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願いで手に入れた伴侶が最強  作者: うぉすれや
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拷問尋問

人を傷つける描写があります。ご注意を。

放課後・・・俺達は広い何もない空間にいる。

ここはミドラに頼み出してもらった空間。外の世界は時間が静止している。

目の前には箱型の大型車両が停まっている。

中にはグルグル巻の男たちが呻きながらイモイモしている。


「ねぇ、こいつらどうするの?」


やっちゃんのストレートな気持ちだろう。

レイは男たちを見て形相が変わる。美久を本当の妹のように可愛がるレイにとってこいつらへの気持ちは俺と変わらないものだろう。


「情報を引き出して始末すればいいのよ。幸いここには私の何でも斬れる刀が数本転がっているんだから。」


数秒ごとにカランカラン落ちてくるレイの刀。やっちゃんは手にとってみようとするが動かない。


「これ、この前恵くんが使ってたやつでしょ?何で動かないの?」


俺がやっちゃんに説明して納得する。レイに許可を得て動かせるようになる。

レイは1本刀を手に取り近くでイモイモしていた男を刺す。どう見ても致命傷であろうところにさした。

それを何度もやって標本の虫のような姿になる。その標本のような姿を見た男たちはブルブル震え始めた。


「さて、誰から話してもらおうかな?」


俺がどれにしようかなと指で指しながら選んでいると、レイが一人ずつ口の周りに巻かれたロープを切って話ができるようにしていく。


「うぁああああ!!なんだ〜〜〜!!」

「ぎゃ〜〜!いつの間に〜!!」

「ここはどこだ!!なんなんだ!」

「やめやめやめて・・・」


いろいろそれぞれが何かを叫び始めてイライラする。

標本となった男だけ非常に静かで好感が持てる。あ!話せないんだ。


「お前らは何で俺の妹を襲った?答えるつもりがないなら別にいいよ。ほら!」


俺は後ろを指すとそこには俺のまったく知らない人々が並んでいる。同じくグルグルまきになって。

顔は見えるけどね・・・。


「!!?おまえたち?」


男たちは気づいた。それが自分の家族であることを。ここにはこいつらの家族と思われる血縁者がズラリと並んでいる。総勢100人ほど。血縁者まで広げると結構いるね。


「何のつもりだ!!どうするつもりだ。」


男に一人が冷静に話をしてくる。大したもんだ。これだけの状況で混乱せずに話ができるんだから。きっとこいつがこの中では大物なんだろう。


「こいつの血縁者の人〜?」


そう言うと一歩前に出る複数の人々。

レイがその前に立ち一人ずつ刀で腹を刺し始める。

だが、死にはしない。ただ苦しんでいるだけだ。


「や、やめろ!!そんなことしていいと思っているのか??絶対許さないからな!!」


大声で喚きながら言う男。


「俺は妹に手を出したお前らを許さない。」


俺の形相を見て男は震えながら黙る。


「やっちゃん、ごめんね。汚いものを見せて。大きめの叩き潰す武器ってない?ありったけの攻撃力があって俺にも扱えるもの・・・。」


やっちゃんがアイテム袋をゴソゴソやっている。

そしてトールハンマーと呼ばれる雷を帯びた大型のハンマーが地面に転がる。


「勇者なら扱えるはずよ。攻撃力は申し分ないわ。きっと人くらいなら1撃でミンチになるはずだから。」


俺が手に取るとハンマーから力が伝わってくる。

あぁ、これは凄いわ。ちょっと欲しいかも。


「な、な、何をするつもりだ・・・。」


「俺は無造作にグルグル巻きを1つ叩き潰す。それをどんどん続けていくから俺の喜びそうなことを話せ。」


何も考えずに近くにいた奴を1つ叩き潰した。


「あぁぁ!!!!!!!」


そうして少し間を開けてもう1つ潰す。

それを14度ほど繰り返して最後の1つに取り掛かろうとした時


「俺達は依頼を受けたんだ!!高収入の仕事だって!!」


俺のハンマーが最後の1つの頭の上数センチのところで止まる。


「で?」


男は震えながら答える


「何でも言うからやめてくれ。その子は俺の娘なんだ。」


俺はハンマーを脇に置きそれにもたれて話を聞く姿勢を見せる。


「変な男が来てあんたたちの写真を見せてきたんだ。こいつらを攫って来てくれって。報酬は今まで見たことない金額だった。だからあんたの妹を人質に連れだそうとしたんだ。妹を傷つけたことは謝る。だからもう止めてくれ・・・。」


嘘はないのか?わからない。本来なら面倒だから願いで自白させればよかったんだがそれでは俺の気がすまない。


「あんたはこのゴミどものリーダー?」


俺が聞くと頭を横に振る。あれ?違うんだ。

じゃぁ誰と聞くとレイが一人ずつ指を指し受け答えをしていた男が頷く。そうしてリーダーを見つけた。

こいつらしい。


そうしてその男の前に俺が歩いて行く。


「この男の血縁者〜?」


俺の言葉に反応して複数名が前に出てくる。

そのゴミの血縁者はガタガタ震えている。まぁ眼の前でミンチになる瞬間を見ればそうなるか。


「あんたがリーダー?で、話を聞くけど次はどんなワクワクイベントがいい?」


俺の笑顔を見て歯をガチガチ言わせている。こいつは小物だな。


「レイ、なんかいいイベントない?」


レイは口に人差し指を当てて考える。魔物に食わせてみては?とのこと。

そのアイデアを採用しよう。でもどうやって呼ぶの??




面白いとか、ここが気になるとか、疑問とかありましたらコメントしてください。


楽しめそうだと感じたらブックマークおねがいします。


とても励みになります。


ポイント増えていると元気でるので下のところから評価もお願いしたいです


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