら連れて行く!!」


「するする!!絶対する!!乳離さないから!!」


そこは離してやれよ。

メイリーンのポイントを割り振って出掛ける準備をする。

メイリーンは相当強くなっている。まずポイントの増え方が半端ない。


「この子はもしかしたら化物かも?ポイントがおかしいわ。」


やっちゃんがびっくりするほど増えているのだ。レベル2桁時に、ななんと!!レベルが1上がるたびに80も増えているのだ。

普通の人は13くらい。スゴイ人で50くらい。だから80はヤバイ。きっとこのままだと俺より強くなるだろう。


「魔族のトップクラス並ね。凄いな。」


レイすら感心している。

割り振り終わると雰囲気が変わる。あれ??背が伸びた?

背が大きくなって俺と変わらないくらいになった。

胸はそれ程変わらないけど・・・。

スレンダーな可愛い綺麗な女性という感じ?


「ギルド行って職決めてあげないと。」


やっちゃんが言うのでギルドに連れて行く。そこでびっくりすることが・・・。


「この方は真の勇者です。おめでとうございます。6人目の真の勇者です。本部にも連絡いたします。少々お待ちを。」


「ねぇ、やっちゃん。真の勇者だとなにかあるの?」


俺が小さい声でやっちゃんに聞くと


「国をあげてお祝いがあるの。それは豪勢なやつよ。皇帝も出てくるわよ。凄い面倒なの・・・。」


俺・・・世界樹見たいんだけど・・・。


「逃げようよ。」


俺の提案はあっけなく蹴られる。


「何言ってるの?この子の将来を潰すつもり?国との繋がりができるのよ。それをあなたは自分本位に潰してしまうの??」


ゴメン。わがまま言いました。

やっちゃんに凄い怒られた。


受付嬢が戻ってきた。

日取りは10日後。マリスタン帝国の城で宴が開催される。だって!!

やった!!日にちがある!!世界樹行けるんじゃない??


俺の顔を見てやっちゃんが笑う。


「なんて顔してるのよ!!笑わせないでよ!面白すぎ!」


レイも口を押さえている。そんな変な顔してたの?


「恵様、申し訳ございません。危うく楽しみにしていた世界樹のイベントを潰してしまうところでした。」


頭を下げるメイリーン。

なでなでして気にしない気にしないと言っておいた。


アイテムをどっさり買って俺は意気揚々と街の外に出る。

見上げるとたしかにでっかい世界樹の至るところでピンクの花が咲いているように見える。

ところどころ煙みたいなのが出ているのは何で?


「あそこには大きな魔物が居るのよ。気を付けてね。」


はいは〜〜い!!という俺の気の抜けた返事に頭を抱えているやっちゃん。


「あなた死なないとはいえ気を抜きすぎ!!」


腹にパンチしてきた。お腹痛い・・・。


「マッキーは絶対変な所行っちゃダメだよ!!そんなことしたらあの世に逝っちゃうからね!」


強めに言っているがこいつも気の抜けた返事をしている。

やっちゃんにマジっぽい腹パンを食らってピクピクしている。


「メイリーンは勇者になったから装備をあげないとね。」


ハウンがアイテム袋からゴソゴソ出してくる。

面倒見の良い優しいお姉さんって感じだね。

色々着せてみてしっくりきたものを着けている。

俺のお下がりじゃないの??それ。可哀想だよ。


「恵様が着てたんですか??うれしい・・・」


着た鎧に手を回して抱きしめているのか?

様になったように見えるのでそのまま世界樹へ!!


少し登るといきなりバトル!!

でっかい植物型の・・・これ、サボテンだよね。先っぽから触手がうねうね出てきてるけど。


「おい!!おまえ!!話しできるか??無理なのか??」


俺の問いに答えない。襲ってきたので始末しよう。飼えれば可愛かったのにな・・・。


「あんなトゲトゲいりません!」


通称虫カゴの中から文句言うダリア。

まぁたしかに痛いもんね、近くにいたら・・・。

つまらないことを考えているうちにメイリーンが始末する。この子マジで強いわ。

俺の同レベル帯の時と比べても圧倒的に強い。剣技も綺麗だし・・・。どこで習ったんだろ?


「残念なことに獣人はこういうのに本能的に長けているからセンスでは勝てないわよ。」


悲しいことを言うやっちゃん。主の立場ナシ。

センス・・・なにそれ美味しいの??

チクショー!美味しいんだろうな〜〜。うらやましい〜〜〜〜〜!!

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