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願いで手に入れた伴侶が最強  作者: うぉすれや
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依頼達成

向こうの世界と言っても、俺達の世界は何も変わらず平和そのもの。

こっちではとうとうテストが始まる。

まぁ全然大したことないんだけどね。

俺ややっちゃん、レイにとって楽勝な問題ばかり。

ある意味違反だからね。この知力。

やっちゃんとは仲直りしていない。というより時間ずらして学校に行ったので会っていない。

レイに謝りに行こうと言われたけどね。

俺が悪いのは謝るがラウルを愚弄したのは許せない。


「そこはやっちゃんが悪いけど・・・。」


諦めてくれ。俺は彼女に怒っている。





さて、俺は家に帰って風呂に入り、寝る。

その繰り返しみたいなもんだな。

こっちの世界では行為はなし。妹に見つかれば


「混ぜろ」


と言われて凄い困る。いつかはしてしまうのではないか??という不安しかない。


俺は船の上に居る。

ザザ〜〜〜ンザザ〜〜〜ンという波の音が聞こえる。


「主様、元の港に着きました。人が集まっています。我々は帰ります。とても楽しい旅でした。また呼んでいただければ必ず参上いたします。」


「うん、ありがとう。俺も楽しかったよ。」


俺は手を振り、魔物3体と別れる。

後ろを見ると人々の奇異の目に晒されている。


「魔物と友達なんです。なんせテイマーなもんで・・・。」


「あぁ〜あんたあれだろ?レジェンドだろ??道理で・・・。」


俺のことを知ってしまっている人がいた。


俺はそそくさと捕まえた海王竜を入れたアイテム袋を持って皇帝の城へ向かう。

途中、やっちゃんに会うがお互い無視していたので気にせず城に向かい続けた。

どうでもいいけど遠いんだよね。


門に着くと


「お前は!!?あれをもう取ってきたのか?」


頷くとすぐに連絡をして中から物々しい姿の女達が出てくる。


「すぐに海王竜を渡してください。我々が解体して薬になる部分を取り出します。」


はいはい、そうしてください。俺がアイテム袋から出そうとすると


「ちょっと!!デカすぎでしょ??こんなにでかいの??」


あんた達、サイズ知らないの??海にいたのこれより少し小さいだけでそれほど大きさ変わんないよ?


「恵様・・・。この海王竜は大きいです。この辺にいたものの5倍位あります。」


あ、そうなの?


「ちょっと!!コレを解体所まで持ってきてください!!」


俺は頼まれたので仕方なく解体所というところまでそれを持って行くことにした。


「ありがとうございます。これで皇帝の病気も良くなるはずです。」


依頼してきた第一王女は?


「ビレ様は出かけて帰ってきていません。どこかで仕事をしているはずです。」


第一王女が帰ってきていないのに落ち着いてるな?

まぁ俺には関係ないか。


「ラウル、行こうか。」


「はい!」


ラウルが俺の顔を満身の笑みで見て返事する。すっごい可愛い!


皇帝の城を出てすぐのところにレイが立っている。


「あのさ・・・、やっちゃんのこと許してあげてくれない?」


「なんでレイがここでその話をするの??やっちゃんが直接来ればいいじゃない?俺はね、ラウルだから怒っているんじゃない。仲間にそう言う言い方したから怒ってるの!!レイは変に顔突っ込まないで!!」


レイを一喝すると涙目になっている。


「メグミは絶対ラウルに甘いよ!断然甘い!!」


「そんなことないって!平等だよ!!ただ、やっちゃんはひどいこと言いすぎ!!誰に対しても!!」


俺そう言うと


「だって、そうしないとこっち向いてくれないじゃない・・・。」


やっちゃんが建物の影に隠れて抗議してくる。

知らないっす!!


「恵様、弥生様を許してあげてください。私は気にしていませんから。」


「絶対ダメ!!自分の口で直接ラウルに謝るまで俺は口も聞かないし目も合わせない。後1日経って謝らない時は絶交する。」


うが!!って顔をしているやっちゃん。

俺は凄い怒っているの!!変顔しないでくれ!!怒りが増す。


俺はラウルの手を引いて逃げるようにギルドに入る。

酒場の席に座り飲み物を飲む。


「ラウルは気を使いすぎだよ。何でそんなに気を使うの?俺はラウルのそう言うところも好きだけど

、もっと肩の力を抜いて欲しいんだ。仲間だよ。友達みたいになれない?」


「友達ですか?わかりません。私は友達いなかったですし。支配するかされるか。されたらその相手に全力で奉仕する。それが私達の掟です。」


それでか・・・。えらい接待だなと思ってたんだな。


「ラウルは海で好きな人いなかったの??繁殖とかするでしょ??妹のペシュローナも結婚してたじゃない?」


顔を真っ赤にして


「繁殖はしますよ。でも・・・あの・・・体を交わらせたりはしません。あのような幸せなひとときがある人は凄く幸せだと思います。変な言葉になっていますけど・・・。」


「?卵産んでかけるの??」


「・・・ハイ。」


「ラウルは子供居るの??」


「います・・・。が、多分生き残っているのは少数かと・・・。」


「相手は??」


「あ、あの・・・何でそんなに詮索するんですか?私・・・悪いことしてますか??」


「あ、ゴメン。そう言うんじゃないんだ。子供がいるのに連れ回して悪いなと思って。心配とかないのかな??とか旦那さんに悪いなとか・・・。」


「そういうのは気にしないでください。旦那というものはいません。それに生殖相手は私に食われています。」


すごいにこやかに話すけど・・・


怖いよ!!!


「つかぬことをお聞きますがなぜ食ったのですか?」


「あれ??もしかしてヒイています??言葉遣いが変ですよ・・・。あれ??ヒキます??これ・・・。」


涙目になっている。もう今にも泣きそうだ・・・。


「もしかして繁殖相手を食べちゃう種類なの??」


「違います。なんか、私と子供を作ったからって自分を王様になったようなふりをし始めるから・・・。」


あぁ、勘違いしたんだね。


「その相手のこと何も想わなかったの??」


「想うべきでしたか??」


「俺とならどうする?」


「今すぐ卵産みます!!」


「おれとの間で出来そう??」


「出来ます。いや、作ってみせます!!」


使命感になってるね。

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