俺の憂い
俺は今充実している。ある一部のトラブルを覗いて。
自業自得のトラブル・・・。助けてください。
俺の憂いは・・・。
俺に子供が出来た。
そのせいで非常に揉めている。
向こうの世界では憂いはない。むしろ順調すぎることは憂いかな?
かっこいいこと言っちゃった。
さて、俺の子は誰との子?となるんだけど
誰かな??
レイ?
やっちゃん??
ハウン??
まさかの牧田??
この子には手を出していないよ。だって、趣味友だからね。
俺の友人であってそう言う関係になるのはおかしい。
手を出したら向こうでの生活が一変してしまうだろうしね・・・。
魔物っ娘にも手を出さないようにしているのでそこも違う。
気づきました??
そう、お母様との間に子供が出来ました。
それで大揉めです。
「あらあら、誰の子でもいいじゃない?あなたもいっぱい隠し子居るでしょ?」
その一言でぐうの音も出ないお父様だったらしいがさすがにこれはひどいよね。
「レイに言いつけてやる〜〜!!」
と連絡してきてその時、
「お母様、恵の子供宿したって!!」
と大きな声で言ったもんだからバレました。
レイは本当に阿呆です。
そのせいでお父様とは絶縁。
闘技場でのテイマー大会開催もずっと延期。出資者お父様だもんね・・・。
謝りに行きたいけどどう言っていいかわからず放置していたけど
「誠に申し訳ございません。」
何度も謝罪の練習してお父様事ギルフィード邸に行ってみたけど門前払い。
それ以降街にもはいれません。
レイリーには
「面白すぎて俺にはどうしようもないね。」
と言われて助力も得られず。
これはもう時間がどうにかしてくれる以外ないな・・・。
「私が行ってこようか?」
とレイが申し訳無さそうに言うがそれはそれで格好悪すぎる。
八方ふさがりな状態のお父様との関係。
自業自得とはいえ誰か助けてください。
今現在、お母様は妊娠中。大きなお腹を抱えて湖の見える別荘で護衛たちとのんびりやっている。
俺はたまに出てくる扉を通って顔を見に行くという感じで過ごしている。
「恵さん、あの1回で懐妊させるなんて・・・。すごいですよ〜。神々はなかなか子供が出来ないんでね〜。」
軽く言うが結構俺は大変なことになっているんだぞ。
俺はお母様の会うたびに行為がある。
妊娠していても気にせず襲われている俺。
襲っているのではない。襲われているのだ。
「あの・・・人の場合10ヶ月ですけど・・・。神々ってどれくらい?」
俺の素朴な疑問に
「レイやレイリーの時で1年半だったからそれくらい?」
ということは秋ごろか?
「名前何にしましょう??その前に男の子かしら?女の子かしら?」
お腹を撫でながら幸せそうに俺に話をするお母様。
「あの・・・。お母様・・・」
「ミシュラと呼んでくださらなぁい?」
凄いにこやかに俺に頼む。
「ミシュラ。何か会ったら呼んでください。いつでも来ますから。あと・・・。出産時期が不明なのでその時がきそうな感じの時はすぐ知らせてください。すぐに来ます。」
「その時はレイリーに頼むわ〜。恵様・・・愛しています。」
「俺も愛しています、ミシュラ。」
そう言って別れる。
凄く変な感じだ。
ミシュラはレイの母親。レイは俺の妻。俺の妻より妻の母を妊娠させる俺。
もめて当然だわね・・・。
レイが怒らないのは不思議だ。心の底では煮えくり返ってたりしないのかな?
怖くて聞けない・・・。チキン俺只今参上。
そう思いながら俺は扉をくぐり、獣人の国に降り立つ。
「メグミおかえり!!」
レイがハグしてくる。
聞きたい・・・。でも聞けない。
「ごめんね。レイ。」
「ん?お母様のこと?」
俺が頷くと
「気にしない!!私も嬉しいよ。妹か弟ができるんだもん!!あれ??兄弟なの?それとも甥っ子姪っ子??え??どっち?」
うわ!!凄い変なところで悩み始めた!!