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願いで手に入れた伴侶が最強  作者: うぉすれや
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いちゃダメな奴がいる。

「・・・?」


あれ?俺、むこうの世界で寝たっけ??俺は頭を掻きながら考える・・・。

全然思い出せない。しかもまだ暗いんだよね。朝だよね?

スマホの時計を確認すると4時半だった。暗いはずだ。レイもやっちゃんも寝ている。

そういや、レイの寝ている姿ってあまり見ないなって、何でお前ここにいるの??


俺の横で寝るレイ、俺の横で寝るやっちゃん。俺の頭元で丸くなって寝ている女性・・・。

カミーラがいる!!なんで??こいつ魔物だよ??傍らにいろ!なんて話していないぞ?

おかしいというよりこれはヤバイ!!こいつの身分をどうするの?


頬をつついても起きそうにない。やっちゃんもレイも起きない。


「ミドラ??起きてる?」


超小声で呼んでみる。


「ん??メグミが呼べば答えるのがあ〜しの仕事だよ?」


「こいつどうしよう・・・。」


カミーラに指差して悩みを聞いてもらう。


「妹にすれば??」


もう要らないよ妹は・・・。第一、カミーラって名前の日本人いないだろ??しかも金髪だし!!


「妹は無理があるだろ??」


「じゃぁ、留学生にでもすれば??」


それはいい案だって俺もレイもそんな留学していないんだから無理があるだろ?

何とかしてこいつの身分を考えないと・・・。

浅田さん所に預けるか?護衛にとでもいって・・・。他人に押し付けて厄介払いみたいで嫌だな・・・。


うんうん悩んでいるとレイと目が合う・・・。ニコッと笑うレイ。俺も笑い返しはしたけど・・・

俺はレイに目をやりレイの頭元に指差す。レイの目が大きく見開いている。そりゃ驚くだろう。

何でこいついるの??ってね。


「カミーラここにいたら護衛の意味ないじゃない!!」


カミーラを揺すって起こそうとする。だが起きない。まだあの通路でもさまよっているんだろう。


「ん?おはよう・・・」


やっちゃんも起きる。起きてすぐカミーラに気づいてびっくりした顔をしている。


「「「どうしよ〜」」」


3人で声を揃えていってみる。だが解決しない。これはまずいぞ。レイも最初こんな感じだったのかな??

考えろ俺!!打開策を考えるんだ!!あぁぁ!!無理!!黒髪にして違う名前つけて妹でいいや!!


「妹はもう要りません!」


俺に断言するレイ。俺もいりません。そこは一致していますがなぁにも思いつかない!!

やっちゃんの妹にしよう!!


「うちもこんな奴要らないわよ。」


俺のいない間に何があった??こんなやつ呼ばわりしているし・・・。

何かあったの?と聞くと秘密と言われた。教えて欲しいんだけど、昨日の俺のことから・・・。

おれがやっちゃんにむこうの話を聞くと目が泳ぎまくっている。


「やっちゃん、やったね・・・。減点か・・・」


「ちょっと!!減点はないんじゃない??私が何をしたっていうのよ!!」


涙目で訴えているが目が泳いでいるね。何か隠しているでしょ?


「減点と妹どっちがいい??」


「グッ・・・減点・・・」


減点選ぶんだ!!そこまで嫌なんだ!!レイなら今すぐ妹にするって言っている。

レイは胸の前で腕をバツにして断っている。

カミーラはそこまで嫌か・・・。


「じゃぁ隠して教えてくれないし、減点100点。」


「ちょ〜〜〜〜〜!!そんなに??そんなにいっぱいいくの??待って!!まって!!いえばもう少し減る??減点減る??」


泣きながら俺の足元にしがみつくやっちゃん。


「どうしようかな〜??すぐ教えてくれなかったし、教えてくれなくてもレイに聞くしな〜」


俺は邪悪な笑い顔をしながら笑ってみる。


「やっちゃん可哀相だから私は言わない!」


友情を見せるレイちゃん。レイに抱きつくやっちゃん。


「あぁ〜そう?じゃぁ俺はミドラに聞くもんレイも減点15点」


「それぐらいいいもん!!」


と涙目で言う。


「ミドラ!!#$%&$##」


俺の口を塞ぐやっちゃん。全力で阻止しにかかっている。これで何しでかしたかなんとなく想像がついた。


「絶対願わせないからね!!絶対願わせないからね!!」


やっちゃんの目がヤバイ。涙目で俺の顔を見てブンブン横に首を振っている。何があっても知られたくないようだ。なら妹選べよ・・・。手を口から離して


「あ〜〜!!もうわかった!!減点はそのまま、知らなくていい!!なんとなくわかっから。」


俺に言葉に減点も何とかして〜〜!!と言うやっちゃん。それはワガママというもんだ。レイだって減点を甘んじて受けている。


「甘んじていないもん!!」


頬を膨らましている。可愛いから加点25点!!

飛び上がって喜ぶレイ。


「私も何とかして〜〜!!」


「妹欲しい人に加点100点」


レイが手を上げている。君の妹になると俺の妹にもなるんだけど・・・。


「じゃぁ、レイ、妹もう一人できる覚悟はありますか?」


一番覚悟しないといけないのはうちの両親だけどな。『お〜〜!!』と言っているのでミドラに頼むとしよう。


おっと!!その前にこいつに確認しておかねば・・・。

そう思って突くが全く起きない。なんで??


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