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願いで手に入れた伴侶が最強  作者: うぉすれや
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ミューアスへ

ジッパの部屋で目覚める俺達。


「今日はミューアスに向かうんだよね。」


レイがそんな話から入ってくる。気が滅入るね。


「な〜〜、おっとうが恵呼んでくれって。今いけるかな?いけるならつなぐんだけど?」


デュランがなにか伝えたいようだ。まずは聞いてみるか・・・。


「デュラン何かあったの??」


「何かあったどころではないぞ。ちょっと今ピンチなのだ。そこで変な言い方だが我の願いを主が我にしてくれ。それを我が叶える。」


意味がわかりにくいがデュランの言うこと聞けってことだろ?いいよというと。


「我と我の妻を主のもとに呼び戻してくれ。そうしないと今すごいヤバいのだ・・・。」


その願いを俺が聞き、俺はデュランの言われた通りにいうといつもの件が来た。デュランの声、久しぶりだな・・・。

その願いがかなったのだろう俺達の部屋に2つのよくわからない模様の大きな輪が出来上がる。

そうして光とともにデュランと美しい女性が現れる。顔半分に白い布をかけた小麦色の美しい女性。大きな胸にさらしを巻き白い髪を頭のてっぺんで1つにまとめている。凄い美しい・・・。これがデュランの奥さん??


「お初にお目にかかります。わたくし、デュランの妻でミドラやミューの母、シャムと申します。以後お見知りおきを。それと助けていただきありがとうございます。」


深々と頭を下げるシャム。


「いえいえ、こちらこそ。いつもデュランとミドラにはお世話になっています。」


俺のにこやかな返答にホッとする顔のシャム。

で、何があったの?

デュランが言うには神々に目をつけられ追い詰められっていたそうだ。勝手にランプから出てウロウロしていたのが見つかったらしい。数体始末したがいっぱいいすぎてジリ貧だったらしい。始末したんだ、神様名乗っている連中を・・・。


「あいつらは神々と名乗っているが断じて神ではないからな。神はこの世を作って以来、この世界に全く関与していない。というより興味がない??らしい。」


う〜〜〜ん、よくわからない。まぁ無事で何よりです。

デュランが帰ってきたことだしパ〜〜〜っと違う帝国に旅立ちますか!!

お〜〜という声とともに俺達はジッパを出る。出た先に浅田たちが待機していた。


「待っていたよ。今からミューアスに向かうのだろう?我々も同行する。」


何があってもむこうに行かせるつもりなんだろうな。

じゃぁ、デュランに言って瞬間移動か?と思ったらやっちゃんに首をふられる。そうか・・・。まだ能力知られるわけにいかないもんな。


普通に行くしかないのか・・・。何日かかるの?

というわけでダンジョンから出て、陸路を馬車で南に拠点から東に進むこと2日。遠いわ!!

結構長い道のりだね。そうして東の港町パウラに到着。パウラには大きな帆船がいっぱい止まっている。


「魔人臭い奴がいるぞ・・・。マジで臭い・・・。あいつらと接触したか??」


後ろから変な奴が俺たちに近づいてくる。鼻をスンスン言わせながら・・・。

レイの体の匂いを嗅いだ瞬間にレイに殴られている。


「ゴブァ〜〜〜」


内容物を口からまき散らしながら悶絶する変なやつ。それを見て遠くから女が駆け寄ってくる。


「貴様ら!!何をする!いきなり殴るとはどういうことだ!!」


何やら怒っているけど失礼なのはそいつだろ?

そう思っているうちにやっちゃんがその女の腕をひねって地面に押さえつけた。


「何?こいつら??失礼なことして殴られたらイチャモンつけてくる?私達の世界のゴミと一緒ね。始末していいよね。」


俺の顔を見てウィンクする。オッケーとサインを送ると


「ま、まて!!まって!!私達は別に怪しい者じゃない!!こう見えて私達は神々という身分なのだ。だか・・・」


話し終える前に大剣を抜いて女の頚に当てるやっちゃん。バイバイと言って力を込めようとすると


「はいはい、ちょっといきなり殺してしまうのはどうかと思うわよ〜。」


レイの目がびっくりするくらい大きく見開いている。そりゃそうなるね。俺もなっている。

そこに現れた人物はやっちゃんの大剣を素手で掴んで首を落とさないように止めている。

何であなたがここに?


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