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願いで手に入れた伴侶が最強  作者: うぉすれや
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偽地球の上で

「お母様?聞こえる???レイリー居る?」


さすがにそのアイテムじゃ話無理でしょ??


ザザーーー

少しノイズが入っているようだ・・・。


「な〜に??姉さん。よんだ??」


緩いよね相変わらず。


「今、偽物の地球にいてばかの教育の場にしているの。あなたとお母様来てくれない?あなたなら来れるでしょ?」


「え〜??面倒だな。お母様の聞いてみるよ。」


しばらく待つ俺達。そして・・・


「凄い喜んでるからそっち行くね〜。」


すぐに大きな扉が現れる。違う世界なのに、普通に来れるんだ・・・。


「ここが地球ね〜綺麗な星ね〜。」


お母様は感心している。


「お母様、レイリー。アソコにある国を滅ぼすのにどれくらい時間がかかる?」


「滅ぼす?1時間位じゃないかな??大陸ごとなくすんだろ??」


その言葉にサミュエルが震える。


「そんなハッタリを私達が聞くわけなかろう!!やれるもんならやってみろ!!」


「だって、今度ここと同じようなところに同じことするからお願いできる?恵くんが死にかけている時に笑った奴らの国なの」


やっちゃんの一言に青筋が浮くお母様。


「へ〜。馬鹿な国があるのね・・・。馬鹿な国には馬鹿な国民しかいないと思うから滅ぼせばいいんじゃない?」


凄い殺気を放つ。その横で震えるレイリー。


「お母様・・・少し・・・抑えてください。」


あのレイリーのゆるさがない・・・。初めて見た。


「ミシュラ。私も参加するわよ。非常に不愉快な奴らなの。」


「あらあら、あなたもやる気?レイは??」


「私は見ているだけでいい。滅ぶ姿を見てこの男がどんな顔をするか楽しむ。」


サミュエルの方を指さして睨みつける。


「では、私から。レイリー・・・私に構わず核魔法を打ち続けなさい。あなたの魔法程度全くダメージがありませんから。」


「ミシュラ・・・私も打ちまくるから当たるなよ。」


「ほほほほほ、そういうことは当ててから言いなさい。」


究極のパーティーだな・・・。


俺、レイ、浅田、観月、運転手、サミュエルが空中に浮かぶ足場の上で見つめる。


「今回はラウルは出しません。攻撃に巻き込まれたら可哀相なので。」


「デュラン。この国の国民のコピーをこの国に出してくれ。」


その瞬間に何もいなかった偽A国の活気が生まれる。きっと国民の誰一人今のこの世界と自分たちが作り物なんて思ってもいない。


「国民が?」


「ではお母様、レイリー、ハウン。お願いします。」


レイリーが核魔法を唱えると同時にお母様が巨大化・・・あれ?いくらでも大きくなるの??

腕を振るうとCa国の4分の1ほどが消えてなくなる。

サミュエルがそれを見て驚く。俺はもっと驚く。そこは違う・・・。

そう思っているうちに核魔法がA国に降り注ぐ。

燃え上がる大陸。人々が阿鼻叫喚の中死んでいく。

ものすごい速度でどんどん核魔法を落としていく。

ハウンが・・・目にすべての光を集めていく。まるでブラックホール・・・。

周りが暗くなっていく。

直径10mほどの光の束が大地に落ち西から東に駆け抜ける。

それと同時に大爆発を起こし海水が流れこむ。大陸が2つに割れるほどの破壊力。


「ハウン、さすがね〜」


感心しながら腕を数回振るお母様

それと同時にA国の南に位置する大陸がすべて消える。海水が流れ込み大陸が海に沈んだ。


「ほほほほほ!馬鹿なゴミにはお似合いの死ね!」


あそこも違います。とばっちり甚だしい。

核魔法が降り注ぎ大半の人が死滅。そして最後に地面の上にお母様の特大鉄拳を数発撃ちこまれ大陸ごと海に沈んでいった・・・。

A国の兵士は何も出来ないまま全滅。コレが魔族領最強戦力+α・・・。時間にして5分・・・。レイリーの言っていた時間すらもたなかった。


「思ったよりひどいわね・・・。コレが明日あの国に降り注ぐのね。」


やっちゃんの一言にサミュエルが食いつく。


「そんなわけあるか!!そんなことさせるか!!今すぐ連絡して戦争の準備だ。」


「じゃぁこのまま地球に行くか・・・。謝ることが出来ないのであれば滅びればいい。」


俺の一言に絶句するが俺はそのまま本当の地球のA国領海の上に足場を出してそこに立つ。


「いい見晴らしだね。では開始します。」


その一言に


「ちょっと待ってください!!」


浅田が止める。


「無理です。サミュエルとはこれで2度め?の決裂です。もう無いです。A国民には災難でしょうがこれもいい教訓になるはずです。これからC国もR国も相手にしなくてはいけなくなる。A国の二の舞いになると脅せば話がすんなりすむはずです。世界の平和が本当の意味で来るかもしれません。まぁ、A国はないですけどね。全部サミュエルの判断が悪いのです。諦めてください。それでは・・・」


俺が手をあげ振り下ろそうとする。


「待ってください。あなたの昏睡を笑ったものはこちらで逮捕します。だから国を滅ぼすのはやめてください。」


「信じられないんでしょ??本当になるかどうか今試せばいい。俺は脅しとか駆け引きが大嫌いです。殺ると言ったらやります。諦めてください。あなたも同士と死にたいでしょう。あの地におろしてあげます。さようなら。」


そうしてサミュエルを転送して俺が手を振り下ろす。


「いいんですね・・・。兄さん。」


「いいよ。」


「待ってください!!大統領に話をします。今すぐやめて下さい。」


浅田がそう言う。


「・・・意味がないでしょ?戦争と言われたんですよ。日本には私の家族が居るんです。それを害するものは何でも滅ぼします。それが神であっても。」


俺がもう一度手をあげて振り下ろそうとすると


「大統領につながっています。話をします。お願いです!戦争には絶対になりません。」


「猶予ないですよ。30分でおねがいします。」


浅田が何やら話しているが俺には関係ない。



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