戦闘後のBBQ
レイは俺と自分に清掃魔法をかける。綺麗になった俺達。時間とともに回復する俺。
リジェネ系はあんまり持っている人がいないらしい。
レイが嬉しそうに俺に話をしてくれた。
「うわ!!ドラゴン皆殺し?凄いなこれは」
やっちゃんが鍵を使って降りてきたようだ。上の方もドラゴンの掃除が終わったらしい。
やっちゃんの後にジルと浅田、観月一行が付いて来る。
「なにこれ?あの時のドラゴン?こんなにでかかったっけ?」
高村の顔がひきつっている。仲間なんか目がキョロキョロして挙動不審になっている。ガタイの割に臆病だな。浅田は『これドラゴンか?山かと思ったぞ。』と言っている。俺も最初見た時は山だと思った。
ジルは俺の方を叩いて『おつかれさんです!』と声をかけてきた。ジルもドラゴン退治の助手をしっかり務めることが出来たとか。俺との実力差が開いたことを悔しがっていた。
志田がレイ様と二人っきりはずるいと言っていた。
「裸見たんだろ??いいじゃん。」
思い出して鼻を押さえていた。何で鼻血を出す?回復魔法自分でかけてる。さすが僧侶だ。
さて、修行が終わりました。皆でポイント割り振りタイムです。これ忘れると後で地獄見ますからね。
皆考えながら振るポイント。それとスキルポイントもしっかり振っといた。俺は圧倒的に強くなっていた。レイのおかげだ。まだまだやっちゃんにも程遠いけどね。
俺の見立てではやっちゃんは900前後。レイは1200くらいかな??と思っている。
俺とやっちゃんの差が450ほどレイで800くらい・・・まだまだ遠いな・・・。
さて、皆さん、どれほど強くなっていますか?
観月・・・レベル127
仲間・・・レベル116
高村・・・レベル122
志田・・・レベル138
浅田・・・レベル98
上がってるね!コレなら地球じゃこの人たち殺せる人なかなかいないよ!!
浅田に抑制の腕輪をつける観月。つけとかないといきなり殺人になりかねないレベルだもんね。
「なんだね?これは?」
観月が説明している。ドアノブをねじり切る前につけとくのは正解だと思う。
近くに転がっている山のようなドラゴンでBBQと行きますか!!
鱗を鉄板代わりにして魔法の火力を用いて焼き肉大会!!
俺もレイもやっちゃんもジルもすっごい勢いで食べる。うまいんだもん!!コレ!
観月一行は恐る恐る口をつける。美味しいと気づくとバクバク食べ始めるが仲間がぶっ倒れる。
それを見て観月が浅田が口にしようとするのを止める。
レイとやっちゃんは『あぁぁ〜』っていう顔をして解毒し始める。こいつにはまだ早かったか・・・。
解毒してふらふらの仲間たちには50階にいたドラゴンの肉を食わせる。美味しいようでバクバク食っていた。
「お風呂入りたい!!」
志田と高村が駄々をこね始める。風呂なんてないよここ。そう思っているとやっちゃんがドラゴンの革を床にぶっ刺して箱状のものを作り始める。魔法で水と熱湯を出して風呂桶が出来たところに貯め始めた。
凄いな・・・即席銭湯か?