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願いで手に入れた伴侶が最強  作者: うぉすれや
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どうする?

「おはようございます・・・。」


俺は目を擦りながら近所の人に挨拶する。

今俺は玄関の周りを箒で掃いている。


昨日の晩、美久と一緒に寝て起きたら臨時休校になっていた。


理由はどこかのバカが『学校に爆弾を仕掛けた』と電話をしてきたそうだ。

俺はそんな急な休日を満喫しようと思ったが母の指示で


只今、掃除の真っ最中。


レイがちりとりを探しに行ってかれこれ経つんだけど・・・。

仕方なく俺はレイが向かったであろう方向へ行くとやっちゃんがいた。

ハウンも居る。立ち話に花が咲いているようだ。

俺は邪魔しちゃ悪いと思い、家に入り、手を洗い、コーヒーを自分でいれて飲む。


「あれ?恵、掃除は終わったの?」


「ちりとり取りに行ったレイがやっちゃんたちと立ち話してたから俺は家で休憩中。」


「何で混ざってこないのよ!女の子とお話できるチャンスじゃない??」


「いや、話にまで混ざるのはどうかと思う・・・。」


「ちょ!!それどう言うこと??それ以外に何に混ざるの??」


顔を赤くして俺に聞くな!!

俺は相手するのに疲れるので自分の部屋に逃げる。母親が息子の性事情に興味を示すな!!


「お〜〜〜い!!箒係〜〜、どこいった〜〜??」


下から声が聞こえる。話が終わったようだ。

俺が下に降りると3人が居る。


「昨日はありがとう・・・。凄く良かった。痛かったけど・・・。」


「恵様はお疲れではないですか?」


「あぁ、メグミは大丈夫よ。もう一人相手にしているくらいだから。」


「おい!!」


レイが口を押さえるがおそすぎるだろ・・・。


「エ??誰の相手したの?誰??ちょっと!!どういうこと??」


やっちゃんが俺の襟を掴んでブンブン振る。レイのアホ。

誰々攻撃を受け続ける俺にハウンが


「恵様はおモテになるので、そういうのは気にしてはいけないと思うわよ。」


やっちゃんが肩を落として


「裏ワザバグ野郎は魅力もバグってるのね・・・。」


いちいち罵らなくていいと思います。


「ねぇ、今日はどこかに行く?」


そんな話をしていると後ろからデカイ黒塗りの高級車が停まる。


「おはようございます!!恵さん。ここなら必ず会えますもんね!」


観月だ。何しに来た・・・。というよりここにいるのは臨時休校になったから偶然だぞ?


「目覚めたと聞いたので顔を見に。よかった〜、目覚めないと聞いてからずいぶん経つのでどうなることかと・・・。」


「ふん、A国の連中は喜んでたけどね・・・。」


やっちゃんが俺に嫌な情報をくれる。俺・・・、そんなに嫌われてるの??


「もう、メグミには誰も勝てないわよ〜。お母様も公認の最強クラスになったから!!」


観月が驚く。


「どういうことですか??もっと詳しく・・・。」


「死ななくなった・・・。」


「へ??」


「死ななくなったんだよ。」


「ははは、何言ってるんですか?生物は死ぬから生物なんですよ・・・。」


こいつ、俺に『お前は生物ではない』と言いやがった。


「どんなに傷ついても元に戻るんだから仕方ないだろ?」


「うわ!!夢の体ですね!調べつくしたい・・・。」


「なれる方法があるけど試す。確率がどれほどあるかわからないけど。」


「観月がアレに耐えれるかしら?体が砕け続けて元に戻り続ける地獄だよ。」


「遠慮します。」


こいつあっさり引きやがった。こいつが言う夢の体が手に入るチャンスを簡単に諦めやがった。


「まぁ、それはいいです。全快記念にご飯行きましょう!!」


「いくいく〜〜!」


女性陣がはしゃぎ始める。


「ハウンはこの人たち知らないんじゃない?」


「えぇ、知らないわ。お知り合い??」


「はじめまして、観月と言います。メグミさんやレイさん、弥生さんには仲良くしてもらっています。あなたは??」


「私はハウン。弥生さんの姉です。」


「弥生さんにこんな美しいお姉さんがいたんですね。紹介してくださいよ。」


なんかこいつキャラ変わった??


「ハウンはこう見えて向こうの世界の神々よ。相手できる??あなたもっと強くならないと触られただけで蒸発するわよ。」


それはちょっと脅し過ぎだと思う。


「ちょっと、弥生さん、蒸発はさせること出来ますけど触っただけでは無理ですよ。」


蒸発できるんだ・・・。まぁ、光りだしね・・・。


「ははははは、冗談はさておき、どうですか。何食べたいですか??」


「そうね・・・、肉は飽きたのよ。ドラゴンだのドラゴンだの食い過ぎて。お寿司どう?」


「おぉ!!いいですね!」


「「うん!」」


「お寿司って??」


ハウンはまだ知らないのか?お寿司とは回転するものだ。


「そんなの私がいちいち迎えに来てまで連れて行きません。回らないところに行きますよ!!」


さすが観月だ。金持ち様だ。税金無駄にしているだけのことはある。


「その言い方は止めてください。予算組んでもらえるようになったんですよ!あなた達のおかげです。」


「で、後の3人は?」


やっちゃんは優しい。俺は3人のこと忘れてた。


「あの人たちもいつの間にやら国に雇われていまして・・・。色々させられているようです。」


「観月は暇なの??」


レイはすごい失礼だな。


「実はヒマです。はいそこ、笑わないでください。だからこうして来れたんですから。今まで凄い忙しかったんですよ!もう、凄い多忙。」


あっそう。


「じゃぁいきましょう!!今日はうざいSPもいませんよ!!運転手が居るだけです。」


「運転手いたら話出来ないじゃない。」


「そこは大丈夫です!!旅人雇いました。」


「ポンポン見つけてくるわね。で、強いの?」


「どこを基準で強いといえばいいかわかりませんが一般的な旅人では強いと思いますよ。」


ガチャ


ドアを開いて入ると


「コンニチハ」


「金髪の白人じゃない。何そういう趣味?」


「何ですか??その言い方は・・・。たしかに綺麗だとは思いますけど純粋に仲間ですよ!!」


「A国の人?」


「えぇっと、ハイ・・・。」


「あんたさ、不謹慎よね。最悪殺し合う仲なのに何で顔を知らせるの?」


「そこまでヤバイんですか??あなた達とA国って・・・。」


あれ??こいつ知らないのか??

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