個々のレベルに合わせて
平原で夕方に特訓・・・。周り暗くてよくわからない・・・。
「広範囲照明魔法!!」
やっちゃんの魔法で周りが明るくなる。これで少し安全だな。
「レベルどうする?5人で戦うならそこそこのレベルでもいけるでしょ?」
レイの暴発を防ぐために俺が操作しようと思ったら勝手にレベル入れて叩き始める。
「ちょっと!!」
俺の静止も聞かずに魔物召喚。
おぉ!!これ見覚えあるというよりこれならいちいちアイテム使わなくても良かったんじゃない?
マンドラゴラが1体登場。これなら安心だな。
と思ったら
「え??何でマンドラゴラ??こいつヤバいでしょ??レベル差関係なしにヤバいでしょ?」
あれ??ヤバいって。何がヤバいの??大声で奇声を発する。
レベルの低いものには生きた心地のしない奇声・・・。浅田が倒れる。
4人のうち3人が座り込んでいる。あれ??あんた達レベル上がっているだろ?
「もしかしたらステータスの上がるポイント低いのかも・・・。」
レベルの割に弱いってことだよね?観月以外屁垂れ込んでいる。
観月は自分に強化スキルを使ってどうにか立っているようだ。出てきた瞬間からそうするのとしないのとでは差が出るんだな。
マンドラゴラのムチのような根っこ攻撃に浅田を抱えて避ける観月。2人に当たり吹っ飛んでしまう。
レイがすぐに回復魔法、やっちゃんも急いで結界を貼り全員を守る。だがそれ以外手出しをしないのだ。
俺はムチのような根っこを切り落とし攻撃しやすくする。
浅田を地面におろして観月が殴りかかる。マンドラゴラは少し後退するがそれほど聞いているようには見えない。
こいつらレベル上がってるはずだよね?きっと80にはなっているはず。でもこの弱さ・・・。何で?
仕方なく俺がマンドラゴラの女体部分を切り捨てる。芋の部分が腐っていき戦闘終了。
「あなた達、レベル上がっているでしょ?何でそんなに弱いの??」
聞いて呆れてしまう・・・。ポイント割り振っていないらしい。レイもやっちゃんも呆れている。すぐさまポイント割り振りタイムを設ける。浅田もさっきの戦闘で少しレベルが上がったらしい。浅田は魔法剣士だそうだ。
確かに馬車で硬直しててそのままギルドに行って浅田のこと任せたからポイントいじる時間なかったね。呆れはするけどこっちにも非があるわ。ちょっと反省。
ポイントを割り振っている時に聞いたがそれぞれポイントの上がり具合は13〜16くらいだそうだ。人としてはちょっと高いかな?程度。俺も裏技使わなかったらそれくらいだったしね。
さて、もう一度始めますがレベルはもう少し低めでおねがいします。
『レベル48 イビルドール 3体』
これなら問題ないでしょ?見たことないけどこの魔物。
4人とおまけ1人で難なく倒す。浅田のレベルが上がる。
それを数回繰り返して・・・レベルそこそこになったよね。じゃぁもう特訓は明日にしよう。
そう言って湯三昧へ行くのであった。