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願いで手に入れた伴侶が最強  作者: うぉすれや
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攻撃

「それでは盛大な拍手を〜〜」


外からアナウンスが流れて俺達は退場する。

変顔係員はタンカーでフリーズしたまま運ばれていった。

凄い特技だな。


テイマーたちの白熱した戦いが始まった。

何かしらの職に付き、それからテイマーに転職したものがほとんどのようで非常に強い魔物を出して戦う。

冷遇されていた割に結構いいと思うよ、この職業。見なおしてほしいな。

ただ、最初にはなるな!!それだけでは??


レベルも90くらいの魔物を出すものもいて結構面白い。

見たこともない魔物がどんどん出て来る。さすが違う国だな。

予選がどんどん消化され、次の日に本戦があるとのこと。

今までの戦いも賭けなどが催されていたようで異様な熱気を漂わせながら進んでいっていた。

本戦はもっと凄いんだろうな・・・。


「本戦は恵様も出られては?」


俺出たらダメでしょ?


「では、優勝者にはもうひとつの景品として恵様への挑戦権というのは?」


はぁ、それならいいですけど・・・。

二つ返事とまではいかないが楽しんでくれるなら俺も力になろうと思った。


「先ほど、恵様より優勝者には恵様への挑戦権を獲得できるという約束をしていただきました。本戦にご出場の皆さん、楽しみにしてください。」


歓声が起こるかと思ったら・・・

俺本戦辞退するわ。

と言う声が上がり始めた・・・。自分の大事にしているペットとも言えるテイムした魔物をみすみす殺すようなことは出来ないとか。皆優しいね。魔物だからって使い捨てではなく可愛がるんだからちょっと嬉しい。


「ありがとう。今そう言ってくれた人たちは俺は尊敬するよ。君たちにテイムされた魔物はきっと幸せだよ・・・。」


俺が言ったセリフがマイクで拾われていたようだ。

会場にそのセリフが流れると大歓声が起きる。

なんかいいことあったみたい。


「さすがレジェンドだ!!やはり根本が違うな!」


「俺もあんな人になる!!」


「人格者過ぎてマジで尊敬する」


などなど俺への賛辞が飛び交っていた。凄い恥ずかしい。


なんだかんだ言いながら凄い楽しんだ大会。

今回は第一回だが近々またやるらしい。凄いお金が動いたんだとか。人だけで戦うより臨場感があっていいとか。人は血に飢えているんだね。怖い世の中だ。


俺達は宿に帰る。レイもそろそろ復活している頃だろう。

宿に向かう途中、宿の方から煙が上がっている。あれ、レイがいる宿だよね。え??なんで??


俺達は慌てて宿にいく。そこには大破した宿があった。何があった?レイは??

頭から血を流し倒れてはいるが治療されている女中がいた。


「女中さん。何があったんです??」


俺が聞くと女中さんは頭を抑えながら


「いきなり訳のわからない人が突っ込んできて建物に攻撃していったんです。お客さんが少ない時間でしたからけが人があまり居ませんが・・・。」


あまりと言ってもいっぱい人が寝て治療を受けている。大半はここの従業員か??


「レイという女の子が居たはずなんです。知りませんか?」


やっちゃんが女中さんにレイの写真を見せる。


「あれ??レイ様?いえ、確認していません。もしかしてまだ中に?」


慌てて起きようとするが怪我で立ち上がれなかった。俺達で見に行こう!

そうして大破した宿屋だった建物に入っていく。


「これは酷い・・・」


ジルが汗をかいている。中には血痕が至るところにある。もしかしてA国か?サミュエルの仕業か??あれほど釘を刺したのに・・・。

俺は焦りながらレイの名前を呼ぶ。返事は全くない。中を詮索してもどこにも誰も居ない。いるなら救助されているはずである。


「レイ・・・。」


俺はすごい形相だったようでやっちゃんが落ち着かせるために抱きしめてくれた。


「レイちゃんは大丈夫!!これくらいなら怪我もしていないよ!」


やっちゃんが俺を励ましてくれる。そうだな。レイはこの程度の建造物の下敷き全く意に介さないだろう。そうだ!!大丈夫に決まっている。そう考え始めていると


ズズ〜〜〜〜ン!!


なにか降ってきた。


「あれ?メグミ何しているの??やっちゃんもジルも・・・ラウルは?」


レイが上から降ってきた。なんで??

その問にレイは答え始めた。

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