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願いで手に入れた伴侶が最強  作者: うぉすれや
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航海?

俺はレイとやっちゃんと別行動を取ることに。

俺は港に居る。

軍人共が俺を見るが俺は気にせずラウルにお願いして海に出る。

前の大きさよりかなり小さいラウル。それでも20m程はある。


「恵様、本当にいいのですか??レイ様たちを放っていってしまって・・・。」


「いいよ。彼女たちには彼女たちなりに正義があるからね。」


俺の一言でラウルが落ち込む。


「私のせいでごめんなさい・・・」


何故か謝るラウル。君が悪いんじゃないよ。俺が意地っ張りなだけ。

そんなやりとりをしていると


「ねぇ、私はあなたについていきたいんだけど席空いてる??」


ハウンが海に浮いている俺達を上から覗きこむ感じで見ている。

ハウンは海に出るからとたくさんの食料や飲料を買いに行っていたそうだ。


「うん、空いてるよ。世界樹見に行こう。」


俺は少し横にずれて呼ぶが


「少し体大きくします。」


そう言って体を大きく変えるラウル。倍の大きさになった。


「これでゆっくりできるはずですよ。」


そう言いながらクジラの口の中からでっかい船を1隻出して自分の体の後ろに触手で抱きかかえる。

それを見ている軍人共にざわめきが起きる。


「あれは・・・数年前に行方不明になった我が軍の特殊部隊のもの・・・」


あ、ごめんね。食ったの多分、この子です。


そう思いながらゆっくり海に出る。船旅ではないけどおもしろい旅になりそうだな。

そうして俺は世界樹に向けて旅を開始する。


「嫌な感じでパーティー解散しちゃったけど大丈夫??」


ハウンは結構心配している。俺も心配だよ。でも仕方ないよ。いろいろあるもん人の付き合いって・・・。

俺を運ぶラウルの横に魔物が寄ってきては離れていく。


「なにか話しているの??」


俺の問いに


「こっちの派閥に来いとか、こっち来るならこんないいことがあるとか、あと、お目にかかれて光栄ですとか、色々言ってきています。」


勧誘と挨拶だね。ラウルが面倒臭そうにしている。


「恵様、申し訳ございません。来ます・・・」


大きな海の盛り上がりとともに超でっかいおっさんの姿が出てきた。

ラウルに何か言っているが俺達にはわからない。


「お前がなぜここにいる?邪魔立てするなら容赦しない。と言っているわよ。」


ハウンが訳してくれる。君はこの魔物の話がわかるのか?


「一応神々だからね・・・。」


頬を赤く染めながら俺に威張る姿を見せるが、ちょっと恥ずかしかったようだ。

今のラウルのサイズでは戦いにくそうだけど・・・。


「あぁ、物別れみたいよ。どうする??」


ハウンが訳してくれる。ダメだったみたいだね。戦闘かな??俺は海で戦えるのか?


「面倒だからワタシが殺るわ。」


ハウンが船首に立つ。その瞬間、魔物の顔に風穴が開く。

俺には何をしたかわからない・・・。ラウルも驚いている。

顔面に風穴が相手グラグラ揺れ始める。それを見てラウルが複数の足でおっさんを捕まえて


「恵様、少し目を閉じてくださいませ。」


あぁ、食うんだね・・・。わかった目を瞑るよ。

目をつぶると外からすごい音が聞こえる・・・。バリバリ食っている感じが伝わってくる。

数分、俺が目を瞑っている間に食い終わったようだ。目を開けるとラウルは海水で顔を洗っていた。


「お見苦しい姿は見せたくありませんから。」


にこやかな顔だがもう少し綺麗に洗ったほうがいいよ。顔にまだ血が付いているから・・・しかも首からクジラの胴体まで真っ赤だよ。それと・・・この海一帯真っ赤だよ・・・。


「さすが最古の神々です。私も何をしたかわかりませんでした。助っ人ありがとうございます。」


その後も魔物が襲い掛かってきたりお話したり・・・。一向に前に進まない!!

俺は甲板で寝転がってかもめのような鳥を見ている。かもめが居るってことはまだ陸が近いってことだな・・・。

ハウンが横に座って俺を覗きこむ。キスされた・・・。


「一度してみたかったの。レイややっちゃんが嬉しそうにやっているから・・・。」


赤くなりながら俺にそう言うけど俺も恥ずかしいよ。


「そうですね。私もしてみたいです。どんなかんじですか?」


ラウルまでそんなことを言い出す。俺はいろいろ狙われているようだ。


「フワフワする感じよ。」


ふふふと笑いながらハウンが教えている。ちょっと俺にはわからないな、その説明じゃ。


「こら〜〜!!ハウン!!勝手にキスするな!!」


レイの声が聞こえる。とうとう幻聴か??

後ろを見てハウンがガクガクしている。怯えなくても居ないって・・・俺の横に埃が立つ。

そしてレイも立っている・・・。どこから来たの??どうやって来たの?


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