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願いで手に入れた伴侶が最強  作者: うぉすれや
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C国からの来訪者

カミーラは全く起きる気配がない。

顔をつついても、腹をつついても、太ももつついても。

胸つついてみても起きない。レイとやっちゃんが冷たい目で俺を見ているけど・・・。


「何でこんなに起きないんだろ?」


「むこうで寝てないんじゃない??」


「あ!なるほど!!でも何でこっちに体あるの?」


「メグミがこっちでもあっちでも呼んだからじゃない?どっちか返してしまったほうがいいんじゃない?」


「召喚の反対ってこと??」


「うん、送還かな?」


そうかんていうんだ。ではそれを!!


光とともに消えるカミーラの体。あっても困るからね、意識ないのに・・・。

これで一件落着!!やっちゃん0点。レイ115点!!というわけで今日も楽しく過ごしましょう!!


「ないない!!その点差はないって!!」


やっちゃんが抗議してくる。いや〜、妹選んでたら点差なかったと思うよ。妹を選んだレイは苦渋の選択だったと思うもん。やっちゃんはそういうところを選ばないからダメなのだ。


「なんで??消えるのわかってたら選んでるって!!」


レイはわかっていませんでしたよ〜。そう言うと座り込んで泣いている。

涙にはもう騙されません!!何度かひどい目に会いました!!

これは違うのよ〜〜としがみついて来る。


「じゃぁ、私の点数分けたげる!!」


レイは本当に優しい子だな。

レイとやっちゃんが抱き合っている。なんか変に仲良しだよね。

俺はトイレにいく。


「処理しちゃダメだよ〜〜」


下品なことを言うレイ。ちょっと減点しとこうかな??


「あら??早いのね。どうしたの??おもらし??」


しないよお母さん。下に降りると母が朝ごはんの準備をしていた。早起きだね、休日なのに。

本当に尊敬する。毎日欠かさず朝ごはんを用意してくれるお母さん。凄いよね。母に休日はないのか?

レイ達の分もできているようなので2人を呼んでご飯を食べることにした。

今日はオヤジがいない。汚い話を聞かない気持ちのいい朝だ。


「「「いただきます!」」」


美味しい朝ごはんを食べていい気分だ。そうしているうちに美久が起きてくる。


「おはよう〜」


美久がテレビをつけると大々的にスクープを放送していた。リモコンで他局に変えてもすべて同じことをやっていた。戸崎議員と裏の世界と言う題材で。邪魔な人を影で始末していたりとかヤバイ組織と繋がっていることや市民を誘拐していたりとか・・・。それに関わる資料が大量に出され議論されていた。

多分、今頃このババァがいた政党がエライことになっているだろうし解体もあり得える。それどころか自殺者なんかも出るのでは?それくらいの勢いで放送されている。戸崎ん家族も突撃されている。ボカシが入っているが見た顔だとすぐわかる。


「怖い世の中ね・・・」


そういってテレビを消す母。母は悪い言い方をすると平和ボケし過ぎな部分がある。近所の人は死なないものくらいに思っている。自分の娘が実はこの事件に巻き込まれていたなんて思いもしないだろう。


ご飯も終え、外に出掛けるとしよう。俺達は着替えて出掛ける準備をしている。


「ブゥゥゥゥゥゥゥゥンブゥゥゥゥゥゥゥン」


俺のスマホがなっている。観月からだ。


「ハイ」


俺が出るとすごい勢いで話し始める。話によると今、C国の人間がこの国に入っているとのこと。

C国の人?そりゃいるだろ??鎖国しているわけでもないし変な季節の変わり目には大量に旅行してくるじゃないですか?買い物もしてくれる。国内で消費もしてくれる。いいことばかりってこともないけど経済が動いていいことではないのですか??


どうやらそうではないらしい。旅人を狙って来ているんだとか。浅田さんの情報でこの街にも着ているらしい。探し出せるスキルの持ち主がいるのかもと言っているらしい。高村も持ってるもんね。


「じゃぁ私達のこともバレてるってこと?」


多分そうだろうね。というわけでここにいると家族を巻き込みかねない。

外に出て迎撃しよう。


「ミドラでいいじゃない?」


あぁなるほどね。すぐにあの空間に閉じ込めるか・・・。

ミドラにお願いして捕まえて空間に閉じ込める。そうして俺達もその空間へ。


「ここはどこだ!!?」


「お前らは何物??」


「・・・」


答えない3人の男女。


「俺はね、俺達や家族に危害を少しでも加える奴は必ずひどい目に合わせると決めている。その家族、親戚親類全て含めてね。」


俺が後ろを指さすと、そこには俺の前にいる男たちと女の血縁者らしいものがズラリと並ぶ。

じいさんばあさんから小さな乳飲み子まで。


「ななんだこれは??なんのつもりだ??」


男たちは狼狽しながらも今の状況を打破しようと考えているようだ。


「今は君たちの知っていることを教えてくれると嬉しいな。あぁ!そうだ!!今話題の人がどんな目にあったか見てからでもいいかな??」


俺がミドラに頼み、目の前にいる3人にあの時の状況を見せてもらう。

あの時とは無論、戸崎とその仲間たちのことだ。

それを見て3人は顔面蒼白になる。俺の顔を見てガクガク震えだす。俺のにこやかに笑う顔に水たまりを作っている女性。美人なら楽しいかもしれないがこの程度の顔だとね・・・。


「さて、これから俺の喜ぶことが言えた人は記憶を全て消して君たちの国に帰ってもらおうと思う。先着1名様だけだけど。それ以外は後ろのお知合い共々ミンチになってもらうからね。」


俺の一言で全員が話し始める。聞き取れない。うるさいので男2人には黙ってもらう。


そして女は話し始めた。



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