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願いで手に入れた伴侶が最強  作者: うぉすれや
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ゴミの所業と神々の所業

サイドストーリー

シュフラ帝国の山脈にある坑道。


「さっさと働け!!ウジ虫共!」


怒鳴っている軍服。軍服を着た男はその辺にいる男たちを棒で叩きながら従わせている。

女は裸にされ鎖で繋がれて軍服の男の周りの世話をさせられている。

その男の周りを機関銃を持った男たちが大勢立っている。


魔物が坑道から現れると軍服の男は武器も持たないウジ虫と罵られていた男たちに殺すように命じる。

素手で勝てるような魔物ではない。

魔物は生きたままウジ虫と罵られている男たちを食いそれを見て軍服の男たちは笑っている。


「あなた〜〜〜!!」


鎖で繋がれた裸の女性が大きな声をあげて泣き崩れる。

軍服の男は耳を押さえ機関銃を持った男に目で合図する。


機関銃で蜂の巣にされる泣き崩れていた裸の女性。血を流して死んでいる女性を坑道の深い穴に向かって投げ捨てる。それを見て大笑いしている男たち。

この世界に無理侵入してきた男たちは今、帰りの亜空間の穴を開けるために至るところで地下深く穴を掘り装置を設置しようとしている。

大々的に装置を置くと必ず力の強い自称神々がやってきて邪魔をするのだ。

帝国内の民は皆殺されたとされているが実はそうではなかった。

坑道を掘るために奴隷として駆りだされた男たち。

美しい容姿の女性は性的な奴隷として軍服の周りに置かれているのだ。

殺されたのは役に立たない老人や見た目の醜い女性、病気で働けそうにない人々。

子供はそう言う趣味の人間に売られた。


鬼の所業、悪魔の所業。人としての尊厳をこの世界の人々に持たないゴミの存在。

それがC国から来た軍人たちなのだ。


「は〜メンド!やっと見つけた。」


訳のわからない奴らが坑道に入ってきた。2人組の男なのか女なのかわからない見た目の者が軍服を見つめて言う。


「こんなところに隠れてたらなかなか見つけらんないよ。」


軍服がその2人に向けて銃を発砲する。

しかしそこにはその2人の姿はなかった。


「我らの子等に何をしている?ゴミよ。」


怒りの顔を見せて数人を一瞬で肉塊にしている。

いつの間にか後ろにいたのだ。機関銃では味方同士で殺しあうことになる。剣を持って戦おうとするがすぐに肉塊となる。


「はぁ。汚れた。」


軍服の男は腰を抜かして地面に座り込む。

あっという間に機関銃を持つ男たちは皆殺しになっていた。脳を撒き散らし、内蔵を壁に粘りつかせて。


「あああ、なななんだ!!お前たちは!!」


「おい、ゴミがゴミ語を話している。訳してくれるか??俺のために」


「俺がか?俺もわからないよ。だって、俺、ゴミ語習得していないもん。」


「だよな〜!!俺もしてない。話せば殺せなくなるかもしれないし。話せるとどうしても聞いちゃうもんな!」


和気藹々と話をする2人。軍服は


「これならわかるだろ!!何もんだ!!俺たちにこんなことしていいと思っているのか??」


「お!なんかさっきと違う言語で話し始めたぞ。ちょっとうるさいな。」


笑いながら軍服の脚を踏みつぶした。

悲鳴をあげる軍服。

鎖で繋がれた女性たちは震えて縮こまっている。

彼女たちはこの2人の言っていることが理解できている。軍服の言っていることはわからないが状況からなんとなく察している。この2人は味方なのか??それとも皆殺しを目的にここに来ているのか?

そこは全くわからない。この軍服の後に何をされるかわからない。だから震えているのだ。


「我らの子等が怯えているではないか。眠らせてやろう・・・睡眠魔法レムイム


周りが静かになる。女性が皆眠ったのだ。

それから散々軍服を少しずつ潰していく。悲鳴が坑道に響く。ここに意識あるものはいない。男たちは食われ女達は眠っている。そして男とも女ともつかない性別不明の2人は四肢のない軍服を見下ろして笑っているのだ。


「俺達もゴミを甚振る趣味はないんだがね。ここに残っている情報を読むとお前らはゴミ中のゴミだな。苦しんでから死なないと我らが子等に申し訳が立たん。」


汚れた靴を死んだ軍人の服で吹きながらわらう。

そしてそのまま坑道に四肢のない軍服を置き去りにして帰ろうとした。


「あ!!いいもの見っけた!!」


性別不明の者は虫を捕まえてきた。

先ほど男たちを食っていった魔物の幼生のようだ。それを軍服の傷口にグリグリ押し付けると幼生は体の中に潜っていった。中から食われて苦しむ軍服。悲鳴を上げながらいもいも動く。


「我らの子等にウジ虫と言っていたがこいつの方がいくらもウジっぽいな」


「おいおい、言葉わかってるじゃないか。」


笑いながら足で蹴って坑道の奥に転がす。

裸の女性たちを何かしらの力で持ち上げ移動させる。

そして何かをつぶやき坑道が光りだす。坑道の入り口に先ほど食われて死んでいった男たちが寝転がっている。


「はぁ、時空を司る神々に頼んでは見たが疲れるな〜。」


坑道もなくなり岩肌だけになった山脈。2人は全員を違う場所へ転移させる。

その場所は不明。そして目的も不明。


「また見つけたってよ。はぁ、面倒だよな。」


「どうでもいいからさ、汚れるのやめてよ。」


ブツブツ文句を言いながら2人はどこかへ歩いて行った。



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