こちらの世界は学校がある。
俺は地球の生活でヤバイことになっている。
寝込んでいるうちに試験を逃した俺は今・・・点数が足りない。
だから猛勉強をして次というより数日後に控えたテストを高得点でクリアしないとヤバイ・・・。
進級に引っかかるとかではなく単純に進路希望が通らなくなる。
俺はレイと同じ大学に行きたい。この辺りで最高峰の国立大学、しかも医学部だ。
俺はこちらの世界でもレイを幸せにすると決めている。
なら何がいい??収入、ステータス共にやはり医者だ。
俺は銭のために、ステータスのために医者やっとるんや!!文句あっか??
とまでは言わないがレイのためにそうなると決めている。
というわけで俺がもう勉強中。レベルもあってすっと頭に入るから楽だけどね・・・。
たまに気晴らしがてら体を動かすが変に暴れるとものを壊す。
だから俺はレイを相手に腕相撲するくらい。
今は楽勝である。レベル差なんのその。きっと手を抜いているんだろう。俺を傷つけないために。
この前なんか、以前のレイを思い出して車を持ってみたら持ち上がった。ちょっと怖かった。
だからもう二度としない。
後は気晴らしいといえば・・・風呂!!
相変わらず入っていると俺のひとり時間撃破しに美久が特攻してくる。
頼むからゆっくりさせてくれ!!妹の裸を見て大きくなるこいつを相手にするのが非情にキツイ・・・。
風呂を上がり冷えた缶コーヒーを持って俺の部屋に行く。
左手を見てヘラヘラ笑うレイ。指輪が嬉しいみたいだ。缶コーヒーを渡すと嬉しそうに飲んでいる。
「こっちでもどう??」
俺を誘うレイだがこっちはまずいでしょ?
何より美久の目が怖いから・・・。凄い視線を感じると思ったらベランダにいたりする。
さすがに見られているのにそれはね・・・。
「おやすみなさい。」
キスをして同じ布団に入って寝る。
『コンコン』
扉が開いて美久が来る。
「あの・・・混ぜてください。」
「一緒に布団に入るのはいいですが・・・何に混ざる気ですか??」
モジモジしないで・・・血がつながっているんですよ・・・。