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願いで手に入れた伴侶が最強  作者: うぉすれや
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再びミューアス。

モデルの牧田を迎えにミューアスへ行くことにした俺。

ワイルドベタが好きな者に悪い奴が居るわけがない。


同じ趣味の人見つけると嬉しいな〜。

「おはよ〜〜!!すぐにミューアス行くよ!!」


「え??もう?朝早いよ。」


やっちゃんが俺にブウブウ言っている。

ハウンは


「インベリス綺麗ですね。」


そういうの要らない。

ハウンは泣きそうになりながら。


「あの・・・どうしたらいいんですか?解答例をおねがいします。」


あなた向こうの生活、結構入ってきてるね。解答例なんて言葉、多分こっちでは誰も使わない。

と言うより俺達の世界でもなかなか使わない。


「あの変な魚のことを知ればメグミが振り向くと思ってるの??それはちょっと違うと思うな〜」


お尻の割れ目を押さえながらレイが言っているが、君の今の姿は凄くかっこ悪いぞ。


「慣らさないでいきなりするからこうなったんだからね!!回復魔法かけて!!」


俺にオシリを向けるレイ。なんかムカつくからおもいっきりカンチョウしておいた。

ギャム!!と言う声と共にベッドで悶絶している。ははははは、ちょっと面白い・・・。


「なに??あのプレイもう試したの?どうだった・・・。」


「アレは慣らしてやるもんです。いきなりはヤバイです・・・。」


やっちゃんと2人で阿呆な話をしている。

話の輪に入らずハウンはブツブツ「あの魚は・・・」と死んだ目で言っているのがちょっと怖い。


「朝にもう俺はお母様やレイリーに出掛けると言ってきました!!だからもう行きますよ!!」


「デュラン!!」


「ちょっと待って!!服くらい着せさせてよ!!」


やっちゃんが慌てて俺を制止する。

そして俺は30分ほど待たされる。レイに攻撃した指を匂っていると


「ちょ!!デリカシーなさすぎ!!妻のものでもそれはダメだと思います!!」


俺の指を掴んで嗅がせてくれない。


「本当にお願い!!何でも言うこと聞くからおねがいします!!」


レイが涙目で懇願している。


「じゃぁ、今度、ゆっくり慣らしてやってみようね。」


真っ赤な顔で


「やさしくしてね!!」


といっている。アホな子ですね、やっぱり。


準備が出来たとき声でデュランに頼みミューアスへひとっ飛び!!


「移動用に空飛ぶ仲間欲しいよね・・・。」


やっちゃんの何気ない一言に


「それを手に入れるとラウルの価値が下がるからいらない。」


俺の言葉にラウルが泣きながら喜ぶ。


「ありがと〜〜ありがと〜〜」


この子、本当に可愛いな。


「俺は船旅が好き。ラウルと旅した海が凄い楽しかったんだよ。」


そう言うと凄いにこやかな顔でこっちを見ている。

虫カゴみたいな入れ物の中からだけどね・・・。


「ラウルに凄い甘いよね。なんで?」


レイが睨んできた。


「仕草や言動が一つ一つ可愛い。」


その一言に


「私らは可愛くないんか〜〜〜い!」


とすっごい小さな声でやっちゃんが突っ込んでいた。

その後


「このロリコン変態が・・・。」


すっごい傷ついたわ!!その一言!!


「やっちゃん、減点50」


「うそ!!うそ!!さっきの全部うそ!!うわ〜〜〜〜ん!減点はもういやだ〜〜。」


大泣きするやっちゃんを街の人々が何事??みたいな顔で見ながら通って行く。凄く恥ずかしい・・・。

泣くやっちゃんを放置しているとレイが横に寄り添って肩をトントンしている。

変な仲だな・・・。


俺はギルドに向かう。一応待ち合わせ場所に指定しておいたからだ。


「お!本当に来てくれた。」


牧田がギルドの酒場のカウンターに座ってこっちに手をふっている。

俺は歩いて牧田に近づく。


「そこを動くな!」


俺の周りに数名の男が取り囲んで剣を抜く。


「はぁ?なに?」


俺が迷惑そうに眉をひそめ剣を抜いた男に近づく。


「近づくな!止まれ!!」


「止まらないよ。止めてみろよ。」


俺は無防備に近づく。

男は切りつけてくるが俺の肩で剣が止まる。


「「「「な!!?」」」」


ものすごいおどろいた顔をしている。


「なっ!斬れないだろ?」


俺は今、その辺の街の人々と変わらない服装をしている。

自分自身の守備力が異常に高いから鎧などは着ていない。

鎧って守備力あるけど背中が痒い時に困るんだよね・・・。

掻けないでイライラする。


「で、何のよう?」


俺は無造作に剣を握りつぶす。

実力の差を見せつけて抵抗できないようにしないとね。


「貴様には懸賞金がかけられている。貴様を皇帝の前に連れて行けば、大きな報酬がもらえるのだ!」


「いくら??」


やっちゃんが後ろから声をかけてきた。

もしかして俺を捕まえていくの?


「幾らなのよ??」


「1000Gだ。」


「1000Gで死にたいの??あなた達の命も安いわね。一人あたり250Gほど?」


「私が連れて行くから譲りなさい。10Gあげるから。」


喜んで頷く男たち。交渉成立させてんじゃない!!

男達はホクホク顔で帰って行きやがった。


「あの・・・私はどうしたら??」


牧田が困惑している。


「あなたもこっち側に来なさいよ。山分けしましょ!」


俺を連れて行ってどうするつもりなの?

ギルド内がざわめいている。俺は指名手配されているようだ。


「手配書はこれね・・・。吉永恵、アライブオンリー。1000G」


俺の手配書を剥ぎ取り俺に剣を向けるやっちゃんこと田村弥生。


「吉永恵、観念しなさい。真の勇者でランクSの私があなたを確保するわ!!無駄な抵抗は止しなさい!!」


「へ〜、俺に剣を向けるんだ・・・。初めてかな??やっちゃんと殺り合うの・・・。」


「あれ??本気?」


「いや、さすがに剣を抜かれて遊びはないでしょ。死んでも知らないからね。」


俺の顔に驚くやっちゃん。


「冗談の通じない相手だったのか・・・。」


「うるさい。減点されまくって欠点のくせに・・・。」


「え?私の今の点数は・・・?」


「21点だけど」


膝から崩れて四つん這いになっている。俺の勝ちのようだ。


「ま、待ちなさい。1000G、いや、吉永恵・・・。」


ヨロヨロと自分の大剣を杖にように使いながら立ち上がるやっちゃんだが、後ろからハウンに膝カックンされて倒れる。


「恵様に剣を向けるな!愚か者!!」


「さぁ、恵様。一緒に皇帝のところに行きましょう。」


優しい笑顔で俺に手を差し伸べるハウン。手を取る俺。


「抜け駆けは許さない・・・。それは私の獲物だ。」


俺はハウンと牧田の腕を掴んでギルドを出る。

阿呆なやっちゃんはギルドに放置していくことにした。

そういや、レイはどうしたんだ??


「あ、ちょっと!!あの・・・こまります・・・。」


あぁあ、ファンに捕まって、もみくちゃにされてる。




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