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願いで手に入れた伴侶が最強  作者: うぉすれや
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お仕置きタイム

変なテンションのお父様を横目にカミーラが


「この人は??」


俺がカミーラとラウルにこの人物について説明する。

レイに憐れみの目を向ける2人。やめてあげてねその目。


「お父様・・・。私がこの帝国に来てまだ数時間です。なぜここまで感染しているんですか??」


感染速度をあげてって言ってたよ。


「あ。えっと、実はね・・・面倒だからウィルス撒いちゃった。」


自らウィルスを撒いてバイオハザードを起こす・・・アン○レラ顔負けですね。


「どのように・・・?」


震えながら聞くレイ。


「あぁ、魔族使って・・・まさか・・・怒ってる??」


この人マジで阿呆だろ??怒ってるに決まっている。それでレイが抗議しに来た過去を忘れているのか??


「魔族を何人?」


「えっと、飛翔隊全軍・・・」


膝を突き、四つん這いになって落ち込むレイ・・・。やり過ぎだわ。


「飛翔隊ってどれくらいいるんだろうね?」


俺がカミーラたちにヒソヒソ言っていると


「飛翔隊は全てで3000名ほどです。全員精鋭揃いで素晴らしい戦果をあげます。この作戦も大成功ですね!」


俺の後ろにガッツポーズのフェブが居る・・・。止めようぜ?


「面白いから止めるわけがないだろう!!」


後ろで爆笑しているマスクのマイカ・・・。

四つん這いになって笑いながら石畳をバシバシ叩いている。


「お腹いた〜〜〜い。死ぬ〜〜〜〜〜」


ゲラゲラ笑い転げるマイカ。


「うるさいペチャパイ・・・」


レイが毒を吐くとそのまま動かなくなった。

涙流して転がったままになった。


「さて、なんか思ったより深刻だからパパはマイカたちと飛翔隊連れて帰るね・・・」


マイカを肩に担ぎ、空に向かって跳んでいった。飛竜に拾われて帰るお父様・・・。


「それでは!!レイ!!」


フェブも飛竜に乗って帰る。


「お母様・・・お父様がまた私をいじめます。ぶちのめしてください・・・。」


あれは腕輪型の受話装置・・・。相手はお母様・・・。


「ぎゃ〜〜〜〜〜〜」


空に大きな花火が上がっている・・・。お父様が乗っていた飛竜が黒焦げになって落ちていった・・・。

マイカは大丈夫なのか?

そのまま海に落ちる何かしらの2つの影・・・。ひとつは近くの飛竜に拾われてそのまま逃げるように飛んでいく。海に堕ちたもうひとつの影。その近くで爆音が響いている。お父様に幸あれ・・・。


「海が大時化だぞ!!凄い波が来ている!!海に行くな!!避難しろ!!」


怒号が響く街。騒然とする海の戦士たち・・・。

それは多分、お母様のせいです。




レイを抱きかかえ俺は宿に帰る。

お姫様抱っこのレイは真っ赤な顔で俺を見つめている。


「大丈夫??」


俺はレイをベッドに寝かせ横に座る。


「お父様の馬鹿な行為も少しは役に立ったかな??」


お姫様抱っこのことを言っているのかな??この後大変だよ。


「あぁ!!勝った勝った!!」


やっちゃんがホクホク顔で返ってきた。

あれ??どうしたの?と言う顔で俺達を見る。

説明すると『あなたのお父さんって凄いバカよね』のセリフで切って捨ててた。

正解です!!


「やっちゃんの戦果はどう?」


俺の言葉に嬉しそうに


「こんなけ稼いだわよ〜〜。当分お金に困らないんじゃない??」


白金貨・・・初めてみた。5枚も持っている・・・。俺らの世界で言うと・・・5億??

腰に手を当てて高笑い中のやっちゃん。


「ねぇ、恵く〜〜ん。コレあげるから・・・抱いて・・・」


「脂ぎった金持ちのおっさんみたいなこと言わないで!!」


俺は自分の胸に手を当てるように隠し体をひねって嫌がる。

レイが笑っている。やっちゃんも笑っている。


「でも、そろそろ抱かない??爆発しそうとかないの??恵くんって。」


眠っているうちに抜かれたりするんだからそんなにないかな??

そう言うと真っ赤な顔になる二人。


「「気づいていたのか・・・」」


この子等は気づかないと思っていたみたいだ。綺麗にはしてくれているけど体のだるさとかね・・・。


「そのあたりはどうでもいいけどお腹減らない??」


「激しく同意だね。」


ミドラ参上!!この話になれば必ず出てくると思った。


「こんばんは!」


ミューも居る。可愛いから頭なでとこう。


うまいめし家はどこにありますか??

この質問にまずギルドだね・・・の一言で終わる。そうだね・・・あの地図いるわね・・・。


ギルドに向かい、地図を買い、地図に聞いてみる。


「凄いおいしい食事のできる店!!」


凄い、美味しいが味噌なんだとか・・・。


「普通の食事のできる店でまず探してみてよ。減るかどうかわからないよ。」


俺の提案でまず普通に食事のできる店を教えてもらう。

その後に凄い美味しいお店を教えてもらう・・・。

ちゃんと減っている。というより極端に減っている。減った所可哀相。


近場にあるので行ってみる。

ヤバイ!!滅茶苦茶高そうなんだけど!!入ろうとすると


「お断りいたします。」


なぜか入店拒否されました!!

レイとやっちゃんが食いついている。何でよ!?とか金ならあるのよ!!とかいいながら・・・。

そうこうして騒いでいると後ろから大きな男が数人現れる。


「おい、こっちが丁寧に断っているんだ。痛い目に・・・」


あぁ、2人で全員ボコボコにしちゃった。

店の前で拒否した店員がブルブル震えているじゃないですか・・・。


「あのさ、拒否の理由は??それを言わないから俺の連れが暴れたじゃない?どう落とし前つけるの?」


もうここまで来るとただのゴロツキと変わらないな・・・。自分が情けない。


「オーナーを呼べ。後5分だけ待つ。それ以降はこの店のあるところを更地にする。」


レイの脅しにハウンがため息をつく。わかる。わかるよその気持ち!!

慌てて店の中にオーナーを呼びに行く店員。

すぐに走ってオーナーらしい女が出てきた。


「拒否の理由を教えろ。3,2,1・・・」


「見た目です!見た目がみすぼらしい者に私の店に入ってほしくありません。」


慌てて答える女。自分が雇った屈強な男共が全員瀕死なのだから答えるしかない。


「この店・・・気に食わないわ。焼きましょう。」


「そうしましょう」


無茶苦茶なことを言い始める2人。頭に血が上っている2人をよそにハウンが前に出る。

よ!!待ってました!優しく冷静な頼れる姉さん!!


「見窄らしい?人ごときが私に??ゴミの種族が私に見窄らしい??」


あれ〜??おかしいぞ??さっきまで凄い冷静だったじゃないですか?


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