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願いで手に入れた伴侶が最強  作者: うぉすれや
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空母を飲む悪魔

「A国のミハエルとは喧嘩別れしたはずだぞ。」


「サミュエルです・・・。」


「メグミは興味ないとすぐ忘れるよね。」


「いや、わざとだよ・・・。」


名前間違っちゃった〜はずかし〜〜〜。


「でも、殺し合うは言いすぎでしょ?そんな話聞いていませんよ。」


「じゃぁ、なんでA国は恵くんが倒れた時、喜んでいたのよ。私達はそれで敵認定したから滅ぼしに行く準備中よ。」


「え??滅ぼすんですか?それはダメですよ!!国際問題になる。」


「知らないわよ。恵くんが倒れたと言う情報を聞いた時の関係者の顔は今でも想い出すとムカつくわ。絶対ぶっ殺すって決めてるんだから。」


「そこまでですか・・・。それは浅田首相に知らせておかないと・・・。」


スマホから連絡を入れる観月。


「あの・・・すぐ行くから待っててって・・・。」


「店決まってないなら中間地点で落ち合えば?適当な店でも美味しいでしょ?」


「警備の関係とかでそうも行かないんですよ・・・。」


はぁ、大人の事情って面倒ですな・・・。


「じゃぁ、出発しましょう!!美味しい寿司食べましょう!!」


「オ〜〜!!」


何で運転手のあんたが一番喜ぶ・・・。


「すみません、彼女、お寿司好きなんです・・・。」


「え?この人も一緒に食べるの??」


「エ?ダメデスカ??」


「いいじゃん、綺麗な人とご飯食べると男は皆嬉しいよ。」


俺のセリフが気に入らなかったのか俺の腹に肘が2つ入ってきた。痛い・・・。ハウンが右往左往している。

君はどうしていいかわからなかったんだね。可愛いな。


「恵さんはレベル上がったんですか?」


「驚け!なくなったのだ〜〜。」


皆爆笑しているけど観月と運転手はキョトンとしている。


「わけがわかりません。」


死にかけて目覚めたらレベルが?マークになっていてステータスもなくなった。

そう伝えると


「はは、まさか〜」


と言われた。大マジなんだけどね。


そんなこんなで2時間・・・。ようやく着く。


「あれ??閉店している・・・。」


「ここって高級だから昼はやってないんじゃない??」


リサーチ不足の観月に正拳突きを入れるレイ。


「おい!レイ!!死んだらどうする!!?」


お腹を抑えながら観月が


「この程度では・・・死に・・・ませんよ・・・。」


いやいや、顔色悪すぎ・・・。

腹をさすりながらどこかに連絡を入れている。


「違う店なら開いているそうです。そっち行きましょう。」


そして移動すること30分。


立派なお店の前に来る。そこにはSPが何人かいた。


「浅田首相はもう着いているそうです。」


もたもたしているうちに着てたのね・・・。


中を通される俺達。座敷に入ると


「観月くんは最近、ちょっと気が抜けているね。何かあったのかい?」


運転手が赤くなる・・・。何で??


「あの・・・。実は・・・。」


あんたら出来てたのか・・・。さっき純粋に仲間とか言ってたのに・・・。結婚前提で付き合っていてどうやら出来ているかもとのこと。


「おめでとう。早く結婚式をすべきだな。」


ただ、残念なことに国防に関わることからは外されるそうだ。まぁ理由はわかるわ。


「外れても、旅人の件は君に一存しているから頼むよ。」


そんなこんなでお寿司が目の前に届く。


「生魚??」


ハウンが首を傾げる。


「向こうって生魚食べないの??」


「私達は食べないわね。美味しいの?」


「食べてみれば??お姉さん。何でもチャレンジよ。」


一口、口に入れると・・・


「おいしい〜。」


ハウンが目を見開いて感想を述べる。その後は黙々と食べている。


「で、このお嬢さんは??」


ハウンが何者か聞いている浅田。


「私のお姉さんで、向こうの世界の最古の神々。」


「ははははは、またその冗談ですか??何ですか??今日は私達をずっとからかい続ける日なんですか?」


観月も浅田も笑っているがこっちは至って真面目だ。

真剣な顔をしていると


「本当なのかね?」


浅田が汗を流しながら聞いてくる。


「まさか・・・伝承にある神々の一人??」


「違うわよ。最古の神々の一柱。最も強い力を持つ神々の中の頂点よ。」


目の前で寿司をバクバク食べているハウンからはそんな感じがしない。


「いやはや・・・どうやって知り合ったんですか??」


「襲ってきた。」


やっちゃんの一言に


「ちょっと!!そんな言い方やめてよ!!皆誤解するじゃない??」


誤解も何もあなたは襲ってきました・・・。なぜそこを全力でごまかそうとする?


「い、一応・・・女の子なもんで・・・。」


赤くなりながら女の子を出してきた。意味がわからない。

俺のわからんという顔を見てペシペシ叩いてくる。


経緯の説明が面倒だから倒して仲間にしたと言っておいた。


「倒したら仲間にしてほしそうな顔をしてたんですか?」


まぁソンナ感じというとハウンがもっとマシだったはず!!と言っている。

ちなみにレイはずっと黙々と食べ続けている。

やっちゃんも・・・。

運転手に至ってはオカワリって言っている。


「恵さんのパーティーって華やかですよね。何か秘訣でも??」


確かに女の人ばかりだな。

ジルが最近ずっといないからハーレムと化している。


「魔物っ子も入れれば女だらけよね。」


「魔物っ娘??」


「恵くん呼んであげたら。」


「あいつらここのご飯じゃ物足りないからその辺の人喰い始めたりしない?」


「「「しません!!!」」」


なぜか怒られた。


俺が召喚する。そうするとカミーラ、ラウル、ダリアが現れる。服装はいまどきのこの辺の人にしておいた。


「あらあら、可愛らしいお嬢さんだ」


浅田が顔を綻ばす。子供が好きなのか?


「うちの孫と同じくらいかな?」


「いや、多分凄い年上だと思うよ。浅田さんより・・・。」


「「「え?」」」


ラウルが恥ずかしそうにモジモジしている。


「ラウルなんか空母食べるもんね?」


その一言にブンブン腕を振ってレイを殴っている。キャハハハはと笑うレイ。


「空母??食べる??どうやって??」


俺が寿司を食べながら、『こんな感じで多分一口』というと皆顔面蒼白になる。

ラウルのサイズを口で説明する。


「ちょっと待ってください!!もしかしてA国の空母飲み込んだのこの子ですか??」


あら??流暢な日本語話したぞ、この運転手・・・。

あ!!と言う顔をするがもう遅い。


「片言でないとダメじゃない??」


何じゃそれ??観月の好みか??


ラウルは空母を飲む悪魔としてA国の支配するミューアスでは恐れられているらしい。

最近見ないからどこかに行ってくれたんだろうと言っていたのに・・・。って!

そう言われてもね。


「ラウル。今の俺なら君に勝てそう?」


そう聞くと頷いている。この子は自分より強いか弱いかわかるようになったらしい。

お母様の一件でそうしないとヤバイと真剣に思ったら習得したとか。



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