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願いで手に入れた伴侶が最強  作者: うぉすれや
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近況と世界樹と強盗と

俺達は色々旅を続けて、もうすぐ1年が経つ。

あっちこっち飛び回るわけではない。

どちらかというと牧田のレベルアップに付き合ってダンジョン潜ったり、辺境の地に出かけたり・・・。

そのおかげで牧田も強くなった。

魔物っ娘たちもかなりレベルが上がり、みんな1000を超えている。

あれだけ食えばそうなるか・・・。

やっちゃんもレベルをあげて1200ほどらしい。ちょっと噂に聞いただけ・・・。

俺は相変わらず『?』のままで強くなっているのか?弱くなっているのか??

全くわかりません!!

追いぬかれている可能性もないとは言えないしね・・・。





で、い・ま・は・・・


以前楽しみにしていていけなかった世界樹の満開の姿を楽しむために南の世界樹の近くにある街マハーシャというところに居る。

南は南でもここまで来ると非常に涼しい。

涼しいからかここには獣人と呼ばれる人の形をした獣のような人々がたくさん住んでいる。

歴史的に人が差別して迫害したからこの地に居ると言われている。

そういうのもあってここは人に好意的な者はあまりいない。

昔みたいな言い方をしたが今、現在進行形で差別はある。迫害もないとは言えないが迫害よりも奴隷にしたり、ペットのように扱ったりとあまり良い所はないな。

獣人は人より身体的に非常に優れている。

まさに戦闘向けだな。

魔法なども使えるものがいっぱい居る。差別されているがどちらかといえば人より優れているところが非常に多い。手先も器用さしね・・・。人よ、まさか羨ましくてそうしているのか?


獣人といえば、俺のパーティーにはダリアが居る。

遠い昔、ここにも住んでいたことがあるらいい。と言っても子供の頃だとか・・・。

ダリアの格好はどちらかというと露出強め。知り合った頃はそうでもなかったんだけどレイやハウンに刺激を受けてかどんどん薄着になった。


噂では俺を誘惑しているそうだ・・・。ラウルの件以来、魔物っ娘は俺の体を狙い続けている。

俺も自粛してそう言う行為をやすやすとしないと決めている。

そのせいで、ラウルがちょっとかわいそうなことになっているが、ラウル自体はそれほど気にせず毎日卵の面倒を見ている。毎日毎日話しかけて、磨いて抱っこしている。成長しているみたいで拳ほどの丸い物体が真ん中に浮かんでいる。たまに泳いでいるが卵の壁にぶつかってあたふたしている。

見ていてちょっと可愛い。


やっちゃんが相当気に入っていて毎日見せてもらっている。

うちのウパ子も連れて歩きたいって・・・。あんたそれと一緒にするのはひどくない??


今、俺達は・・・宿の前で揉めている。

人族である俺達を泊めたくないそうだ。泊めた後、獣人が寄り付かなくらしく商売できなくなるそうだ。

人の経営する宿があるらしいがもういっぱいで、このままでは宿泊できない。


そこでダリアが交渉しているんだけど、うまく行っていない。


「私達でテント用意してそこで寝泊まりるればいいんじゃない?」


やっちゃんの一言でそうすることにする。

やっちゃんはアイテム袋からでっかいテントを取り出す。

どう見ても俺達の世界製だな。

その中にデュランの空間を広げてゆったりした空間でくつろげるようにする。

さすがにこの空間がいきなりあっては変だからね。

目隠しの意味も込めてテントを張ったんだな。


数時間後・・・。馬鹿な強盗が俺達のテントに入ってきて、罠にかかり御用となった。


「なんだこれは〜??」


と言っているけど、君たち多分・・・、死ぬよ。惨たらしく・・・。

獣人の野党共のようで人を襲っては物を奪い、見せしめに殺したり、身ぐるみ剥いだりしているらしい。


「で、こいつらどうする?」


レイが俺に聞くが、決まってるでしょ?魔物っ娘の食事になってもらう。


「ま、まて!!俺達を生かしておけばいいことがある!!ここいら一体の土地は俺達の縄張りだから融通聞かせることもできる!!だから殺さないでくれ!!」


「お前らも人を殺しているだろ?命乞いした奴もいっぱいいただろ?」


「実は・・・」


こいつらさっき見せしめに殺していると言ったが実は誰も殺していないらしい。

ちょっと見栄を張ったとか。デュランに聞いたが嘘はないとのこと。

全員身ぐるみ剥いで放置しているんだとか・・・。

見栄ってなんですか??


「俺達は別に殺しが仕事じゃない。物を奪ってしまえば人は生かしておけばまた物を持ってくる。いい循環なんだよ。たまに奪われるが命までは奪われない。だから物を奪いはするが、また商売もしてもらう。そんな感じだ・・・。」


手足を縛られながら俺に力説するけど・・・。強盗に循環の力説されてもね。


「奴隷にする??裏切られたらたまったもんじゃないし。」


ダリアが言うが


「こいつら襲ってきて俺達がどうにかなるか?」


俺が強盗に指さしながら聞くと全員一致で


「何も出来んね。」


はい!!そういうことで放つことにするが約束を守らなかった場合は仲間ごと皆殺しと伝えといた。

あまり伝わっていないと困るので俺の似非旅人撃退劇を一部紹介しておいた。

強盗たちはブルって俺の言うことを頷くだけになっていた。


さて、いいコネクションが出来たところで俺達は寝ることにする。

向こうの生活は・・・。いい感じ。

俺の進学も予定通りのところになりそうなので向こうの生活では憂いは全くない。


こっちの憂いはって・・・??


実は1つある。

それは・・・。

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