表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
願いで手に入れた伴侶が最強  作者: うぉすれや
182/520

何でここでも感染が?

「皇帝の座が欲しいの?代わってくれるの??マジで??それは最大の助けだね!!」


マジで辞めたいんだこの人。

別に要らない。というより・・・


「皇帝陛下になって勝手に自分の代で終わらせるな!!」


後ろに立つ爺さんが思いっきり皇帝陛下の頭に拳骨を落とす。

頭をさすりながら後ろを向いて


「オヤジ・・・。冗談だって。ここで戦うとなったらあんたが出てくるだろ?あんた強いんだからどうにでもなるだろ??」


その男の姿を見てレイが頭を下げる。


「コレはマリスタン様。お久しぶりです。」


「あなたほどの美しい女性は・・・おや??」


「まさか!!君はゾルミスの娘か??」


あれ??ゾルミスって確かお父様の名前だよね。


「はい。あの時は大変楽しい時間を過ごしましたね。」


?ちょっと待ってね。前魔王と知り合いってことはあんた何歳??


「レイ、この人ナニモノ??」


「この方はハイエルフのマリスタン1世よ。亜人族で非情に寿命が長い種族なの。」


あ、へ〜〜。この種族が有名なエルフ・・・ふ〜〜〜〜ん。


「ゾルミスは元気か??アイツは娘ラブ過ぎてヤバイだろ??」


バレてるんだね。結構昔でしょあったの・・・。


和気藹々と話をするレイとマリスタン。俺達は放置ですか。


「ご紹介します。我が夫、メグミです。そうして友の弥生さん、ハウン、ラウルにカミーラです。」


ひと通り紹介される。


「夫とな??私の妻にしようかと思うほど美しいのにな!!もったい・・・」


マリスタンが倒れる。


「あなた・・・子供の前ですし、私というものがありながら・・・」


凄い青筋を立てた美しい女性がマリスタンを後ろから蹴ったようだ。

悲鳴とともにカーテンの後ろに引っ張り込まれるマリスタン。ご愁傷さま・・・。


「さて、オヤジの惨状はどうでもいいとして、我が帝国に何をしに??」


やっちゃんが説明している。俺は世界樹が見たいのだ。


「おぉ!!貿易の要であった海路に巣食う魔物を討伐してくれたと??その時に我が軍に攻撃されて仕方なく反撃したのだな??そりゃぁ、悪かったな。謝る。ホントごめんね〜。」


ダメだ。緩いわこいつ。


「褒美をとらせるので許して欲しい。あと、今までの戦闘も不問とするよ。」


そう言ってポンポンと手をたたく


「きゃ〜〜〜!!」


大量の財宝に目がキラキラ輝くやっちゃん。

守銭奴魂に火がついていますね。

俺達は宿に行くことにする。罪も不問になったし、死んだのは軍艦の乗組員だけ・・・と言ってもきっと1000人は居るだろうけどね。


皇帝のいた部屋から出るとそこには3人と最強戦士が立っている。


「恵殿、あなたを馬鹿にしたことを謝罪させてくれ。」


「いいよ。俺を前に出させて捕まえる気だったんだろ??」


バレてた??みたいな顔をするが分り易すぎるだろ?


「はいはい、レイは威圧しない・・・。」


今にも食いつきそうな狂犬(レイ)をなだめる俺。

3人共ビビってるでしょ?


ラウルが3人に俺の後ろから手をふっている。子供だな・・・正体知らないとだけど。

皇帝の城を出てアナウンスが流れる。


「先ほどの戦闘は皇帝陛下とお客様によるデモンストレーションです。お楽しみいただけましたか??彼ら最高の客人に最上級のおもてなしを。繰り返します・・・」


なんか変なアナウンスが流れている・・・。


「じゃぁちょっとカジノ行ってくるわ・・・。」


やっちゃんがよそよそしく準備をして一人カジノに行くらしい。

この人不正やる気満々だな。


「ねぇ、私達は闘技場に行かない??」


レイが提案してくる。


「あ!!忘れてた!!俺、ミューアスの闘技場で決勝戦見るんだった!!」


そんなこともあったな・・・的な俺の発言に


「何の決勝?」


俺は向こうであったことを話す。

レイはびっくりしている。


「じゃぁ私も行かないといけないんじゃない??鎧はいつでも用意できるけど・・・」


そうだね。約束だもんね。


そう言って願いを叶えてもらい、優勝者に鎧を渡し、すぐ戻ってきた俺達。

いきなり目の前に現れたレイを見て目が点になっている優勝者は手に無理やり鎧を握らされ放置されている。


『第一回優勝者ギルバーツ様レイはあなたを応援しています!レイより』


そんなメッセージが胸の部分に刻まれている。

それを見て狂喜乱舞する優勝者。

それは後に伝説となって語り継がれる。


「優勝者の宿に直接レイ様が優勝景品を持ってきてくれる。」


そんな話が語り継がれその大会は毎月開かれる。そうして年間優勝者には同じようにメッセージ入りの何かがレイ直々に送られるようになる。レイは面倒だと怒っているけどね。それでもテイマーに脚光が当たるのが嬉しいみたい。毎月の優勝者にも何かしら送っている。



「で、闘技場にいって何する?」


闘技場前で俺達は建物を見上げている。デカイんだな。

そして、この幟・・・レイ様杯何だな!!ここも感染してますが何で??


「おぉ!!やっぱりおったな!!レイよ〜〜」


不意を疲れて後ろから抱きつかれるレイ。

お父様がなぜここに??


「マリスタンが連絡をくれてな!!感染速度をあげてこの帝国もお前一色にしてやるぞ!!うわっははははははははは!!」


レイがフルフル震えている。お父様は馬鹿です。


「レイとハグ!!レイとハグ!!」


意味のわからないテンションでその辺跳びまわる。

コレまた変な流れだよね・・・。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ