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願いで手に入れた伴侶が最強  作者: うぉすれや
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世界樹へ

俺が食った後、皆で食べてワイワイ楽しんだ。

マッキーのまっずいスクランブルエッグは俺に不評なだけで他の人にはそうではなかったらしい。

香辛料好きにはたまらないとか・・・。


「バカ舌だな」


俺の一言に食いついてきた人が居る。


「ちょっと!!何その言い方??自分が美食家みたいに言わないでよ!!」


やっちゃんがプンプン言っている。

ごめん言いすぎたかも。


で、昼からどうする?

ってか、まだ咲かないの??世界樹!!

俺の待ち遠しい気持ちを裏切り続ける世界樹。

俺達の世界の桜はもう咲いたぞ!!

綺麗な桜の下で皆で花見をしたんだな〜。

案の定阿呆に絡まれて・・・。何このいつもの定番イベント・・・という気持ちを抑えて捻っておいた。

美女に囲まれていると必ず絡まれるな。

レイもやっちゃんもハウンも綺麗すぎる。

アホのマッキーはその時はいなかったっけ?


俺が怒っているとサイレンがなる。


「咲き始めたみたいよ。」


お!!咲いたのか??ってか何でサイレン???


「魔物が降りてくるぞ〜〜!!」


外が騒がしい。外には冒険者が凄い集まっていた。


「サイレンは魔物が降りてくるからよ。ほら、前に言ったじゃない?精霊だの妖精だのが知らせに来るって。花が咲くと大きな魔物が目覚めるの。それを恐れて弱いものは降りてくるってわけ。弱いって言ってもそこそこよ。マッキーはヤバイから出ちゃダメよ。」


マッキーは確かレベル300ほどあるはず。それでもダメなんだ。


「前も言ったじゃない?北のはレベルが800でもきついって。南も400は欲しいわね。そんな感じ。」


じゃぁ外の冒険者はそれくらいあるの?


「ない。」


死人がバンバン出るとか・・・。なんてヤバイ祭になっているんだ・・・。集まったやつ馬鹿丸出しだな。

外では悲鳴が聞こえたり怒号が聞こえたり・・・。


「町の人は?」


「地下よ。花が終わるまで地下に潜って魔物が引くのを待つしかないのよ。」


難儀なところですねここ。


じゃぁ俺達も行きますか??

どつきまわして絶滅させれば町の人も喜ぶでしょう?

宿から外を見るとそれほど大きなものはいない。


「ここのものは大きさ関係ないからね。小さくても油断したら殺されることもあるそうよ。」


小さいのに強いんだ。凄いな。レベル300を超える魔物がゴロゴロその辺歩くのは今の時期だけらしい。

ほかはダンジョンにでも行かないと会えないんだって。

ならば倒しまくってアイテムゲットしましょう!!


俺が宿の窓から飛び降りる。

やっちゃん、ハウンも飛び降りる。

レイは??

なぜか宿屋の出口から出てきた。


「はい、みんな靴!!」


確かに履いてなかったわ。ありがとう。


「とう!!」


あ!!君は来ちゃダメでしょ??

メイリーンが飛び降りてきてしまった。俺は慌てて受け止めてそのまま逃げる。


「何で降りてきたの??話し聞いてなかった?」


「話??レベルのですよね?聞いていましたがそんな小さいことで恵様から離れるわけに行きません!」


俺は近づいてくる魔物を蹴り倒しながら走り回る。体術お手の物・・・と言いたいがそんなわけない!!そんな訓練受けていないんだよ!!向かってくる魔物をバンバン蹴りながら逃げまわる。それしか出来ない。

下ろせば多分、この子は死んでしまう。仲間を見殺しには出来ない。

魔物を始末するたびにメイリーンの体が光る。


「面白いね。劇的なレベルアップを繰り返しているみたい。光りまくって面白い。」


「メイリーンはレベル幾つなの?」


「え?1・・・」


あかんな。おろした瞬間死ぬわ。レベルが上がってもポイント振っていないから弱いままだし。

逃げること1時間。レイたちのおかげで魔物をほぼ始末できたようだ。

皆が力を合わせてやっつけたということかな?街の掃除が始まる肉片の掃除だ。


「魔物っ娘呼べば?」


カミーラとラウル、ダリアを呼び出す。

カミーラの広範囲消化であっという間に肉片が消える。

人の死体は残っている。不味いからだろう。


「ちょっと!!掃除ちゃんとしなさいよ!!」


やっちゃんが怒っているけど人の死体食ったら身元調べれないじゃない?


「いや、コレでいいよ。人食ったらどんな目で見られるか・・・。」


「そこ!!食べようとしない!!」


ダリアが食べそうになっていたので速攻止める。


「魔物がこんなに早くいなくなるなんて!!」


街の人々が出てきて喜んでいる。ただ、まだ警戒を解いちゃダメだと思う。


「世界樹には大きなものがいるから楽しみね。」


レイがニヤニヤしている。

戦闘狂はおかしい。不謹慎に感じるほど戦闘が好き。人が死んでいるのにニヤニヤするなんて・・・。


「あの、恵様。私はどうしていればいいですか?」


メイリーンは困った顔をしている。俺に迷惑をかけたことを申し訳無さそうにしている。


「メイリーンはレベルどうなってる?」


ノートを取り出して見ると・・・。


「403です。」


その一言に


「ちょっと!!何でまったく戦っていないあなたがそんなことになってるのよ!!私より強いっておかしくない?」


「連れて歩けるレベルになってるね・・・。大したもんだ。」


「私も行きたいって!!」


マッキーなんて守れないしな・・・。

ボソッと俺が漏らすと


「何で私は守れないのよ。それひどくない??」


「君さ、ウロウロするじゃない。近くに居るように言っても気が付くと目に見えない位置まで移動してたり・・・。小さい子供みたいで見てらんない。」


「グッ」


悔しいみたいだが言い返せないでいる。自覚はあるようだ。

マッキーは我侭な小さい子供のようなやつだ。俺を振り回しまくる。だから俺はなるべく関わりたくない。



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