武器屋にレッツゴー
武器と防具を買いにいきます。
非力な俺に振れる武器があるのかかなり不安。
装備を整える。
そのためにはまず武器や防具を売っているお店だな。
こういうのは一緒に売っているのか?別々なのか??
RPGなんかだと別けられているもんな。
さてどうしようか?
「武器、防具を売っているお店」
ミドラの声に反応する地図。地図に黄色とオレンジの丸が複数表示される。
ほとんどの黄色とオレンジの丸は重なっているので多分一緒に売られているのだろう。
「じゃぁ一番近いところから回る?」
レイの安直な意見。
「そうだな!それが一番簡単でいいだろう。どこが安いかとかどの店がいいかとかまったく判らんからな。」
デュランが至極真っ当な意見を言っている。
ブラブラ合っているであろう方向へ歩いていると、すぐ店があった。
『武器防具ならここ!安心のお店、ピーターズ』
自分で安心と言っている時点でかなり怪しく感じるのは俺だけか?
不安を感じながら店に恐る恐る入る。
「いらっしゃ~~~~い!!」
元気よく店の中から声がした。
奥からもぞもぞと女だよな??と言う感じのベリーショートの中性的な店の人が出てくる。
「私はこの店のオーナー代理、ピーター。今日は何を探しているの?」
自己紹介する店主代理。
でも、店の名前と同じピーター。店主でいいじゃん。
ツッコンでも仕方ないので、ある程度装備に関して思っている事を言う。
「あの、俺でも装備できて扱える武器と防具が欲しいんですけど。」
俺の注文にピーターはじっくり俺を上から下まで眺めて
「お兄さん、レベル低いでしょ?力もそれほどないでしょ?それと職業は何?あと、予算は?」
「レベルは1です。力も強くないです。職業はテイマーです。予算は1G位で。」
そう答えると
「あらま~、レベル1で初期でテイマーか~。あんた結構変わりモンだね~。
う~~ん、じゃぁ、軽い装備が一番だね。でも1Gもあるんだったら・・・。」
カーテンをめくって倉庫に入っていく。
その奥から
緑色のローブ
革の靴
材料不明の小さな盾
青銅色の刃渡り30センチほどの刃物
その辺を歩いている人が着ている服の上下
を出してきた。
「これで1Gでおつりが少しあるくらい。その格好じゃローブ着るとゴワゴワして動きにくいだろうから
一応街の人が愛用する一般的な服も一緒にね。別にぼったくったりはしていないからw。」
笑いながら装備品を俺に渡すピーター。
「うん、適正だとあーしは思うよ。」
確かにこの中じゃミドラが一番金銭感覚がしっかりしていそう。
「じゃぁそれ買います。」
「他の店にいって見比べたりしないのかい?あんたカモられるタイプだね。」
ピーターはストレートに言う。
カモられたらカモられたでその時考えよう。
「ミドラがいいといっているので大丈夫です。」
「この小さい子、そんなにしっかりしているの?小さいのにすごいね!!」
ピーターの驚いた顔に、ない胸を張るミドラ。
じゃぁ一回着てみるか?
そうして俺は全部装着してみた。
悪くない。もうこれはどこからどう見ても冒険者だ。
そう思いながら鏡の前でぐるぐる回っているとレイが
「かわいいよ!」
と笑って言ってくれた。褒めているのかちょっとおちょくられているのか微妙ではあるが・・・。
「ありがとうございます。また何かありましたら寄らせてもらいます。」
俺はピーターにお礼を言う。
「毎度あり!!またきてくれよな!!」
店を出た俺たちが後ろを向くとまだ手を振って送ってくれるピーターがいた。
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