物別れとモミモミ
俺達は家に帰ることになった。
カミーラと美久が仲良く別室から出てきた。「天ぷら美味しかったね〜」とか言いながら上機嫌で。
俺やレイ、やっちゃんは少し機嫌が悪い。やはりA国も潰すべきだなと言う考えで一致し始めている。
「美久、おいしかったな〜。ゴメンな部屋が別になって。」
俺が謝ると美久が俺に抱きつき気にしないで〜と言ってくれる。可愛い妹だな。
カミーラに護衛ありがとうというとムギュッとハグされた。こいつも可愛いな。
鼻の下を伸ばしていると後ろからレイが首を締めにかかる。
「ご、ごめんなさい〜。」
レイが怒っているのは俺はカミーラに凄い甘いらしい。そんなにあのおっぱいがいいのか!!とか言われた。ちょっと違うな。行動一つ一つが落ち着いていて見ててもしんどくないんだよね。俺に無茶しないし。
抱擁が凄い優しいし。そこが大事かな?
俺の良からぬ考えを察したのか締める力は強くなる一方だな。そろそろ死にますがいいですか??
俺達は黒い高級車に乗って家につく。
父親と母親が心配して出てきた。
「あなた達!!ヤクザと何かあったの??」
大いに勘違いしているようだ。
「ヤクザよりたちが悪い」
と毒を吐いて家に帰っていくやっちゃん。うちの親が心配しているのに放火していきやがった。
説明するのも面倒なのでヤクザ助けたらご飯ゴチしてくれたと言っておいた。
美久は笑ていたから大丈夫だろう。
カミーラは送還してあっちで会うことにした。
A国の管理する帝国・・・、ミューアス。行くのはいいけどどういう立場でいけばいいんだよ?今日の会食はどう見ても物別れだったよね・・・。
晩御飯を皆で食べて風呂に入り、寝る準備をする。明日も休みか・・・。
レイとのお約束、キスをして寝ようとするとおっぱい見せてきやがった!!
顔真っ赤にしてまで見せなくてもいいのにね。真正面にいる俺は両手で大きな胸を揉む。揉む。揉む。
これ・・・いつまで揉み続ければいいの・・・。
変な沈黙となんとも言えない空気が流れる。
ガチャッ
ドアが急に開く。美久だ・・・。
「もしかして始めるの??見てていい??」
始めないし、見てていいわけない。そんな趣味にはまだなっていません。
ってか、お前は小学生だろ!!ませ過ぎだ!!
始めないなら一緒に寝よ〜と言ってやがる・・・。同じ布団に入る俺達・・・何なのこの関係?