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願いで手に入れた伴侶が最強  作者: うぉすれや
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サミュエルの最後

浅田がずっと話をしている。

そろそろ30分だ。


「では開始」


「話が着きいました!!サミュエルを逮捕しました。」


で?


「そろそろ意地悪やめてあげれば??浅田さんは悪くないじゃない?これも全てあの馬鹿のせいなのよ。」


やっちゃんが俺を説得する。


「俺達帰るね。お母様のストレス発散にもなったし。楽しかったよ。まぁ戦争って無駄じゃない??無いに越したことないよ。と言っても兄さんが滅ぼしてほしいといえばいつでも殺るよ。その時は声かけてね。」


「あらあら、もう一回できると思ったのにね〜。」


呆れながらのレイリーと、残念そうなお母様は扉に入り消える。


「脅しとしては十分だろう。核なんて抑止力よりなんぼか効き目あるでしょ?」


「大統領がすぐに話をしたいそうです。大丈夫ですか?」


「時間は大丈夫だけど。」


「恵くんを笑ったやつを逮捕してないでしょ?始末するから捕まえてよね。」


にっこり笑うやっちゃん。


「お腹すきました。」


ラウルたちがおなか空いたアピールしている。


「デュラン、前にいっぱい拾った肉覚えてる?アレと同じものを用意した空間を作って。」


そこに魔物っ娘たちを放つ。大喜びで食べている。


「なんか可愛いよね。ペット飼ってる気分。」


レイが覗き込みながら言う。そうだね。虫かごに入っている小動物みたいだもんね。


「移動するけど、白家?」


「はい。できるんですか?」


「楽勝でしょ?」


その瞬間俺達はA国大統領の前に現れる。


警備がこちらに武器を構えるが一瞬で気を失う。


「ゴミが・・・。」


気を失った警備のものの頭を潰そうとするレイ。それを俺が制止する。


「レイ、わかっているが向こうじゃない。殺さない。」


そのやりとりを見て大統領が汗を流している。


「面倒だから不躾と思われても言うよ。あんたの国は傲慢でムカつく。次、俺達に関わって怒らせたら数人でここを消滅させる。させ方はサミュエルにでも聞け。」


「笑った奴とサミュエルは?」


俺が指を指すとそこに数名の男が現れる。その一人はサミュエル。


「エ??なんで?」


驚いているが気にしない。


「やっちゃん、こいつらで間違いない??」


「えぇ、こいつらね。」


そう言ったと同時にレイが一人を蹴り殺す。

警備の者達も大統領も動けずに居る。首がもげて、一瞬で死んだのだ。この国にとっては屈強な戦士が。

似非旅人が警護か・・・。日常化していることに無性にムカつく。


ハウンが片腕で一人つかみそのまま炭にしてしまう。

それを見て全員が腰を抜かす。

レイがまたひとり踏み潰す。まるで虫を潰すかのように。

ハウンが頭を触った瞬間全身が沸騰して死ぬ警護。

それを見て全員が悟る。


どうにも出来ない化物がここに居る。


「まて、話は聞いた。この男のせいで日本と我が国が戦争になる可能性があったと。」


「日本と戦争?何言ってんの?この大陸が消えるところだったんだけど。」


「馬鹿だからわからないか。この人も旅人の話わかってるよね。じゃ見せて大丈夫だろ?」


俺は大統領にシミュレーション結果を見せる。A国の終わりを見て脚が震えている。


「たった、3人でこの国は滅びるよ。それが向こうの世界の頂点たちなの。」


やっちゃんが説明する。


「それをね、あなた達は怒らせ続けているのよ。空間に穴を開けて入ってくるから。それを辞めないと近い将来その光景が本当に来るわよ。」


俺達はサミュエルの前に立つ。


「最後に言うことない?君のせいで俺はここの国を滅ぼそうとしたんだから。責任とったら?」


死んだ警護が持っていた銃を渡す。


「・・・」


パン、パパパン。


「ホントいい腕してると思うよ。」


俺の頭と顔に当たる銃弾。

皮膚に傷つけることなくポロポロ落ちる。


「な!!?」


この場に居る普通の人とそれに毛が生えた程度の人は驚く。


俺はサミュエルの頭を持って


「責任のとりかたのわからない阿呆はダメですね。」


その一言と同時にサミュエルの家族が全員この場に揃う。


「え??なに??」


奥さんと思われる女と息子、娘と思われる男女。

それをハウンが一瞬で炭にした。

それを見て言葉が出ないサミュエル。


「普通に自分の頭でも撃ってりゃ、家族は死ななかったのにね。」


俺は銃を取りサミュエルに向かって発砲してみる。

普通に死ぬんだね。


「さて、帰ろうか・・・。じゃぁ、大統領。よく考えてね。まだこの馬鹿なことを続けるのか?国が滅ぶのか。」


軽く脅しを入れて、俺は寿司屋に帰る。

美味しそうな寿司が並ぶ。


「A国って何であんなに頑なに馬鹿なの?」


やっちゃんの一言に答えることの出来ない浅田と観月。



そうして俺達は食べ終わって家に送ってもらった。


「今日はおつかれさんです。」


ハウンとやっちゃんに俺が言う。

横に居るレイを見ると拳銃持って構えていた・・・。何で持って帰ってくるの??


「なんかかっこよかったから。」


日本でそれ持っていると逮捕されると伝えると渋々アイテム袋に入れていた。

捨てるという選択肢はないのか?


まだ時間が早いけどどこか行く?

ハウンがどうしてもエロサイトを見たいと言っていた。

そういうのは黙ってこそっと見るもんですよ。


「恵の部屋で見ようか?」


レイの提案にキャァキャァ言いながら、皆が俺の家に入っていく。


「「おじゃましま〜す。」」


「「ただいま〜」」


「あらあら。どこに行ってたの??ご飯どうしたの?」


食べたことを伝えると肩を落として・・・


「年頃になると一緒に食べてくれないわね・・・」


「俺食うよ。」


そんな言われ方して食べませんとは言えません。

そんな俺の気遣いをよそにレイ達は俺の部屋のある2階に上がっていった。


「メグミは放置?」


「うん・・・」


「喧嘩中?」


「え?なんで??」


なんかモジモジしながら台所に消えていく母親・・・。

なんなの??


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