証拠の根絶
拷問編最後です。
喚きに喚く戸崎をよそに俺は子供にハンマーを振り下ろす。
ミンチとなって死んでいった1人の子供。
「あぁぁぁ!!カズマ〜〜」
横に居るゴミの子が喚き始める。
「この責任はあんたにはない。そこに転がっているババァが俺の家族を襲ったその報復でこの子は死んだ。恨むならそこのババァを恨め。」
そう言うとそのゴミの子は自分の母親に罵声を浴びせ始めた。
ゴミの子はゴミだな。言葉が汚い。
「さて、どんどん行きますか?」
俺の声にババァが止めに入る。喜ぶことが言えないならどんどん進めるだけ。俺の怒りはこれでも晴れない。こいつのせいでやりたくもないごみ処理をさせられているのだ。
ドォォォォン!!
もう一人潰れる。もう肉片を飛び散らせて汚いとしか感じない。
横でうるさいゴミの子たちはおかしくなってしまった。まぁ正気を保てという方がおかしい。
目の前で子供が潰されて殺されていくのだ。
「あぁぁぁぁぁ」
涙を流して絶望の中に居る戸崎の子どもたち。
恨め、政治家にしてだけでなく裏で人を殺していた戸崎を恨め。
そうして子供をすべて殺し終えると俺を睨んでいるゴミの子がいた。
「あなたを許さない。死んでも許さない!!絶対呪ってやる。」
あっそ。俺は気にせずハンマーを振り下ろそうと思ったが一撃で殺すのももう面白くない。子供だから苦しみの無いようにそうしたがこいつらは親の所業を知っていた可能性もある。
「レイ、刀をくれ。」
その刀で腹を切りその場に放置した。
内蔵をこぼしながらのた打ち回るゴミの子どもたち。
「うぅぅぅぅぅぅ」
戸崎は涙を流して唇を噛みきっている。
大声で喚きながら苦しむ我が子を見てどう思う?俺は妹が傷ついた姿を見た時、心が壊れる音がした。この世には生かしておく必要がないゴミが存在することに気がついた。
だから黒幕には苦しみを与えている。
「じゃぁ、俺達はこの場からさりますか?」
俺がにこやかに2人に向かって言う。カミーラにも。
「まて!!まって、この子たちどうなるの?そのままなの??」
「ここで未来永劫苦しみ続ける。だって、この空間は時間の流れがないんだもん。俺が殺さない限り死ぬこともない世界だよ。俺がそれを作らせてお前たちを放置すると決めていたから。後数日もすると腹が減ってお前らは喰い合いを始めるはず。でも死ねない。食い、食われ、そして自分の犯した罪を悔い続けろ。」
「ちなみに、食いと悔いをかけているからね。もっと喜んでよ。」
にこやかに言う俺。絶望の顔をする戸崎。
俺は心の中で願う
『ミドラ、このゴミの子どもと孫を元に戻して元の世界に戻してくれ。ゴミの子供の今の苦しむ姿を永遠とこの戸崎に見せ続けてくれ。』
「さすが、やさしいよね、恵は。その願い叶えてやろう〜!!」
俺達はいつもの世界に降り立った。全く時間の経っていない放課後の学校。
「やっちゃん、レイ、気持ちの悪いものを見せてごめんね。戸崎以外はほぼ元に戻したから。アイツの汚職を観月さん経由で暴露して汚名を着て行方不明になってもらうよ。」
そういうと
「よかった。いかれちゃったのかと思った。やっぱり優しいね!!恵くんは。」
腕に飛びつくやっちゃん。
それを見てレイも反対側の腕に飛びつく。
「さて、長い一日だったな。家に帰ろう。」
俺達は家に帰るのだった。
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