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願いで手に入れた伴侶が最強  作者: うぉすれや
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下っ端の神々

神々と呼ばれる男女は俺達の前に立つ。


「ババァが粋がるなっての!俺達はお前みたいな長く生きているだけのゴミとは違うんだよ。老害のくせしやがって俺達が劣化したものだって?劣化はお前だろババァ〜。」


ハウンに罵声を浴びせる男。ちょっとムカつく。


「ねぇ、あなたが劣化じゃないなら何なの??」


レイの顔が怖い。凄い怒っている。


「なんだ??ゴミの分際で俺たちに話しかけてくるんだけど?何言ってるかわからね〜わ。ゴミ語は難しいね〜。はははははははは」


レイが今にも飛びかかりそうだ。


「さっきからしゃべっているじゃない。ゴミ語を。あんたもゴミの一員ね。」


やっちゃんが挑発している。

その様子を見ている野次馬が集まり始めた。面倒だからいつもの空間に収納しますか?


「デュラン、いつもの空間用意して・・・。」


俺の言葉にすぐ対応してくれるデュラン。

何もない空間が俺達を包み込む。


「あぁ、なんだ??亜空間か??こんなとこに閉じ込めてって、一緒に閉じ込められてやがんの!!ばっかじゃね〜??」


腹を抱えて笑う男女。


「ところでさ、君たちは誰の下で働いているの??死ぬ前に答えてね。」


俺の言葉にキレたようで俺にめがけて殴りかかってきた。

その拳を掴んでレイが腕を紙風船のようにペシャンと潰す。男は何が起きたか理解できていないようで自分の腕を見ている。しばらくして


「うっぎゃ〜〜〜!!腕が!!腕が〜〜〜??なんじゃこれ??なにがあった??」


レイに潰させた腕を見ても攻撃されたことに気づいていないようだ。

その様子を見ていた女はすでにやっちゃんに取り押さえられている。腕を折られて動けなくなって呻いている。


「腕折れたくらいでだらしないわね?これからもっと辛いわよ。ねぇ、恵くん。」


俺にウィンクしながら女を脅すやっちゃん。


「そうだね。これから殺してくださいと言って懇願するほどの苦しみを与えるけど仕方ないよね。だって、俺の仲間にババぁ呼ばわりして笑ってたんだもん。」


俺のにこやかな顔に女が震えている。


「て、てめ〜ら!!こんなことしてどうなるかわかっているのか??俺達はジュエル様の諜報員だぞ?」


あぁ〜自分で誰の手下か言っちゃいやがった。


「そのジュエルっていうのはいつか殺さなくてはいけないやつだからいいよ。で、俺の喜ぶことを率先していってね。10秒に一回痛いことするから。」


俺は男の片目を潰す。悲鳴ともにレイがトロケそうな顔をしている。変態さんの顔を見せ始めた。

それを見た女が何か言っているが俺の喜ぶことではないので男の耳を引きちぎる。


「さて、レベル1がすみました。ステップアップします。さすが神々!!ゴミの攻撃が効いていないようで俺の喜ぶことを言いません。さすがです!!」


男が喚いているが気にせずカミーラを召喚。


「カミーラ。神々食ったことある??」


俺の質問にないと答える。食ってみたいか聞くと食ってみたいという。

そのやりとりを聞いて女が泣き叫ぶ。


「いや、いや!!食べないで!!何でも言うことに答えるから!!」


男の方は目と耳を押さえて震えているだけ。

俺はちぎった耳をカミーラに食わせ意見を聞く。おいしい??まずい??

答えは・・・


「これ!!おいしい!!レベル上がるよ!!耳だけで上がったもん!!こいつら凄いレベル高そう!!やった!!」


ピョンピョン跳んで喜ぶカミーラ。そうかそうか!!俺も喜んでもらえて嬉しいよ。


「レイ、時間の静止した世界でも刀出せるだろ??1本頂戴。」


レイが俺に刀を渡してくれる。それを使って男の腕を切り落とす。

泣き叫ぶうるさい男にケリを食らわせるレイ。


「カミーラ、腕食べる??」


コクコク頷くカミーラの口に腕を入れる。人が人を食うようにしか見えない絵面に結構ヒク。

自分でやっといてなんだけど・・・。


男は失った腕の付け根を押さえて何か言っているが俺の喜ばないことなので気にせず刀を振り上げる。


「まて!!まってくれ!!俺が悪かった!!ハウンには謝る!!だから話を聞いてくれ!!」


俺は刀を振りおろし男の脚を切り落とす。

脚から流れる血液を傷口を押さえて止めようとするが止まるはずもない。

大丈夫。この世界、俺が死んでいいと思うまで死ねないから。


「飽きたし、女のほうを甚振るかな??」


俺が女の方に脚を向けると女が大声で喚きながら懇願する。


「ちょ、ちょっと待ってよ!!まって!!待って下さい!!何でも聞きます!!奴隷にでも何でもなります!!だから待って下さい!」


「奴隷はいらない。俺の欲しいのは俺の喜ぶ情報だけ。ないなら苦しむ姿を見せて俺を喜ばせないと・・・。」


俺のにこやかな顔に女が水たまりを作成し始める。神々でも漏らすんだな。


「恵様。そろそろ許してやってください。こんなんでも神々です。あまりいじめると後々面倒になりかねないので。」


ハウンが俺に2人を許せという。ハウンが言うなら別にいいんだよ。俺はキミが馬鹿にされてちょっと頭にきただけだからね。


正座をする女。止血されて転がっている男。男の頭にはレイの足が乗っている。


「で、ジュエルはどこにいる。今すぐ始末しに行きたい気分なんだよ。」


レイが男の頭をゲシゲシ踏みながら言う。

今すぐ殺すつもりなんだ。


「魔族領にある世界樹と呼ばれる大きな木の天辺に居ます。もうすぐ花が咲くらしくそれを楽しもうとしているようです。」


女が答える。


世界樹?なにそれ??でっかい木??植物好きには凄い気になる話だな!!木だけに・・・

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