黒幕への尋問。
政治家のババアが黒幕だったようだ。
この女は絶対に生かして帰さない。それは確定事項なんだ。
脚を失い肩に刀が刺さった状態でブルブル震える汚いババァがここに転がっている。
俺を睨んで罵声を浴びさせる気力もないようだ。
最初の威勢はどこにいった。
私にこんなことしてただでは済まないんだろ?
お金くれるのかな?
今、俺達3人は戸崎を取り囲んで座っている。俺の後ろでカミーラも座って指示を待っている。
「あんた、ちょっとメグミから離れなさいよ。」
レイがカミーラに言うがカミーラは聞かない。
「私はあなたの従魔ではありませ〜〜〜〜ん!」
レイは顔に青筋浮かべてカミーラを睨んでいる。
「ねぇ、あなたたち、私のところで働かない??こんな力があるなら凄いいい仕事ができるわよ!!収入もいっぱいよ!ねぇいい話でしょ??だから私を助けて!ねぇ??」
気持ち悪い猫なで声で俺に話しかけるババァがここにいる。
「俺はあんたに雇われなくてもすでに浅田さんと繋がっている。だからお前に何を言われてもお前を許すことはない。お前が今自分のためにできるのは俺の喜ぶことを言って痛い思いをしないで済むようにすることだ。」
俺は立ち上がるとトールハンマーを手にする。それで戸崎のなくなった脚より少し上を叩き潰す。
「ぎゃぁぁぁ〜〜!!」
絶叫が空間に響く。うるさいババぁだな。
口を縫い合わせるか?
「うるさいからさ、口を縫い合わせようと思うんだよ。誰か糸と針持っていない??」
そういったところでそんなもの誰も持っていないのだろう。やっぱり2人共首を横に振る。
「口を縫って声が出ないと喜ばすことも言えないわよ。大丈夫?恵くん」
やっちゃんは俺が怒りでおかしくなっていると思っているようだ。
俺はこいつの持っているすべての証拠をこの場に取り寄せるようにミドラに頼んだ。
バサバサいっぱい資料が出てくる。こいつがC国とつながっている証拠だな。秘密の金の流れからこいつの仲間。連絡先。そして俺達の事を調べた資料、そして・・・それを管理していたり関わったりした人たち全部。
そう、人までここにいるのだ。人の生活を壊しておいてのうのうとしているゴミども。
さて、震えているゴミどもに鉄槌を喰らわせて差し上げましょう。
「で、俺にあんたは喜びそうなこと言える?これだけの証拠がここに転がっているよ。電子的な情報も全てここにある。これさえなくなれば俺達との関係はなくなるね。あんたが消えても俺に辿りつけない。さぁ、俺を喜ばせて。」
ひぃぃぃぃぃとしか言わない戸崎。喚く周りの証拠の人々。
こいつらも同罪だから消えてもらおう。
カミーラに指示をすると証拠の人々がどんどん食われていった。証人はもうこの世にいなくなる。
溶けながら死ぬ激痛は俺も一度味わっている。アレはすぐ死ねればいいけどそうでない場合数秒が永遠のように感じる。もう地獄中の地獄だな。
全員消えていなくなったところで次は戸崎の出番である。
「なにか言うことは?あ!!そうだ!!あんたの子どもたちも始末しないとね!!」
その一言で我に返って喚き始める。
「何で??関係ないじゃない!!私の子供達は何も知らないのよ!!」
「俺の妹も何も知らない・・・」
俺の一言を聞いて一度言葉を止めるがまだ喚く。
「おかしいでしょ??あなたの妹には何もなかったんでしょ??だからいいじゃない!!何でそんなことしなくてはいけないの??私の子供は何も知らないのよ!!私の仕事のことも、なんにも!!」
喚き散らしているが関係ない。子どもたちをこの場に呼ぶ。3人の男女。そしてその子供たち。
「ちょっと!!孫まで??何でよ!!関係ないじゃない!」
うるさいババぁだな、ほんと!!
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